テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ゆ59
11,787
さなめ
108
#赫
天国 ♭
4,296
「」せりふ ()こころ
桃 視点 .
なっちゃんとふたりだけの甘い檻に閉じこもっていた俺たちに、現実はあまりにも冷酷に、そして唐突に襲いかかってきた。
高校の卒業式を数週間後に控えた、ある日の夕方。
学校から屋敷へ帰ると、エントランスに、見慣れない高級な革靴と、黒いスーツを着た見知らぬ男たちが数人立っていた。
屋敷の空気が、肌を刺すように張り詰めている。
「……らん、戻ったか」
リビングの扉を開けた瞬間、冷え切った声が俺の鼓膜を叩いた。
そこに座っていたのは、海外にいるはずの俺の父親と母親だった。
数年ぶりに見る両親の顔には、我が子を迎える温かさなんて欠片もなくて、まるで見損なった出来損ないの道具を見るようだった。
「お、お父さん……お母さん。どうして急に……」
「お前の素行について、報告が入ってね。クラスの連中を遠ざけ、当主としての社交を一切放棄し、あろうことか……そこの野良犬に現を抜かしているそうじゃないか」
父親の冷たい視線が、俺の斜め後ろに立つなっちゃんへと向けられた。
その瞬間、後ろにいるなっちゃんの気配が、一瞬でピキリと凍りつくのが分かった。
金髪と赤の毛先が、怒りと殺意で小さく震えている。
でも、なっちゃんはすぐに完璧な「百瀬家の執事」の仮面を貼り付け、深く頭を下げた。
「お久しぶりでございます、旦那様、奥様。らんの身の回りのお世話と護衛を任されております、不知火でございます。らんの行動はすべて、私の行き届かぬ管理のせいで――」
「黙れ、奴隷風情が。お前に発言の許可は出していない」
母親が、虫ケラを見るような目でなっちゃんを一蹴した。
その言葉を聴いた瞬間、俺の胸の奥で、激しい怒りと恐怖が同時に爆発した。
なっちゃんを侮辱された。
俺の世界のすべてであるなっちゃんを、この人たちは平気で踏みにじるんだ。
俺はなっちゃんを庇うように、一歩前に出て両親を睨みつけた。
前髪が、俺の激しい感情と同調するように揺れる。
「なっちゃんを悪く言わないで……っ!俺がっ、俺がなっちゃんと一緒にいたいって言ったの!」
「二人の言う通りのお見合いなんて、俺は絶対にしない!」
必死に叫ぶ俺を、父親はただ冷たく、鼻で笑った。
「生意気を言うな、らん。お前は百瀬家の血を繋ぐためだけの人形だ。意思など必要ない。」
「すでに卒業後の婚姻のスケジュールは確定している。お前は卒業と同時に、この屋敷を出て、名家の令嬢の元へ向かってもらう」
カラン、と頭の中で何かが崩れ落ちる音がした。
卒業と同時に、この屋敷を出る?
なっちゃんと引き離される?
視界が急激に真っ暗になり、足の力が抜けそうになる。
なっちゃんのいない世界なんて、俺にとっては死ぬよりも恐ろしい地獄だ。
「嫌だ……っ、そんなの絶対に嫌だっ!俺には、なっちゃんだけでいいんだもん……っ」
涙目で叫ぶ俺の後ろで、なっちゃんが静かに、本当に音もなく一歩前へと歩み出てきた。
なっちゃんの顔からは、さっきまでの執事の微笑みが完全に消え去っていた。
前髪の隙間から覗くその瞳は、どす黒い殺意に満ちあふれていて、狂気的な光を放っている。
「……らん、大丈夫だよ」
なっちゃんは俺にしか聞こえない、低くて掠れた甘いタメ口で囁いた。
なっちゃんの大きくて温かい手が、俺の肩を優しく、でも絶対に離さないという強さで包み込む。
「俺たちの邪魔をする奴らは、俺が全部『お片付け』してあげるって、約束したでしょ? らんは、俺の後ろで可愛いお顔して待っててね……」
なっちゃんの言葉の意味が、この瞬間に初めて、恐ろしいほどの現実味を持って俺の脳裏に突き刺さった。
なっちゃんの言うお片付けは、比喩なんかじゃない。
本当に、この人たちを消し去るということなんだ。
だけど、俺はそんななっちゃんの狂気に、恐怖なんて一切覚えなかった。
俺をそこまで激しく愛し、守ろうとしてくれるなっちゃんが、たまらなく愛おしくて、心から救われたような気持ちだった。
「うん……なっちゃん。おねがい、俺を助けて……」
俺はなっちゃんのシャツの袖をきゅっと掴み、おぞましい賛同の言葉を口にしていた。
これは、ふたりの楽園を壊そうとする両親への、冷徹な決別の瞬間だった。
【め】
episode . 16 end__
て ぇ て ぇ 。
ぼ っ ち 企 画 の 赫 桃 が え ぐ い 。
最 初 の 二 回 、赫 様 が 桃 様 選 ん で た ん や ば い 。
マ ジ で 見 て て 心 臓 爆 発 寸 前 だ っ た わ 。
桃 様 も ほ ぼ 毎 回 赫 様 と 迷 っ て た の て ぇ て ぇ 。
や っ ぱ 赫 桃 な ん で す よ ね !!!!!
て か 、配 信 が 楽 し み 過 ぎ て 、
心 が カ ー ニ バ ル 始 め て る の だ が 。
あ と 、ぜ ひ『 不知火 』の 意 味 は 調 べ て み て ほ し ~ で す ね ん 。
長 く な る の で 切 り ま し ょ か 、
そ れ で は ま た 次 回 !
ば い ち ゃ !!
コメント
11件
🌾失っ.ᐟ.ᐟ いやもう全然美味しいんだが.ᐣ.ᐣ 全然神なんだが.ᐣ.ᐣ 全然赫桃好きなんだが.ᐣ.ᐣ ひたすら神すぎて全米が泣く んで泣いて水蒸気になって降水量あがるわ(??????) ありがとう、ありがとう…、 赫様ついにやるんだな、ここで いやんもう好きだわぁ🫶 共依存ってなんでこんなにいいんだろう。 誰か研究してクレメンス。 次回も楽しみっ.ᐟ.ᐟ
いやぁ、まじ書くの上手いわ、 普通に人♡♡♡ちゃっていいんか?w こんなん、私に頭では考えられんは、 もー、まじ恋愛系も書けるようにしたい、 AIの感想をお届けしますおもろw
うわぁで~と帰りにこれは最高👍 甘々な時間を過ごした後にこれ 最高👍👍👍👍👍 てか赫ちゃん何するつもりなんだ.ᐟ.ᐣ もう最高です 続きが楽しみまする() てか、最高言い過ぎじゃね.ᐣ.ᐣ