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sypがciに乱暴しないといいなぁ
最初っからかわいいし癒しだし何よりciくん幼いっっ!!!🫶🏻知らぬ間に微笑んじゃうよーーー🫠✌🏻💕shpくんもいいな...好き🫶🏻🫶🏻🫶🏻
注意事項
・一話参照
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「ごすずん、」
「…ん"ぁ?」
夜中、キングベットで寝ていたknの部屋に、ciがちらり、と顔を見せた。
ぺしょ、と耳が垂れていてちょこちょことこちらにやってくる。
「なに…どしたん、」
knは布団を退けて、ciに手を伸ばした。
ciが手を握ると、引っ張って抱きしめる。
「…、ごすず、ん。」
「ん、怖い夢でも見たんか。」
ぽん、と撫でると小さく頷き、ぎゅううと抱き返された。
退けた布団を元に戻し、少し冷えた両手を温める。
まだ二足歩行ができないので、両手も冷たい地面に付けるから冷えてしまうのだ。
「…ぐすっ、ふ、ぅ"、」
「だいじょーぶ。」
「おばけ、くるかも…っ。」
「おばけなんてないさ〜、やろ?」
「いるもん、」
「ふは、じゃあお前のご主人様が守ったるよ。」
ぽんぽん、と頭を撫でる。
ciは顔をknの腹に埋めるように押し付けた。
ふわふわとした髪の毛が顎をくすぐる。
…まるで、昔のzmや、rbみたいだと、knは思った。
あの二人も夜中にknの部屋に来ては布団に潜り込んでくる。
zmは1度起きてしまうと、1人で寝れない。
rbは虎達のイビキが苦手で寝られない。
…今となっては可愛い話だ。
zmはまず、起きることが無くなった。
rbはイビキをかく側になった。
そう思えば、ciもきっと大丈夫。
なんて、思っているとつん、と腕を突かれた。
「…ごすずんっ、」
「今度はなんや??」
「し、しっこ…。」
「なんやてェッ!?!?!?」
knはciを抱っこして部屋を飛び出した。
階段の手すりに座って、シューッと滑り降りた。
それから、トイレに直行した。
「ほい!!危なかったな!!」
「はなれないで、」
いつまで経っても、ciはknの腕を掴んでいた。
「おばけでる、」
「でぇへん!!」
「んんぅぅぁ、でるのっ、!」
「ああもう、分かったわ!!」
knはciと共に大きめの個室に入った。
「俺ここにおるからなぁ。」
と言って後ろを見ておく。
ciのうへぇん、という泣き声を聞きながらつい、子供らしくて微笑んでしまった。
「ごすずん、だぁこ。」
「手ぇ洗えよ。」
「はあい。」
ciは子供用の椅子に登って水を手に当てた。
わっしゃわっしゃ、と石鹸を泡立てる。
「みてごすずん、とら!」
「しーっ、夜中やから静かに、な?」
「…!」
こくん!と頷く。
タオルで手を拭き、今度こそciはknに手を広げた。
「よしゃ、ご褒美やで。」
「ごほーびっ!!」
抱っこをして廊下に出る。
少し寒く、そして暗い。
ciはknの肩に顔を埋めて、震えていた。
これは夜の警備できないな、とknは苦笑しながら頭を撫でた。
なんてことをしながら、部屋に向かっていると、突然電気が着いた。
knはまだ明かりが着く時間ではないので、警戒しながら廊下を見渡す。
ciは明るくなったことで喜んでいた。
「ごすずんっ、もうあさなのっ?」
「しっ…、嫌な予感がする。」
ciはきょとん、と首を傾げてknから降りた。
ふんふん、と鼻を動かし歩いていく。
「ふんっふんっ…、ごすずんっ、おにくのにおいがするよ!」
「…、ッ!!!!ci、こっちや。」
紫色のマントがヒラッ、と遠くに見えた。
knはciを抱えて近くの個室に入り込む。
そこの押し入れへと隠れた。
「ごすずん?」
「しーっ。」
気配を消していると、扉の開く音がした。
奴が来たのだ。
「…っ、」
ガサガサッと物音がする。
明らかに漁っている。
knがきゅう、と体を丸めていると、ciが押し入れの戸を開けて出ていってしまった。
knは慌てて手を伸ばすが届かない。
だが、ここで顔を出したらまずい。
パニックになりながら、悶絶していると、扉が思い切り開いた。
「いたいっ、いたいいたいっ!!ちょ、誰や!!」
ヤツの声が響く。
紫色のマントが見えなくなった。
そして、ciも見えなくなった。
knはそっ、と押し入れから顔を出した。
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「ぐるるるっ!」
「ちょ、尻がちぎれてまう!!おい、この虎ぁ!!」
尻を思い切り噛んだciを、男はべしべしと叩いた。
それでもciは噛み続けた。
「ぐるるっ、ぐるるー!!」
「ズボン破けるー!!」
男が素早く一回転すると、ciはついていけずにその場に転けた。
転けた拍子に顎を床に打ち、ぷるぷると今にも泣きそうになっている。
そんな様子を見ていたたまれない気持ちになった男が硬直していると、後ろからガブリ!と噛み付かれた。
「…なっ!!!!」
「shpぃーッ!!!!」
「く、そがッ…!」
男、shpは窓から飛び降りて逃げ出した。
rbがふん!と鼻を鳴らす。
「ろぉろ…!」
「大丈夫かci。怖かったなぁ。」
rbは優しくciを抱きしめた。
