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「つまり、君が中学生ってことに間違いないな」
「はい。私は中学生です。それより、なぜわかったのですか?」
「君が制服で病院に向かう所を田村が見つけてね。」
「ごめん。かすみちゃん…」
田村先生が謝った
「それよりなぜ君がスタッフに?」
「それは…」
「それは?」
「…言ったて信じてくれないと思います!」
かすみは少し強めに言った
「なぜ決めつける?」
「えっ?」
「もしかしたら信じてくれるかもしれないというのに。それに、決めつけるのはよくないとおもう。」
西村先生は、少し怒ったように言った
「まっまあ、今日はとりあえず帰りましょう。きっとかすみちゃんの家族も心配していると思うし…」
佐藤先生は、困ったようにいった
「えっ?でもおい?!」
外
「ごめんね」
「えっ?なぜ佐藤先生が謝るんですか?」
「だって、私がかすみちゃんに診断してって言ったんだから…」
「私は別にかまいません」
「えっ?ってどこにいくの?」
「私は帰ります。」
かすみは不機嫌だった
「えっ?ってちょっとー!」
佐藤先生が言った
家
「うん。明日こそは病院行かなくていいよね」
「うん、大丈夫。」
ブーッ(LINE)
[明日も病院来てちょうだい]
「嘘でしょう!えっ?」
ブーッ(LINE)
[あと、本当のことを話してみない?]
「はぁ?」
[はい。分かりました。あと、出きれば話します。]
次の日 中学校
「おはよう!かすみ」
「おはよう」
「今日こそはカフェ…」
「ごめん無理だから」
かすみは速攻断った
「えーーーーっ?!なんでよー」
「今日も勉強!」
「急にどうしちゃったの?勉強なんかし始めて、かすみらしくないよ」
「?!…私らしくなくたっていいでしょう!」
「えっ?」
「私らしくなくて何か問題あるわけ?」
かすみは怒ってしまった
「かすみ?急にどうした?大丈夫?熱でもあるんじゃない?」
「熱?熱は36.5。平熱だよ?!」
「そうとはかぎらないじゃん?」
「絶対そう。もう知らない?!」
「ちょっかすみ?!もうー、ただ思ったこと言っただけじゃん…」
「あれ?かすみさんは?」
「あー!花園さん。かすみなんか怒ってて…」
「そうですか…」
(かすみさんに、聞きたいことがあったんだけど…)
放課後 病院
「こんにちは」
「こんにちは」
西村先生が不機嫌そうに言った
「どうかしましたか?」
「どうもこうもないだろう。今、原因を突き止めている患者さんが子供なんだが、その子の性格が…」
「悪いんですか?」
「そうなんだ。ただ声をかけただけなのに
『はーぁー?』っていってくるんだぞ。」
西村先生が怒って言った
「あっ!いいこと考えた!」
佐藤先生がひらめいた顔をした
「えっ?その方法は?」
「かすみちゃんが話相手になればいいのよ」
「私がですか?」
「えぇ。病室に案内するわ。」
テクテク テクテク
「えっ?花園さん?!」
「あっ!かすみさん?!いたんですね。」
「はい。そうだ、花園さんも?!」
「えっ?」
病室
「失礼します。」
「誰?」
「あの、日南ちゃんちょっとお話があるの」
「あの、上野かすみです」
「はぁー?興味ないんだけど」
「あっすみません」
「まあ、他の人と比べればましか」
(えっ?ひど…)
「次は花園さん、話てみて」
「えっ?私もですか?」
テクテク
「こんにちは…」
「はぁーなに?」
「すみません」
「ん?」
(小説好きなのかな?)
