今日は初めての烏間先生の体育の授業。
暗殺に必要な基礎を教えてくれる。
「烏間先生、ちょっと怖いけどかっこいいよね〜!」
「ねー!ナイフ当てたらヨシヨシしてくれるのかなぁ?」
『さすがにしてくれなさそうだけどね笑笑』
「そうだよね〜残念っ」
陽菜乃ちゃんの残念そうな声を聞きながらみんなで校舎の方に戻ろうとしたが、みんな足を止めた
『業じゃん』
「業くん、帰ってきてたんだ」
「よー渚くん。久しぶり。」
「〇〇も久しぶり」
『うん、業。久しぶりだね』
何だか皆の視線が刺さる。業がにこにこしながらこっち見てるからかな。気の所為にしたい。気の所為にしよう。
「わ、あれが例の殺せんせー?すっげ、ほんとにタコみたいだ」
「赤羽業くん、ですね。今日から停学明けと聞いていましたが初日から遅刻はいけませんねぇ」
「あはは。生活リズム戻らなくて、笑下の名前で気安く呼んでよ、とりあえずよろしく先生」
「こちらこそ。楽しい1年にしていきましょう」
そう言って2人が握手をしたその瞬間、殺せんせーの触手が溶けた。
殺せんせーが動揺した隙を業は逃さずに対先生ナイフで攻撃しようとした。
『(すご。さすが業ってとこか)』
「へー。ほんとに早いしほんとに効くんだ対先生ナイフ。細かく切って貼っつけてみたんだけど、けどさぁ先生。こんな単純な“手”に引っかかるとか、しかもそんなとこまで飛び退くなんてビビりすぎじゃね?」
「「(初めてだ。殺せんせーにダメージを与えた人!)」」
「殺せないから“殺せんせー”って聞いてたけど。あっれぇ?先生ひょっとしてちょろい人?」
「渚、私E組来てから日が浅いから知らないんだけど、彼どんな人なの?」
「えっと、それは〇〇ちゃんに聞いた方がいいと思う」
「どんな人なのー?」
『えっとね、2年の時に続けざまに暴力沙汰起こして3年A組の生徒に怪我負わせて停学になったの。E組にはそんな素行不良の人も落とされるの』
「そうなんだ!」
『けど、今この場じゃ優等生かもしれない』
「、?どうゆうこと?」
「凶器とか騙し討ちなら、多分業くんが群を抜いてる」
「(逃げないでよ。殺せんせー。“殺される”ってどうゆう事か教えてやるよ)」
コメント
1件