「さびしくないと言えば、嘘だけど」
その後、荷物を持った 美穂(みほ)さんと落ち合って、車へ移動した。
「どうぞ」
「あっ、ありがとうございます」
助手席のドアをあけると、彼女は本当にいいのかな、といったふうにおずおずとシートに座った。
俺も運転席について彼女を見れば、美穂さんは慌てて視線を落とした。
頬がほんのり色づき、緊張しているのはうかがえる。
でも、狭い場所にふたりになっても、イヤだという雰囲気は感じずにほっとした。
「行きましょうか」
助手席に意識が集まるからか、美穂さんがとなりにいると思うと、こんな時なのにすこしだけドキドキする。
そんな自分をいさめつつ、車を走らせていると、次第にとなりから伝わってくる雰囲気が重たくなった。
……きっと、さっきのことを思い出しているんだろう。
「美穂さん。さっきのことは本当に気にしないでくださいね。交流会にこられたこ***************************
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