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こむぎ@多忙/たまに書いてる
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秋が文也と出会ったのは、秋が
バレエ団に入って三ヶ月後、文也が入って来た時だった。バレエのテクニックが優れており、ハンサムで長身の文也に、秋は敵わないと思った。秋が振りを覚えるのに苦戦していると、文也が親切に教えてくれた。秋は始め反発を覚えた。不器用な自分と比べて、なんでもスマートにこなす文也が妬ましかった。
ある日秋が一人でスタジオに残って練習していると、文也がやって来てコーヒーを差し出した。
「熱心だな。」
「ありがとう。」
秋はコーヒーを受け取った。
「俺、いつもお前を見てるの、気付いてた?」
文也が秋の目を見て言った。
「えっ?」
秋は文也が何を言っているのがわからなかった。
「だから、俺はいつもお前のこと見てるんだ。俺って、いつも一生懸命な奴を見ると、恋しちゃうんだ。」
文也が秋の目を見て真っ直ぐ見つめて言った。文也の髪が日の光に反射して、キラキラしていた。秋は心臓がドキドキして顔がカアッと赤くなり、
「何?いきなり。」
と言って次の言葉が出なかった。
「嘘じゃないよ。じゃあまた明日な。」
文也はそう言い残してスタジオを出て行った。