「あ!烏間さん!こんにちは!」
『こんにちは!』
山を登って来ていた烏間さんに茅野ちゃんが話しかけた
「こんにちは。明日から俺も教師として君らを手伝う。よろしく頼む」
『そーなんですね!』
「じゃあこれからは烏間先生だ!」
「ところで、やつはどこだ?」
「それがさ、殺せんせークラスの花壇荒らしちゃったんだけど、そのお詫びとして」
「おーい!棒と紐持ってきたぞー!」
『ハンディーキャップ暗殺大会を開催してます!』
木の枝にぶら下げられた殺せんせーは身動き取れないはずなのにみんなの攻撃をヌルヌルと避けていた
「そこだ!刺せ!」
「くそっ。こんな状態でヌルヌルかわしやがって!」
「ほら、お詫びのサービスですよ?こんな身動き出来ない先生はそう滅多にいませんよ?」
そう言う殺せんせーは顔の色を緑のシマシマに変えていた
「どう?渚」
「うん…完全に舐められてるよ
でも!殺せんせーの弱点からすると」
「ヌルフフフフ。無駄ですねぇ、E組の諸君。このハンデをものともしないスピードの差。君たちが私を殺すなんて夢のまたゆm」
バキッと殺せんせーが吊り下げられていた枝が折れた。そのまま倒れ込む殺せんせー
「「「今だ殺れー!!!」」」
「にゅやー!しまった!」
「…弱点メモ、役に立つかも笑」
「うん。どんどん書いてこう」
「ちょ、待って。な、縄と触手が絡まって…」
「『あ!』」
「ちっくしょ!抜けやがった!」
殺せんせーは縄から抜けた瞬間屋根の上に飛び乗った
「ここまでは来れないでしょう。基本性能が違うんですよ、バーカバーカ!」
大人とは思えないぐらい煽ってくる殺せんせー
そんな時木村くんが悔しそうに声を上げた
「ぬー…あともう少しだったのに」
息を整え終わった殺せんせーが言った
「明日出す宿題を2倍にします」
「「「『ちっせぇ!!』」」」
「でも、今まででいちばん惜しかったよね!」
「この調子なら殺すチャンス、必ず来るぜ!」
「やーん、殺せたら100億何に使お〜!」
中学生が「暗殺」とか言って、傍から見たら信じられない光景だろうな。けど殺せんせーが来てから少しずつ皆が明るくなってる気がする。
コメント
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今思ったけど、♡♡♡んせーが先生だったらいいのに