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黒尾）はい！まずはオレンジ髪のおチビちゃん！名前は日向翔陽くんです！
凪月）…はぁ(なにこれ…)
まぁ、気になる人達でもない為右から左にほぼ流しております
黒尾）お姉さんもう少し興味持ってあげよ？
凪月）えぇ〜…私そーゆーの結構狭いから
そう言ってお水を取りに行こうとしたら顔色の悪そうな…えっと…菅原さんだっけ？が更に顔を色を悪くさせて口を抑えているのに気づいた
凪月）…はぁ、てんちょー！悪いけど水！
黒尾）水？
凪月）いいからどいて下さい、菅原さん体横にしてください
皆さんを一度退かし菅原さんの傍に行くとこっちに倒れ込んで来た
凪月）っと…
大地）菅原！
凪月）顔色が悪いっすね…朝からずっとこうでした？
大地）まぁ…練習も休むの多かったし
凪月）何で休ませなかったんすか…もうこっちに来たんだったら帰そうにも帰せないじゃないっすか
菅原さんをソファに寝かせ店長の代わりに先輩が水を持って来た
先輩）大丈夫？救急車呼ぶ？
凪月）大丈夫だと思います…
凪月）菅原さん飲めますか？お水っすよ
優しく聞くと私の服を掴んで苦しそうに呼吸をしているのに気づいた
研磨）凪月…どう？
凪月）息が吸いにくそうですね…大丈夫ですからね
優しく胸板を叩くとそれに合わせ呼吸を合わせてきた
凪月）上手です、ゆっくりですよ
ﾄﾝｯ…ﾄﾝｯ…と優しく胸板を叩くと少しずつ呼吸を取り戻した
凪月）もう大丈夫ですかね…何か病気持ちです？
大地）いや、そんなものは無いはずだが…
凪月）そうです？無いならないでいいんですけど…激辛麻婆なんて食べようとするから…
なんて言いながらしばらく呼吸を整えていると完全に呼吸を取り戻した
凪月）よーし終わり！
今は気を失っており呼吸は安定
正常に戻った
黒尾）さすがお嬢さん…
凪月）まぁこれでも病気持ちの母親の面倒みてきましたから、今は亡くなりましたけども…
そう言って菅原さんに軽く布を被せ私が座っていた椅子をしまった
凪月）のんびりしてください、時期に目を覚ましますから
そう言ってキッチンに引っ込んだ
この日は黒尾さん達はご飯を食べて直ぐに帰ってしまった
菅原さんも無事目を覚まして黒尾さん達と一緒に帰った
凪月）よーしお片付けお片付け
お皿を片付けてからもう少しあるバイトを頑張ろうとしたら何故か店長に「今日は人少ないし早めに上がっていいよ」と言われ何故か退店
凪月）(まぁ、もうちょっとでお店閉じるし…大丈夫か)
そう思い退店の手続きをしてから制服を着替え私服に着替えた
凪月）よいしょ…
着替え日傘を持って「お疲れ様でした〜」と言って店から出る
凪月）(明日は…休みか……)
そう思いながら呑気に歩いていると…【何時もの】違和感
その違和感とは…視線だ
凪月）(付きまとい…だよな)
その付きまといが始まったのは夏始まり…
バ先は冬服と夏服バージョンの制服があるのだが…夏服バージョンになったと同時にこのつきまといが始まった…
つまりは夏の初め
今は大体8月の半ば…
なんだかんだ2ヶ月？3ヶ月？近く続いている
凪月）(めんど…)
私服も夏になるにつれ露出が増えてくる…
誠に非常にめんどくさい…
ただの付き纏いはストーカー云々法には全く触れない
手紙もギリギリ…と、言う感じだ
ストーカー云々法に触れるのは…めちゃくちゃ簡単に言えば家に勝手に入って下着盗まれた！とか盗聴盗撮された！とかなら不法侵入や窃盗に当たる
が…付きまといは厳しいのである
今は警備を強化してもらいお巡りさんが多くいる方に歩いて行くとそそくさと逃げていく…
付きまといだけなので警察も動こうにも動けない状況である
つまりは…私と警察さんは非常に可哀想ということである！
凪月）はぁ〜…💢💢
いつも通り家から少し遠いが人が多い道を歩くといつも通りストーカーは居なくなった
凪月）(このまま走って家に帰ろ…)
そしていつも通り走ってマンションに向かって走ると…
少し人気が無い道に入ると横から手がヌっと現れ気づく前に腕を掴まれ横の細い道に連れ込まれた
ﾄﾞﾝｯ
壁に押し付けられ戸惑っていると目の前のよく分からない男は鼻息を荒くさせ「やっと触れた」となんか気持ち悪い発言をした
凪月）…はぁ……？
ぽかんとしてマヌケな声を出すと私の足と足の間に男の足が入り込んできた
凪月）……💢
なんか…普通にイラッと来たよね
なんかよくわからないけど普通になんか…イラッときたよね
凪月）きっもちわる…
男）え…
凪月）え、無理、ちゃんと気持ち悪い辞めて触んないで
そう言って私の顔の横にある男の腕の肉を爪で摘みギリギリとやると痛がって私から離れた
凪月）お前なんなん？きっしょい、無理！マジで無理！
凪月）毎日毎日毎日毎日…人が多い所歩きゃ逃げて！居ないところなら舐めまわすように見て来て！きっしょ！マジで無理！吐いていい？
凪月）つーか私の後ろ着いてきて何？何したいん？ちょー気持ち悪いんだけど、ゴキブリかて笑
凪月）警察は警備強化しか出来ないから諦めて警備強化だけお願いしたけども…お前ゴキブリかよ…
凪月）殺虫剤持ってきていい？顔面吹っ掛けていい？なんなら袋ん中に殺虫剤吹っかけてお前の顔袋ん中突っ込んでいい？お前きしょすぎ
おっと失礼？ついほん＿こいつのきしょさに私の口が勝手に…(つまりは本音なのね)
凪月）二度と私に近付くな！💢
一度火が着いてしまうとなかなか消えないので…これ以上言ったら…なんか、逆に相手を泣かせそう…というか泣きそうな顔してたんでやめました…
凪月）(私の悪い癖出ちゃった…はぁ〜)
怒りっぽいというか…まぁ、自分の身を完璧にというか…まぁ、完璧に近いように守ろうとしてしまう癖があるので…言葉を選ばなければ怒りっぽいかなぁ…
凪月）困った癖だ…
そう呟きながら自分の家に向かう
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