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6.文化祭の夜
「仁人、見つけた」『なんでここに』
人気のない校舎裏。
「ちょっと静かなとこ行きたくて」
『一人でいけ』
「やだ。お前とがいい」
距離が近い。
「なあ」
『なに』
「今だけさ」
『……?』
「手、繋いでもいい?」
心臓が跳ねる。
『……好きにしろ』
指先が触れて、絡まる。
「冷たいな」
『寒いだけ』
「ほんとにそれだけ?笑」
その一言で、全部崩れそうになる。
コメント
1件
え、この距離感……すごく好きです。「手、繋いでもいい?」って聞くほうも、『好きにしろ』って返すほうも、お互いの心臓の音が聞こえてきそうでした。最後の「ほんとにそれだけ?笑」で全部崩れそうになる——この一文に、今までの関係性と今夜の特別さが全部詰まってる気がします。文化祭の夜だからこその、日常がちょっとだけ滲む瞬間。続きがとても気になります🤍