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気になり様2人から fl 貰えてテンションあげ ~ ♪ って感じなんでこっち最初に投稿します 🤭💖
( flb してないのは秘密で 🤫🤫 )
圧倒的相棒
先程まで仕事していたパソコンを閉じて、ふぅと一息つく。
ころころ動く椅子を足で軽く操作してゆらゆらと揺れる
重たくなった瞼を閉じてしまわないように気をつけて休憩する
桃「………」
俺達の夢、東京ドームに3年に以内に立つ。
今俺達は結成して5年目まであともう3ヶ月。
あと1年と5ヶ月しかない、それなのに立てるかと聞かれたら絶対無理だ。
今のいれいすじゃ立てない、メンバーたちの気合は十分に伝わってきてる、めちゃくちゃ頑張ってくれてるのも知ってる。
それでも叶わないものはあるんだ。
桃「……ごめん………」
そうぽつりと1言呟いた時、いきなり肩になにかが触れるのを感じ取れた。
びっくりして後ろを振り向くと帰ったはずのIf、まろが居た。
青「なにに謝っとんの?」
桃「まろっ?! は、お前帰ったんじゃ……」
青「忘れもん〜♪」
軽く彼はそう呟く。
今何時だと思ってるんだ……でも、よくよく考えられば、今日の配信まろが担当だったんだっけ。
そりゃあ取りに来ようも、出来ないわけだな。
青「それより、なにに謝っとったの?」
青「…そんなにちっさい声やと届かんと思うんやけど……」
本当に不思議そうに問いかけてくる。
誰も居ない俺だけの会社で俺が1人で謝ってるもんな。
…本当にそうなるかわからない未来に対して先に謝るのは夢を諦めてしまったみたいで嫌だ。
桃「…まろは東京ドーム、立てると思う?」
青「…………だから謝っとったん?」
桃「っいや、そうじゃなくて……!!」
青「俺はいけると思うよ。」
真っ直ぐ、凛々とした瞳を俺に向けてくる。
その瞳にオレの心は大きく揺さぶられた気がした。
桃「…正直、無理なんじゃないかな…って、」
桃「正直、最近は伸び悩んでる。」
震える言葉、ジーンと熱くなる目頭。
ぽつりぽつり丁寧にゆっくりと言葉を振り絞る。
青「…せやなぁ、もし叶えられんかったとき、どうしたい?」
桃「え?…そりゃあ、まずリスナーさんに謝って…叶う夢を探す……とか?」
急な問いかけにびっくりしながら思ったことをゆっくり伝える
これには嘘偽りない、真っ白な回答だ
青「ほな俺も一緒に謝ったる。」
桃「…それは俺が1人でやるよ、お前ら5人はなんもわるないやん。」
手を左右に軽く振る。
まろはニッコリと笑ってみせる。
…何が面白いのかわからないまま、ジッと見つめている。
やがて、口を開きだす。
青「なーに言っとんの…」
青「俺達、永遠の相棒。やろ…?」
青「…どんなときも一緒や。」
end