コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
みなさん你好、パオズです。今回は第8話です。ご覧いただく際は以下の事にご注意願います。
⚠️人名呼び
⚠️赤面描写あり
⚠️長い
⚠️一部モブ出演
アルフレッド(あぁあどうしようめっっちゃ服悩むんだぞ あああ…)
俺は今日の会議でアーサーと意味深な会話(?)をしてから超絶ミラクルウルトラスーパーverycute(もちろん普段もだぞ!)な上目遣いアーサーから映画のお誘いをもらった。それで、今はその映画での服装を考えている。なんてったって明日だからな。フランシスの野郎ショッピングモールの招待状の有効期限を明日にしやがった。でもな〜、ほんとにどんなコンセプトにしよう…クールに決めてイメージチェンジできるテーラードジャケットをメインに?あーそれとも可愛い弟!をアピールできるビビットパーカー?それとも清楚オシャレなきれいめシャツ?あーどうしよアーサーはどれが好みかな…あ、そうだ…
アルフレッド「本人に聞いてみよう…」
プルルルル プルルルル(着信音)
ガチャ(出る音)
アーサー「もしもし?どうした?」
アルフレッド「あ、あのさ…明日の…デート、のことなんだけど…」
アーサー「でっ!?//」
アルフレッド「あれ、ち、違うのかい…!?」
アーサー「あ、いや…実感なかったから…」
アルフレッド「そ、そうかい…」
アルフレッド「それより、明日の服装なんだけど…好みとかってある…?」
アーサー「好み…?」
アルフレッド「あの、かっこいい系とかかわいい系とかおしゃれ系とか…」
アーサー「えー…」
(しばらく沈黙が続く)
アルフレッド「あの、アーサ…」
アーサー「お前なら…どんな服装でも…好みっていうかなんていうか…その…///」
アルフレッド「え、あっ、ありがと……//」
なんかいいように避けられたけど……なんでもいいが一番困るんだよな〜〜〜!…しょうがない、あのおしゃれ番長に頼むか…
ガチャ(出る音)
フランシス「アル〜どしたのぉ〜?」
アルフレッド「気持ち悪い声で話しかけないでほしいんだぞ…」
フランシス「ひどい!んでなんの用よ〜、もしかして、アーサーとのこと!?(小声)」
アルフレッド「あー、そうなんだぞ ちょっと服装の事で悩んでて…」
フランシス「なるほどぉ〜、それなら世界のお兄さんにまっかせなさーい!」
フランシス「んで、服装の何に悩んでるわけ?」
アルフレッド「コンセプト」
フランシス「コンセプト…」
アルフレッド「アーサーの好みが分からないんだぞ」
フランシス「そっかぁ〜」
アルフレッド「それで本人に聞いたら『お前が着るならどんなのでも好き』って」
フランシス「そっか本人が…え本人に聞いちゃったの!?」
アルフレッド「だってその方がスピーディだろ?」
フランシス「いやまぁそうだけどさぁ…本人に聞いちゃダメでしょうよぉ…」
アルフレッド「え?」
フランシス「だって、デートは相手がどんな服装で来るかのドキドキ感までが込みなの!いわばサプラ〜イズってこと! 」
アルフレッド「ふ〜ん」
フランシス「何よその反応」
アルフレッド「いや別に」
フランシス「というか本人に聞くならせめて先に俺通してよ!」
アルフレッド「はいはい…」
フランシス「はぁ、何?俺はあなたたちのイチャイチャに巻き込まれるために電話かけられたわけ?」
アルフレッド「まぁそう不貞腐れないでくれよ フランシスは俺にどんな服装が似合うと思う?」
フランシス「んーそうだなぁ ちょっとビデオ通話にできる?」
アルフレッド「なんで?」
フランシス「顔見た方がイメージつくし」
アルフレッド「分かったんだぞ」
アルフレッド「はい」
フランシス(うわっ…顔良…)
フランシス「これはアーサーが言ってたこと何となくわかる気がするわ」
アルフレッド「え?」
フランシス「かっこいい系でもあってかわいい系でもある おまけに清潔感がある顔だしなぁ 顔のパーツすべてが整ってんだよ どんな服でも似合う気がする」
アルフレッド「そ、そんなに言われると照れちゃうんだぞ……//」
フランシス(ゔっかわいっっ)ギュンッ
フランシス「そうだなぁ、迷うなら全部入れちゃえば?」
アルフレッド「全部入れる…?」
フランシス「例えば、トップスはジャケットとシャツでかっこよく。ボトムスはきれいめのデニムで清潔感を出しつつ、靴は遊び心のあるスニーカーでかわいさを演出。とか」
アルフレッド「君天才かい!?」
フランシス「まぁね〜♡♡」
フランシス「色はさ、どうしてもスニーカーが目立つと思うから似たような色のバケットハットとか被って補えばいいと思うよ」
アルフレッド「ペアリングって事かい?」
フランシス「そそ!」
ガサゴソ…(探す音)
