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#幽霊
凛道桜嵐 新
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#日常
がくじゅつてき・あかげ
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わーい
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本日バレンタイン。今年も千歳がチョコを用意してくれた。恒例の生チョコと、無印良品のオランジェットにシトロネット。
「いやー、ありがたいありがたい」
おやつ時、俺が手を合わせてそう言うと、千歳には笑われてしまった。
『お前、そんなチョロいんじゃ誰にもらってもうれしいんじゃないか?』
「そんなことはない、千歳がくれたからうれしい」
『ならいいけどさ』
生チョコを食べる。ココアの香りとほろ苦さ、練乳の甘み。あっという間に口のなかでとろけてしまった。
オランジェットも食べる。カカオとオレンジピールの苦み、これは大人の味だな。
シトロネットはレモンの香りが鮮烈で、オランジェットより爽やかだった。
千歳も同じものをおやつに食べている。
『生チョコうまいな、我ながらよくできてる』
「来年も、また作ってくれたらうれしい」
『おう、材料あれば簡単だし』
千歳は微笑んだ。
去年のバレンタインからの1年を思い出す。幸せだったけど、だいぶ波乱万丈だった。ていうか、千歳と出会ってからこの方、幸せだったけどだいぶ波乱万丈だった。閻魔大王様の頼み事もあるし、これから1年もいろいろ起こるんじゃないかな。
でも、千歳と一緒にいられるなら、俺はこれからも頑張れるよ。
コメント
1件
おお、第940話でバレンタイン閑話か…! ここまで積み重ねてきた日常の尊さが染みるわ。千歳が手作りチョコを用意してくれる恒例行事、その「ありがたい」って言葉ににじむ幸せ感がたまらん。「俺はこれからも頑張れるよ」って締めくくり、この1年の波乱万丈を思うと胸にくるね。こういうぬくもりが物語を支えてるんだなあ。来年も読めるのが楽しみだよ🔥