「ちょっと欲張りに」
久世(くせ)さんはとても優しい目で私に話しかけてくれている。
驚いてまばたきもできずにいた私は、自分の顔がみるみるうちに熱くなるのがわかった。
(久世さんと遊びに行くって……)
そんなこと想像したこともなくて、考えるとますます体が熱くなる。
「やっぱり……難しいでしょうか」
「い、いえ、そうじゃなくて!難しいっていうより、いいのかなっていうか……。迷惑じゃないかなって思って……」
「あぁ、全然迷惑なんかじゃないです。僕がそうさせてもらいたいんですから」
久世さんは優しい声とまなざしで、大丈夫ですよ、と伝えてくれている。
(久世さん……)
気は引けるけど、でもまた会えるのはすごく嬉しい。
「じ、じゃあ、ご迷惑でないのならお願いします」
「よかった。そうですね……。次の日曜が休みなんですが、美穂(みほ)さんがよければ、その日はいかがですか?」
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