アルフレッド「えっと、淡いライトブルーのジャケットと無地のシャツ、彩度低めの紺色のデニムとコバルトブルーのスニーカーがあるんだぞ」
フランシス「お、いいねいいね」
アルフレッド「バケットハットは…黒いやつしかないや でもタキシード〇ムの缶バッジとアーサーからもらったロンドンブルートパーズ*のピンがあるんだぞ」
*ロンドンブルートパーズは、深く濃いブルーが特徴的なブルートパーズの一種です。その名の由来は、ロンドンの曇り空を思わせる落ち着いた色合いから来ていると言われています。
フランシス「へぇ、いいじゃ〜ん アーサーからいつもらったの?それ」
アルフレッド「5歳くらいの時なんだぞ」
フランシス「出会った時からかよ!!」
フランシス「そんなに大事に持ってたのか…」
アルフレッド「ま、まぁ…だって…」
フランシス「好きだったから」
アルフレッド「そう!それ!」
フランシス「へぇ〜ロンドンってこれまたロマンチックな…」
アルフレッド「多分、アーサーは俺の目の色を見てロンドンブルートパーズにしたんだと思う あとロンドンはイギリスの首都だしね」
フランシス「アーサーあいつ元ヤンのくせにセンスあるな…」
フランシス「でも大事なやつじゃないの?つけてって大丈夫?」
アルフレッド「うーん…まぁ、気をつければ大丈夫だと思うぞ」
フランシス(心配だなぁ…)
アルフレッド「はぁ…どうしよう…5時間早く来ちゃったんだぞ…」
フランシス「おい早くしろ!(小声)」
フェリシアーノ「ふぇ〜いくらなんでも早すぎるよ〜」
菊「はぁ、はぁ…まさかこんな早朝からいらっしゃるとは…」
フランシス「よほど楽しみだったんだろうな…」
菊「ですね…」
フランシス「だって聞いてよ!?俺デートの服装の事で頼りにされちゃった〜♡」
フェリシアーノ「えっ、そうなの!?」
菊「それkwsk!」
フランシス「昨日アルフレッドから電話がかかってきたのね?それで何事かと思ったら『アーサーの好みの服装がわかんない〜』って」
フランシス「んで、なんかあいつ俺に聞く前に本人に聞いちゃったらしいのよね?そしたらなんて言ったと思う?」
フェリシアーノ「え〜わかんない」
菊「う〜ん…『俺に聞かないでフランシスに聞けよ』とかでしょうか」
フランシス「ぶっぶー」
フランシス「正解は〜『お前が着るならどんな服装でも好み』だって〜♡きゃ〜♡」
フェリシアーノ「えぇ〜!」
菊「アーサーさん…!?」
フランシス「ね!だよね!『アーサーが…!?』って感じだよね!」
菊「やはり恋すると生物はおかしくなってしまうのですね…」
フランシス「んね〜」
フェリシアーノ「それにしてもアルフレッドのあの服装…さすが兄ちゃんグッジョブだよ!」
フランシス「でっしょぉ〜」
菊「清楚でいて、ところどころに配置された小物が引き立っていてカジュアルな雰囲気も出ている…アルフレッドさんらしい洗練されたコーデなのになぜか目新しさもあるとは…これは素晴らしいコーデを組まれましたねフランシスさん」
フランシス「でしょでしょ〜?」
フェリシアーノ「あれ…?」
菊「どうなされたのですか?」
フェリシアーノ「あれアーサーじゃない…?」
菊「嘘っ!?」
フランシス「ほんとだ!?」
アルフレッド(き、来た…!)
アルフレッド「あ、アーサー!Good morning」
アーサー「ん、Good morning」
アーサー「ごめんな、待ったか?」
アルフレッド「いや、3分前くらいについたばかりだから」
アーサー「そうか」
アルフレッド「じゃあ行こうか!」
アーサー「おう」
フランシス「あいつらあんな朝早くから何するつもり…?まだショッピングモール空いてないわよ…??」
菊「なにか計画でもあるのでしょうか…」
フェリシアーノ「まぁ、とりあえず様子見よ!」
アルフレッド(う……やばいアーサー可愛いんだぞ…)
アーサーは、抹茶色のニットベストにベージュのワイドパンツ、俺が履いているのと同じような形の緑のスニーカーを履いていた。君そういうふわふわした服着るのかっ……
※コーディネートby フランシス・ボヌフォワ
回想中のフランシス『きゃピっ☆(今世紀最大のマジストポーズ)』
アルフレッド(褒めたい…褒めたいけど…)
アーサー「あの…アルフレッド…?」
アルフレッド「あ、うん!どうしたんだい?」
アーサー「あの、その、お前の服…似合ってるぞ……//」
アルフレッド「あ、えっ、あ!?う、うん!あの、ありがとう…///」
アルフレッド(めちゃくちゃどもった……)
アーサー「フランシスに聞いたのか…?」
アルフレッド「うん、その…君に気に入ってほしかったから…//」
アーサー「へっ!?//」
アーサー「お、俺はお前がどんな服でも気に入るんだよばかぁ!//」
アルフレッド「えっ!?//」
アルフレッド「あの…え…?」
アーサー(勝った…!)
