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#誰でも大歓迎
こむぎ@多忙/たまに書いてる
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秋は自分がゲイであることをダンサー仲間に隠していた。自分は滅多に人を好きになりはしない、むしろゲイであることを忘れて暮らしていた。生活のために夜はゲイバーでバイトしていたが、店長の人柄のお陰で、家庭的な小料理屋の店員のような働き方で、客からのお誘いもなかった。
文也が自分をゲイだと見抜いたのだとしたら、態度に出ていたのだろうか。秋は心配になった。けれども同時に切ない胸の痛みと、ワクワクした気分の高揚を抑えきれないでいた。文也が自分を好きだ。あのスマートでノーブルな文也が。いったいこんな平凡な自分のどこを好きになったのだろう。秋は明日が来るのが怖かった。
次の日のレッスンの帰り道、文也は秋を見付けて、声を掛けた。
「昨日俺が言ったこと、覚えてる?」
文也に言われて、秋は黙ってしまった。文也は苦笑して、
「意識させちゃったかな。」
と言った。秋は、
「いきなりあんなこと言われて、俺はまだ心の整理がついてない。でも俺は恋愛より踊りを大事にしたい。だから俺は・・・」
秋は再び黙ってしまった。
「今好きな人がいないんなら、好きになる可能性があるってことだろ。」
文也はそう言って笑顔で先を歩きながら、振り返ってバイバイをした。秋はもう文也のペースに巻き込まれていると感じた。
それ以来、二人は一緒に居ることが多くなった。それはあくまで友達という雰囲気で、ダンサー仲間に勘ぐられないように。