テラーノベル
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しばらく沈黙。
ローレンは新しいタバコをくわえる。
葛葉がライターを構える。
カチッ。
小さな火。
ローレンが顔を寄せる。
距離が、ほんの数センチ。
タバコに火がつく。
赤く光る先端。
ローレンが煙を吸う。
そして、ゆっくり吐く。
今度は葛葉のすぐ横。
煙が二人の間を漂う。
葛葉が小さく言う。
「……ローレン」
『ん』
「さっきから」
「距離近い」
『嫌なら離れろ』
「……嫌とは言ってない」
ローレンは少しだけ目を細める。
『じゃあいいだろ』
葛葉は少し笑う。
「……なんかさ」
「今」
「キスできそうな距離」
ローレンの動きが止まる。
『……ばか』
「否定しないんだ」
『……黙れ』
でも、離れない。
むしろ少しだけ顔が近づく。
葛葉の視線がローレンの唇に落ちる。
ローレンは小さく息を吐く。
『……くっさん』
『ほんと』
『調子狂う』
「俺?」
『……そう』
夜の風が吹く。
ローレンが小さく呟く。
『……キス』
『してもいい?』
葛葉は少し驚いてから笑う。
「……聞くんだ」
『……一応』
「……いいよ」
ローレンは一瞬だけ目を閉じて、
そっと葛葉に顔を寄せた。
コメント
1件
えっ、ちょっと待って待ってマジでこの距離感やばすぎるんだけど!!😭💕 「嫌とは言ってない」からのキスの許可をちゃんと聞くローレン…静かな夜のベランダってだけでエモさ倍増じゃん…? 甘噛みさんの、無駄な台詞を削って空間と間だけで魅せる書き方が神すぎて、脳内で完全に映像として再生された…!続きどうなるの気になりすぎる〜!!🌸✨