アルフレッド(え、ほんとにどういう意味…?えそういう意味で受け取っていいってこと…?)
アーサー「ていうかそれ…」
アルフレッド「ん?あぁ、これ?」
アーサー「まだ持っててくれたんだな…もうとっくに捨てたのかと」
アルフレッド「捨てるわけないだろ!?」
アーサー「うわびっくりした 」
アルフレッド「大好きな君がくれたピンなんだから!」
アーサー「!?//」
アルフレッド「あっ…」
アルフレッド(やばっ…!)
アルフレッド「その…忘れてくれ…//」
アーサー「え、うん…」
アーサー「忘れられるわけないだろばか…(小声)」
アルフレッド「ん?今なにか…」
アーサー「ひ、独り言だばかぁ!」
アルフレッド「えなんで俺怒られたの…?」
フランシス「ぶっ…ふふww」
菊「…ww」
フェリシアーノ「ん、あはっ…ww」
フランシス「朝からなにイチャついてんだよあいつらww」
フェリシアーノ「本当にねww」
菊「あ、お2人が動きましたよ!」
フェリシアーノ「えっ…!?」
フランシス「あいつらが入ってくのは…コンビニ…?」
アーサー「腹減るだろうから色々買い出しておこう」
アルフレッド「あ、あぁ…」
フランシス「俺らも入るよ!」
フェリシアーノ「う、うん…!」
菊「変装はばっちり、バレないでしょう!」
3人「こそんぬこそんぬ…」
店員(……??)
アルフレッド(あの3人、バレてないとでも思ってるのかな…)
フランシス「今アルフレッドに睨まれた気がするんだけど…」
菊「大丈夫ですよ、きっと気のせい!」
フェリシアーノ「そうそう!」
アルフレッド「……」
フランシス「えっ…」
フェリシアーノ「ん?どうしたの…えっ!//」
菊「あら……///」
アルフレッド(ど、どうしよう…)
俺は夜のためのゴムを選んでいた。サイズどんなのがいいんだろ…当ててみればわかるのかな。
フランシス「え、当ててる…そんなに大きいのかな…w」
菊「アーサーさん、ご愁傷さまです…」
アルフレッド「…??」
いまいち違いがわからない。0.01でいいか。
フランシス「えっ嘘!?めっちゃ薄いの買ったよ!!」
菊「おや…」
フェリシアーノ「アーサーは何買ってるのかな?」
フランシス「うーん…え、なんかアルコールチョコと媚薬入りの酒みたいなの買ってる…」
アーサー「♪」
フランシス「ありゃ気づいて無さそうだな…」
フェリシアーノ「はは…」
菊「そろそろお会計でしょうか?」
アーサー「お前何買ったんだ?」
アルフレッド「え、いやいや別に?何も買ってないけど!」
アーサー「いやどー考えても何か入って…」
アルフレッド「あ、お、俺ジュース買い忘れた!持ってくる!」
アーサー「お、おう…」
ーそんなこんなで数時間後…
司会「続いては店長のお話です!」
店長「えーこのショッピングモールは3代目ですが…」
アルフレッド(話をつらつら聞くのは疲れるけどアーサーが隣にいるから悪くないんだぞ)
店長「このショッピングモール…実は言い伝えがあるんです。このショッピングモールは、元は結婚式場でした。なので、このショッピングモールのホテルで一夜を共にしたカップルは永遠に結ばれると言われています。」
アルフレッド「え”っ!?」
アーサー「へー」
店長「実は私も…」
スッ…(薬指を見せる)
ヒューヒュー!(歓声と野次)
アルフレッド「そ、そうなんだ…へー…」
アーサー「?」
フランシス「これはすごいこと聞いちゃったなぁ…」
フェリシアーノ「アルフレッドめっちゃ動揺してる…」
アルフレッド(え、ほんとなのか…?でもただの宣伝かもだし…しかも今日泊まる予定ないしなぁ…)
アーサー「なぁ…」
アルフレッド「へっ!?あ、うん何?」
アーサー「そろそろ開くぞ 行こうぜ」
アルフレッド「あ、うん」
フランシス「いやぁいよいよか」
菊「あ、ここからが本番でしたね もう今までのでお腹いっぱいでしたけど…」
フェリシアーノ「何事もなく終わればいいけどね…」
以上です。今まで以上に長くなってしまい申し訳ありませんでした。グダグダしていましたが、最後まで根気強く読んでくださった方ありがとうございました。ではまた次回お会いしましょう。みなさん再见(ザイチェン)、パオズでした。