「あの、小説好きなんですか?」
「えっ?まあ」
「その小説読みました!」
「えっ?あっこれか?」
「はい。主人公の家出から始まる物語ですよね。」
「うん。まあ」
「その後に、主人公の友達も家出をして、最後が感動するんです!」
「あの、まだ読み終わってない」
「あっすみません」
「名前なんて言うの?」
「花園 桜 っていいます。」
「へーぇ。珍しい名前。」
「そうですか?」
「うん。花園って聞いたことない。」
「ほぅ。」
次の日
「へぇーこの小説が好きなんですね。」
「あぁ。」
ガチャッ
「あっかすみさん!」
「こんちは」
「こんにちは…」
「かすみさんは、小説好きですか?」
「えぇ。まあ好きですよ。」
また次の日
「私は、この小説がおすすめだな。」
「へぇーそうなんですね。」
「それにしては、桜って怒らないんだな」
「えっ?」
「いくらいやなことを言われても、怒らないんたな。」
「私、人生で一回も怒ったことがないんですよ」
「えっ?ないのか?」
「はい。いくらいやなことでも、怒ったことないんです。」
「へぇー。一回ぐらい怒ったっていいんじゃない?それより、お父さんって何してるの?」
「私の父親は医者なんです。」
「医者?!すごい」
「だから、あまり父に会えなくて…」
「そうなんだな」
「はい。」
「実は私、多分1ヵ月ぐらいで死ぬんだ。」
「えっ?そんな…」
「だから、私がいなくなっても元気でね。」
「?!」
「あーぁ。私、小さい頃から病気でさ、ずっとまともに過ごせなかった。だから、医者になって、自分の病気をなおしてやるって思ってたんだけどな。」
「私、私医者になってみせます?!」
「はっ?」
「私、日南さんの分まで頑張ります!」
「えっ?ありがとな。約束だぞ。」
「はい。約束します!」
「あと、怒ることもね。」
「はい」
次の日
「えっ?日南ちゃん?!」
「?!」
かすみと桜が言った
実は、かすみと桜は、日南ちゃんが亡くなったといて急いで病院に来たのだ。
「そんな…日南ちゃん」
桜が絶望する
「まあ、仕方ないよ」
佐藤先生がはげます。
「そうだ。仕方ないんだ。僕たちがやれることはやった。」
「?!」
(えっ?何言ってるの?そんなこと言ったて、お医者さん、全然日南ちゃんに話しかけてないじゃんなんで…)
「…っ?!」
『怒ってもいいからね。』
ドスッ
「?!」
「ふっふざけんな…ふざけんなよ?!」
「?!」
一同驚く
「そんなこと言って、あんたたち一回も日南ちゃんと向きあおうとなんてしてないじゃない?!そうやって「しかたない」とか「できることはやった」とかいってんじゃないわよ?!」
「あー…っとー…」
「そうやって言って、患者さんと一番向き合っていたのは私とかすみさんだけじゃない。なっなんで…なんで罪のない心優しい人が死ななきゃいけないの?そんなの間違ってる?!」
「花園さん、花園さん、桜さん?!」
かすみが桜を止める
「そんなこと言って、かすみさんはどう思うのよ?」
(えっ?そんなこと言われても…あー私だってもう分からないわよ。桜ちゃんの見方をすると、大人が困るし、大人の見方をすると、桜ちゃんが困る。あーもうなんで、子供には大人の気持ちが分からないんだろう?そんなこと言ったら、私はどうして、子供に生まれ変わったん
だろう?毎年「もう一度子供の人生やりなおせますように」って願ってたからかな?あーもうあっ!生まれ変わった理由)
「かすみさん聞いているのですか?」
「あぁーはい」
夕方 公園
「あっ!勇気さん」
「おぉーかすみ」
「どうしたの?何か落ち着かない顔してるけど…」
「えっ?そうですか?」
「この曲聞くと落ち着くので聞いてみて。」
「はい」
音楽
病院
「西村先生大丈夫でしたか?」
佐藤先生が心配する
「あぁ大丈夫だ」
ガチャッ
「失礼します」
佐藤先生と西村先生がいった
ドスッ
「ふーぅ」
「えっ?西村先生大丈夫ですか?顔?!」
「あーっ別にたいしたことはない」
「うっうーっーうー日南ちゃんー?!」
泣きながら桜が日南からもらった手紙をよむ
カフェ
「あーあ。今日も一人かぁー。」
「明日こそかすみと…」
公園
「どう?少しは落ち着いた?」
「あの、勇気さん」
「ん?どうした?」
「もしかしたら、生まれ変わった理由分かったかもしれません」
「え?!」