【アメリカ×日帝(腐)】
神カプを提供してくださった神様:一王国 さん
◤◢◤◢◤⚠️attention⚠️◢◤◢◤◢
・アメリカ攻め日帝受けなので地雷の方ブラバ推奨
・生まれつき語彙力が欠落してる雪だるま=私
・第二次世界大戦直後のお話なので、戦争を彷彿とさせる雰囲気が苦手な方はご自衛ください
・作者視点(?
冬の到来を告げるかのように、木枯らしが空虚に吹き荒れる1945年11月。
歪んだ柱、煤がこびりついて薄汚くなってしまったボロボロの畳、ヒビが入った壁…
その日本家屋は、”残党”という言葉を体現するかのようにみずぼらしく佇んでいた。そこに住んでいるのは、かつて”アジアの狂犬”という異名とともに恐れられていた大日本帝国である。
日帝は小さな茶碗を手に縁側で腰かけていたが、茶碗を持つその包帯だらけの華奢な手は、弱々しく微かに震えていた。
すると次の瞬間、その淋しい空気を切り裂くように明るい声が響く。
アメリカ「Hey, 日帝!俺だよ、やっと会えたぜ…!」
しかしその溌剌たる声は、途中でかすかに途切れて震えていた。
日帝の姿を目にした直後、アメリカの胸に鋭い痛みが走ったのである。包帯、痩せ細った肩――そして、ふさふさで愛らしかった猫耳と尻尾は、随分と毛並みが荒々しくなり薄汚れていた。
自分が引き起こした戦争の爪痕が、そこに残酷すぎるほど鮮明に刻まれている。
必死に笑顔を保っているアメリカだが、サングラスで隠れたコバルトブルーの瞳には、狼狽と動揺の色が滲み出ていた。
日帝はゆっくり顔を上げ、屍に憑かれたかの如く腐爛した瞳でアメリカを見据える。
日帝「……米帝か。お前が来るとはな。勝者が敗者を嘲りにでも来たのか?」
その言葉は冷たく鋭いがどこか力なく、ただ虚勢を張っているように聞こえた。
アメリカは袋を畳に下ろし、膝をついて日帝の前に座った。
アメ「違うよ、馬鹿にしに来たんじゃない。俺…お前がこんな状態で一人でいるなんて、見てられなくてさ」
その言葉に日帝の紅い目が一瞬揺れ、アメリカの手元に並べられたパンや薬に視線を落とした。
日帝「ッッ貴様が…私を気遣うだと?……笑いものだな。私をこうさせたのは他でもない、お前なのに…ッ」
その声は震え、怒りと悲しみが混じり合っていた。
アメリカは目を逸らして拳をぎゅっと握る。
アメ「…わかってる。俺が、俺たちのせいで…だから、せめて今は、お前を放っておけないんだ」
日帝とアメリカの間に数十秒間の重苦しい沈黙が流れ、それを嗤うように木枯らしが縁側をひゅうひゅうと吹き抜けていった。
日帝は唇を噛み、涙を堪えるようにぎゅっと瞼を閉じる。
アメリカはそっと手を伸ばし、日帝の震える指に触れそうになって――だが、途中で止めた。
アメ「頼むよ、日帝。俺に何かさせてくれ。償えるなら、なんでもするから」
その懇願するような声に日帝はそっと睫毛を伏せ、やがて小さく頷いた。
日帝「……勝手にするがいい。私にはもう、拒む力もない」
その言葉に秘められた諦めと微かな信頼が、アメリカの心をより一層虚しく、そして切なく締め付けた。
それから2ヶ月が過ぎた1946年1月の夜。
深々と降り積もる雪を月光が物寂しく照らすなか、アメリカの家の暖炉には小さな火が灯っていた。
日帝は毛布にくるまって膝を抱えながらソファに座っている。傷跡が残る頬に炎の光が揺れ、虚ろな瞳が窓外の雪の白さを映していた。
日帝の家は、戦争の影響を受けて壁も畳も随分と薄っぺらくなってしまったため、冬季の日帝の体調を慮ったアメリカが「真冬の間だけでもいいから」と説得し、日帝はアメリカの家で過ごすことになったのだ。
するとそこに、薪を抱えて息を切らせたアメリカがドタドタと駆け寄ってきた。
「日帝!寒いだろ、ほら、もっと火を強くするから!」
アメリカは薪をくべ、火かき棒片手に汗だくで暖炉をかき回す。
火が勢いを増して部屋に温もりが広がった瞬間、日帝の肩がわずかに緩んだ。アメリカはそばに座り、缶の容器に入った温かいスープを差し出す。
アメ「飲めよ。お前、ちゃんと食わないと…もっと弱っちゃうだろ」
その声には心配と焦りが滲み、目を合わせられないままスープを押し付けた。
日帝はスープを受け取り、冷えた指で缶を握る。温かさが掌に染み、喉を通るたびに胸が熱くなった。
日帝「……米帝。お前はなぜここまでする?私を憐れむのが、そんなに楽しいか?」
掠れた声に自嘲が混じる。だが、アメリカは首を振って、日帝の目を真っ直ぐ見つめた。
アメ「憐れむ?…違うよ。俺はッ…お前がこうなったの、俺のせいだって…思うたび、、胸が締め付けられて息ができなくなるんだ。‥‥…お前が笑わなくなったのもッ、全部、俺の――」
―――――と、そこで言葉が詰まった。
アメリカの唇から小さく嗚咽が漏れるとともに、そのコバルトブルーの瞳がだんだんと潤んで涙液が落ちていく。
初めてアメリカの瞳に映る苦しみを見て、日帝は驚いたように息を呑んだ。
日帝「……お前がそんな顔をするとはな…。私を傷つけたお前が、、、なぜ、泣いて、ッ‥‥なんで……」
皮肉を言うつもりで発した声だったが、それすら途中で震えて日帝の紅い瞳にも涙が滲む。
アメリカは堪えきれず、日帝の肩にそっと手を置いた。
アメ「泣きたくねえよ…。でも、お前が少しでも元気になってくれなきゃ、俺…俺、ずっとこの気持ちを引きずるんだ…」
その言葉に日帝の心が揺れた。冷たい指がアメリカの手を握り返し、かすかに力を込めた。
日帝「……全く…愚かな男だ。お前がそばにいるなら、私も少しも生きようと思える。それでいいか?」
その囁きに、アメリカは目を丸くし、眼のふちから零れた涙を頬に滲ませながら笑った。
アメ「いいよ…それでいい。それ以上…ッ、それ以上のものなんか、いらない、‥‥」
暖炉の火がパチパチと静かに音を立てて燃える中、二人はソファの上でそっと寄り添い、初めて互いの温もりを感じた。
コメント
20件
やっぱり日本 家とロシア帝国おせるわ(◠‿・)—☆
ハッハッハッハッッ!!日本家受け的なの地雷だったんですが見て良かった!ここまでの純度100%のアメ日帝は想定していなかった!!うあぁぁアメさんが純粋なのめっちゃ解釈一致です…!!アアアまじでこういうカプを待ち望みにしておりました!もