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#掃除
月城 蓮桜音
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saza
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水羽
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一週間後、2人の修行僧が、アルミサッシを担いで、えっちらおっちら奥の院にやって来た。「失礼します。金隠氏に言われてサッシの取り付けに来ました。」2人は寡黙に1時間位で、はめ込む木を削ったりして、直ぐに取付けた。阿漕は裏で炊いた湯で茶を入れ、山富士が持ってきた煎餅を茶菓子に持ってきた。「上手いもんねえ…あっと言う間に出来たわ。」「後から金隠氏に日当とサッシ代の請求書が行きますから宜しくお願いします。」一人の坊主が淡々と言った。
寒くなってきたせいか、阿漕はサッシの有り難身を感じた。ここの奥の院のお寺は中央に「寝釈迦」を祀ってある。東南アジアのもので前門跡のものだった。ちょっと自分でレイアウトし、小綺麗にして、床に布をひいた。(山富士さんに座布団を数枚頼もう。)寝釈迦の正面下に賽銭おきを設置した。「お気持ち」の為である。
この裏に6畳間の部屋があり、阿漕はここで暮らしていた。水を小川から汲み置き、洗い物様にする。火は金隠氏が電子コンロを持ってきたので、用が足りた。キューリ、ナス、トマト、みかん等の家庭菜園を始め、動物避けに周囲にネットを張った。
(結構何とかなったわ。低度文化生活。)
コメント
1件
え、めっちゃ良い話やん…!第123話、日常の積み重ねがじんわり沁みる回やったね。サッシの取り付けとか、寝釈迦のレイアウトとか、阿漕さんの「低度文化生活」への適応が丁寧に描かれてて、ほっこりしたわ。特に「後から金隠氏に日当とサッシ代の請求書が行きます」って修行僧の淡々とした口調、好きやわ。松の内とか季節の移ろいも感じさせてくれるし、こういう静かなエピソード、テラノベでは珍しいからこそ刺さるわ。次も楽しみにしてる!