TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

さて、改めて自己紹介をしよう。俺は茶川いえ

通称いえもん。コードネーム:ウィオー

交渉担当 そして人間


…俺たちめめ村の村民には俺含み16人いる。

今いるメンバーは村長ことめめんともり。俺、みぞれ、レイラー、Sれいまり、ガンマス、メテヲ、茶子、菓子の9人だ。

着々と集まってきている。

ただ、問題は


仲良くなれるか不安だって言うこと…


いや、待て待て。よく考えて欲しい。仲良し集団の中にひとり、よくわからんやつが入ってきたらどうする?

なんも出来ないだろ!?話しかけないだろ!?俺みたいなやつは話しかけられるわけないじゃん…

なんでみんな仲良いんだよ…混ざれそうにない…



なんて思ってました。

この人たち陽キャすぎるわ


「いえもんさーん!!この薬飲んでくれない✨ 多分安全だよ!!」

「せめて安全を保証してください!?俺ただの人間ですよ!?」

「いや、いけるいける!」


メテヲさんは翡翠色の液体があるフラスコを俺に見せつけるように目の前でゆっくりと振る。美しいが、その見た目には騙されてはいけないのだ。あれは劇薬のようなものだ。

俺は1回違う薬を飲んだが、失敗していて猫耳が生えてめめ村のみんなにめっちゃくちゃバカにされた…

大爆笑だったからな…


てか、メテヲさんは身長が低かったはずだが、今は目線があっている。なんなら、俺よりも高いような…?

俺はフラスコから目を逸らし、メテヲさんの背後を見る。

そこには…美しい純白の白い羽が何枚にも重なり、彼が天使になったような、そんな錯覚に陥る。いや、しょうもないことにそれを使うな、とツッコム


「いや、目線を揃えるためだけにその力を使わないであげてくださいよ…天使が泣いてますよ?」

「大丈夫だよ!メテヲは実質天使だからね!」


ドヤ顔に誇ってくるメテヲさん。ただ、そのイタズラ心は天使だとは思えなかった。

なんてメテヲさんを眺めていたら、


「隙ありッ!!」


メテヲさんが思いっきり俺の口の中にフラスコの液体を入れてくる。

ングッ!?と自分でも情けないと思う声が漏れ、その液体を無理やり飲まされる。飲まないのは簡単だが、飲まなければ窒息してしまうので、背に腹は変えられない。


「プハァ…!!いきなり何するんですか!?」

「おかしいな〜…失敗か」

「なんの薬だったんですか!?」

「え?飲むと痺れを起こす薬だよ?動けないくらいのね☆」


ヒェッ……とんでもないものを飲ませられた。これがクトゥルフならSANチェックだったぞ…?なんて


「ほんとになんにもない?」

「特に変化は…」

「ふーん…失敗か…残念…また協力してね〜」


メテヲさんはそのままふわふわと飛びながら地下の実験室へと向かう。



ここは城の中。基本的に俺たちは城内で過ごすことになった。一人一人に部屋が割り当てられ、1部屋6畳程度の大きさの部屋だ。

さらに、キッチン、リビング、仮眠室、温泉のような風呂、トイレ、など基本的な部屋はもちろん。実験室、戦闘部屋、図書館、武器庫、金庫室、貨物室、等など、紹介しきれないほどに部屋がある。

これをそんな一瞬で作り上げたレイラーさんには頭が上がらない。


さて、さっき紹介していなかったが、今、めめ村のメンバーの1部とお茶会をしている。


メンバーはめめさん、俺、茶子さん、レイラーさん、ガンマスさんの5人だ。


めめさんは優雅に紅茶を飲んでいる。赤茶のような色合いに透き通った色。そこにめめさんの顔を映し出す。ほのかに良い香りがする。まだ湯気が出ており、出来たてであることがわかる。

俺は緑茶を飲んでいる。深緑と言っても相違がない程の色合いだ。我ながら上手く入れられたと思う。

茶子さんはめめさんと同じお茶を嗜んでいる。どこかのお姫様と言われても納得出来るほど、姿勢がよく飲んでおり、立ち振る舞いは美しかった。

レイラーさんは初めてお茶会に参加したため、とりあえずということで、めめさんと茶子さんと同じ紅茶を頼んだが、それはまだ一回も飲んでいなく、お茶菓子をおもに食べている。美味しそうにリスのように頬張っており、めめさんが美味しいですか?などと、簡単な受け答えをし、話していた。

ガンマスさんには以外というと申し訳ないが、戦闘服が和風だったため、和風な飲み物を飲むと思ったが、紅茶を飲んでいる。紅茶と言っても、3人とはまた違うお茶で、少し苦味があり、しかし、後味が良く、濃厚な味わいが特徴的なものだ。俺のお気に入りのひとつだ。


「やっぱりいえもんさんの淹れたお茶は美味しいですね」


そう、5人分のお茶を俺が淹れた。種類によって淹れ方に特徴があり、最大限美味しさを引き出す淹れ方にした。


「いえいえ、それよりもこのお茶の葉などを提供してくれた茶子さんのおかげです。良質なお茶の葉をありがとうございます」


このお茶の葉などを用意してくれたのは茶子さんだ。能力によって一瞬で作られたものでは無い。種を撒いて育て、一から作り方にもこだわったものだ。そのため、普通のものよりも数倍美味しい。


「師匠このお茶菓子もありがとうございます!!」


レイラーさんがクッキーを飲み込み、笑顔でめめさんにお礼を言う。


企画して、淹れたのは俺、葉を用意したのは茶子さん。そして、茶菓子を用意したのがめめさんだ。

そして、セッティングしたのはレイラーさん。ガンマスさんは暇だから来たらしい。


「でも良かったです。いえもんさんが村民達と仲良くなれて」


めめさんがお茶を1口飲み、微笑を浮かべながら話す。

俺は飲んでいたお茶を思わず、吹き出すところだったのを必死にとめ、飲んでから話す。


「俺、心配されてたんですか?」

「してますよ。ただでさえ癖が強い人達が多いのに、常識人が入ってもいいのかって」


常識人。人を殺してもなお、俺は常識人らしい。そんな自嘲を脳内で思い浮かべる。俺はとっくに狂っている。


「わたすは大丈夫だと思ってましたよ!いえもんさんは優しいですから!」


にぱっと効果音が出そうな笑みを浮かべる茶子さんは眩しかった。


「まあ、師匠が受け入れるなら、私も受け入れますけどね!!」

「まあ、別に…信頼できるならいいんじゃないんですかね?」


レイラーさんとガンマスさんがそれぞれ意見を言い合う。

どうやら俺は認められたらしい。


「それなら…改めてお願いします。皆さん」

「はい。」


お茶会はしばらくそのまま話を続けていた。







ここで切ります!なんか、お茶についての言及が多かったなと思ったので、いつもよりも少しだけ長めにしたので許してください!

小話

衣装は戦闘用と私服がもちろんあります。いつも和服着てたら違和感ありません???あ、戦闘服には一瞬でなれますよ!その時は煙とか魔法とかで変わってるってイメージです!



それでは!おつはる🌸!!

一明日を見るためにー

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

163

コメント

26

ユーザー

最後の最後でツッコミどころ入れてきたな…

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