へふっへふっ、と崩壊してしまったダムが涙を乱暴に流し続ける。
「ご主人知らんか。おらへんねん、」
「ごすずん、??そこ、」
ciが指差す部屋から、恐る恐るknが現れた。
knはciの姿を確認すると、嬉しそうに駆け寄ってきた。
「ciぉーッ!!!!よかった、無事かぁ!!!!」
「顎打ってますよご主人。」
「ほおか!!湿布でも貼るか?」
「いたいなくなった!」
にぱっ!と笑った拍子に舌がまた溢れ出てしまった。
knは満足そうに笑いながら、ciを抱き上げる。
rbはciをknに渡すと、ぶんぶんとしっぽを振りながら、shpが出ていった窓の外を眺めた。
「ごすずん、あのね、おなかすいたの。」
「あっ、そういえば朝ごはんまだやったな。よしゃ、行こか。rb、皆を呼んどいてくれるか。」
「はーい!!!」
──────────────
「ねえねえっ」
ciはカーペットに顔を乗せて、目の前に座っているemのしっぽを握りながら見上げる。
「きょうの、へんなひと、だぁれ?」
「あー…、マルサ、のこと?」
「まるさ??あのひと、まるさって、おなまえ?」
emのしっぽがぷんぷんと動くので、ciも手でぺしぺしと叩いてやる。
emは困ったようにうーん、と唸った。
唸っていると、tnがやってきてciを自身の膝に乗せた。
「アイツはshpやで。危険な人、ご主人と俺らの敵。」
「ちょっと…、言ってええの、それ。」
「ご主人からは何も言われてないしええやろ。」
ciは、その名を何度も何度も口に出してみながら、自身の腹に乗っているtnの腕に頬をすりすりと擦り付けた。
「アイツおもろい反応するよなー。俺、アイツと戦うん好きにゃ。」
いつの間にか隣にやってきたzmが、ごろん、と横になって笑った。
どうやら、zmとshpはよくバチバチに戦い合うらしい。
「せやなあ。でも気ぃつけや?ご主人を守らなあかんねんで。」
「わーっとるよ。」
zmは寝転がりながら、emのしっぽに噛み付くので、emは苦笑していた。
今も、ガジガジと噛まれている。
emは逃げようとするものの、しっぽを掴まれて動けないのだ。
ciはそんな様子を可笑しく思いながら、tnの手に顎を擦付けていた。
「おーい!!お前ら!!!庭で遊ぶぞ!!」
knが庭への扉を開く。
皆は一斉に飛び出して行った。
さっきまでemのしっぽに夢中だったzmも走り出した。
ciはtnの膝から降りて、カチャカチャと爪の音を響かせながら庭へと四足歩行で駆けていく。
その様子を微笑みながら、tnは歩いてciを追いかけた。
─────────────
「ci〜!!!!こっちや!!!!」
rbが大きく手を上げる。
ciは口にボールを咥えて駆け寄っていく。
そしたら今度は、zmが手を上げる。
ciはzmへと掛けていく。
…の繰り返しをしていた。
ciはへとへとになってしまい、地面に頭を突っ込んで倒れてしまった。
「あーあー…、お前ら遊びすぎやで。」
tnがciを抱き上げ、顔に着いた土を払う。
2人はケラケラと笑いながら近寄ってきた。
「ci、ずっと四足歩行やな。かわええもんや。」
rbはciの土で真っ黒な後ろ足をつんつん、と突く。
突く度に、ぷらんぷらんと揺れる後ろ足が可愛らしくて仕方ない。
「zmもrbも、昔は四足歩行やったやろ。」
「うん。でも、俺は実験のせいで後ろ足使いづらいからな。すぐに二足歩行覚えたわ。」
「俺はご主人の見てたらすぐできたにゃぁ。」
「まあでも急かさんといたって。ciも、ciのスピードがあるから。」
「「はーい。」」
「…。」
─────────────
「あ、ぼーる!!」
ころころ、と庭の奥へと転がるボール。
emもrbも、疲れきって取りに行く気力が無くなりその場に寝転がってしまっている。
zmは元気だが、何故か木登りを始めている。
tnはknと楽しそうにお話をしている。
ciは仕方なく、ボールを追いかけた。
knに飼われている虎には、屋敷の外へ出ては行けない、と強く躾をされている。
だが、やって来て間もないciは、それを知らないのだった。
屋敷の外へと転がったボールを追いかけて、そのまま外へと飛び出して行った。
そんなciを止めるものもいないまま。
ciはボールを咥えて、戻ろうとする。
「…!」
「くそ、どこから潜入するか…。」
見覚えのある紫色。
ええと、ええと。確かあいつは。
「しょぴっ!!!!!」
「…ッは!?!?」
shpは驚き、慌てて走り出す。
ciも負けじと走り出す。
捕まえたら、ご主人に褒められるのでは!
ciは嬉しそうに駆けていく。
「くそが!!!!」
「ぐるるッ…ぅ"つッ!!!??」
首にチクリ、と痛みが走りその場に倒れ込む。
なんだ?と確認する暇もなく身体が痺れていく。
shpは弓矢を下ろし、こちらに寄ってきた。
噛むぞ、と口を開くが布を入れられ虚しくも歯は布に抑えられた。
「…可哀想な実験体やな。」
ちがうよ。
ご主人は悪い人じゃないんだよ。
…。
ふわあ。
おやすみなさい、ごすずん。
ciは重くなっていく瞼の力を抜いた。
ほんと遅くてごめんなさい!!!!!!!
最近スランプに襲われてて、まじで何書いても、変な文にしかならなくて😭
これもおかしい部分あれば教えてください
あ続きますよ