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勇者「森の中…暗くて周りは見えにくいけど…もらったコンパスのおかげで迷わなさそうだ…」

ガサッ

勇者「ひっ!?…ってケン!?」

ケン「………」

勇者「ど、どうしたの?」

ケン「………………」

勇者「ね、ねぇケン…この前はごめんね…君に酷いこと言っちゃった…」

ケン「もう良いんだよ、そんな事より君に素敵な贈り物があるんだ…」

勇者「え…何くれるの?」

ケン「勇者君、雲が好きなんだよね?だったらさ…これで遊ぼうよ…!」

勇者「え?それってなに?」

ケン「これは…」

銀河「おい!!」

勇者「え?銀河?」

ケン「銀河離してよぉ…僕はこれから勇者君と遊ぶんだ!夜だけど今日は寝ないって決めたんだ!夜更かしするんだもん!やーーだーーー!!離してねーーーー!」

銀河「………あ!こらバタバタするなっ!…」

勇者「ど、どうしたの銀河、そんなに怖い顔して…」

銀河「いや、少し……いやだいぶ焦った…と言うか…あーいや、なんでもない…とにかく…このちっこいの貰ってくぞ、じゃあな」

勇者「あ、銀河まって!ケンが持ってきたやつ忘れてるよ!」

勇者「…………行っちゃった…」

勇者「…これって…すごいフワフワしてる…けど中の方は硬いな…白くてフワフワで…もしかしてこれって!!」

勇者「触れる雲!!」

銀河「あーー取り込み中悪いな…それは好きにしてくれ、いらないならそこに置いておけば良い」

勇者「あ!銀河!これ触れる雲だよね?僕これ探してたんだ!ケンがこれ持ってきてくれたんだ、ケンにねこの前触れる雲を探してるって相談してたから僕のために持ってきてくれたんだ…!」

銀河「あ、あぁ…そうか、そうだな…そんな事より、お前に言っておかないといけないことがある」

勇者「…?」

銀河「………お前はもう家帰れ」

勇者「…え?」

銀河「ここにいるのは危険だ、お前のために言う、家に帰るんだ今ならまだお前を助けられる」

勇者「で、でも…」

銀河「お前を殺したくて仕方がないと言ってる奴がいる、誰かは言えない…教えられないが…まぁ薄々気づいてるだろ」

勇者「…」

銀河「わからないか?鈍感なやつだな…時間が解決するとは思うが…しばらくすればあいつも落ち着くだろ…」

勇者「…ケンはどうしたの?」

銀河「ケンか、それなら寝かしつけたよ、あいつは毎回夜更かしするとか言ってるけどな、ベッドに入れればすぐに寝るんだ…あいつウトウトしてた時も勇者君と遊ぶんだーーとかって駄々こねてたんだぞ…?」

勇者「そっかーやっぱり少し遊んであげたかったな…」

銀河「お前はまったく…とにかく…やっぱり帰る気は無いのか?」

勇者「…うん、手紙を渡さないといけないし、触れる雲も手に入れたから」

銀河「………そうか、ならこうしよう…仕方ないから俺がお前を担いで行ってやるよ王国までで良いんだな?」

勇者「え!いいの!?」

銀河「ああ、何故かわからないが…どうしてもお前を見捨てられなくてな…」

勇者「ありがとう銀河!一緒に行こ!」

銀河「ああ、そうだな王国に行けば安全だ」

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