テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
前回の続きです!果たしてどうなるのか!
どうぞ!
wkiさん視点
「は?」
俺は思わず声を出してしまった。すると、こちらに気づいた男子達が話しかけてきた。
「あれ?wkiとfjswじゃん!そんなとこでなにしてんの?」
「もしかして、俺たちの話聞いてた?」
「wkiとfjswは知ってるだろ?」
「なぁ、その話ってほんとの話なのか?」
そう聞いた俺の声は震えてた。
「まさかお前ら知らなかったの、?」
「お前、だからあんま口にするもんじゃないって言っただろ!」
「はぁ?知ってると思うじゃん!」
なにやら騒いでいるが、そんなのは今の俺の耳には入ってこない。
mtkが女装男子?
そんなの嘘じゃないのか?
こいつらのでまかせじゃないのか?
そう思い、目の前の男子の胸ぐらを掴んだ。
「なぁ?今の話ってほんとなのか?でまかせなんじゃないのか!」
怒りのまま吐き捨てるように問う。
「嘘じゃないって!ほんとだってば!」
男子たちが苦しそうに吐き捨てる。
ryoちゃんにも必死に止められた。
「wki!やめて!mtkはそんなこと望んでない!」
我に返って力を緩めた。
嘘じゃない、?
なんで言ってくれなかったんだろう?
そんなに俺たちって信用無いのか?
誰よりもそばにいたのに?
なんで気づけなかった?
そんなやるせない気持ちと悔しさが俺の頭の中を駆け巡る。
余計にいてもたってもいられなくなって、mtkの家へと走った_。
omrさんside
僕は別に女子になりたかった訳じゃない。
僕は小さい時から可愛いものが好きで、身につけたりしていた。可愛いものを見ると気分があがるし、頑張れた。中学生になるとメイクにも挑戦してみようと思い、休日はメイクをするようになった。髪もちょっと長めに伸ばした。
そんなとき周りから変な目で見られるようになった。学校では視線が痛かった。そんなとき、今まで仲良くしていた友達から
「お前、気持ち悪いよ?もう関わらないでくれない?」
と言われた。そして段々友達が減っていった。
なんで自分の好きを否定されなくちゃいけないんだろう?
なんで好きなことをしちゃいけないの?
多様性の時代なんでしょ?
自由なんでしょ?
毎日毎日ずっと考えてた。
僕だってみんなとなにも変わらないのに。
自分の好きを貫いているだけなのに。
僕はいじめられるようになった。
学校に行けば、机に落書きはされてるし、上靴は隠されてて、水をかけられたり、石を投げられたりすることもあった。
そして僕は行かなくなった。学校に行ったらいじめられる。そう思ったら家にいたほうがマシだった。親は普段通り接してくれたし、mtkの好きなようにすればいいよって言ってくれた。でも、流石に高校は行かないとって思ったから塾に入った。
ある日の帰り道のことだった。
その日は塾が22時まででいつもよりも帰りが遅くなってしまった。
いそいで帰っていたときだった。
知らない男の人に路地裏に連れていかれて、無理矢理ヤられた。
怖くて怖くて抵抗が出来なかった。
それもあって、またあんな目にはあいたくなくて家から出ることが少なくなった。
学校にも行けず、外に出ることも怖かった。
高校は頑張って努力して入ることが出来た。
中学のときの人達が行かない少し遠い高校を選び、1人暮らしをはじめた。
そして、女子だったら可愛いものが好きでも変じゃないと思ったのと、あの日無理矢理ヤられて汚れた自分から生まれ変わるために女装をするようになった。
そのおかげで友達もたくさん出来たし、充実してた。だけど、まさかwkiとryoちゃんから告白されるなんて思ってなかった。僕なんかが恋なんてしちゃいけない。汚れているから、きっとほんとの僕を知ったら幻滅されてしまうから。2人から幻滅されるのは嫌だから。そう思った。そんなときに自覚してしまった。
僕は
なんだって。
wkiさんとryokさんに対する恋心を自覚したomrさん。過去も明らかになりましたね!
次はどうなっていくのか!
お楽しみに!
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!