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深澤side
最近康二の様子がおかしい
なんか 隠してるっていうか。
よく佐久間と目黒と話してるからきっとあいつらは知ってるんだろう。
深「康二」
向「んー?」
深「いつも佐久間と目黒と何話してんの」
向「 …え」
深「隠し事は無し だろ?」
向「 …そうやけど」
深「教えて。」
向「…」
深「康二!」
向「…みなのこと」
深「…〇〇?」
向「この間会ったんよ 〇〇に 、」
深「…何処で?」
向「…言えない」
深「なんでだよ…!」
なんで
なんで言えないんだよ
俺だってメンバーで最年長で
隠し事は無しってやってきたはずだろ
向「…ほんまにごめん」
深「…わかった」
結局
康二は何処で会ったのか教えてくれないまま
でも俺はどうしても気になって
康二の跡をつけて3人が話す話を聞いた
佐「康二 どうだった?」
向「追い払われておわりや 、」
目「キャバクラ…行ったの?」
向「外で待っとっただけや 、 」
佐「…〇〇は何て?」
向「会えない。会う資格ないって。」
目「そんなこと…」
キャバクラ? 〇〇が?
目「何処の店?」
向「✕✕ってとこ」
佐「わっかんねぇわ…」
✕✕?調べてみるか…
あ 、あった
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深澤side
来てしまった。
〇〇に会いたすぎて。
バレたら絶対康二にも佐久間にも目黒にもメンバーにだって怒られるだろう。
夜の街だから遅い時間じゃなきゃ会えないって思って24時とかに来たけど
賑わいすぎてる。
でも、ようやく
顔馴染みのあるやつが出てきた。
〇『…あんた』
深「…ごめん 来ちゃった」
〇『…あんたが来る場所じゃないんだって』
深「…会いたかったから 来たんだよ」
〇『…ありがとう でも帰って 、』
深「…〇〇」
〇『…なに 、』
深「LINE…交換してよ」
〇『無理だよ 、』
深「…なんでだよ」
〇『…なんでも 、』
深「…わかった。じゃあ毎日来る」
深「〇〇が交換してくれるまで 、来るから」
〇『分かったから 、もう来ないで?心配』
そう言って〇〇はLINEを交換してくれた
〇〇のスマホに新しく登録された
「深澤辰哉」の文字
そして俺は見逃さなかった
〇〇が俺の名前を見て僅かに微笑んだ所を
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コメント
3件
ほほえんだ!?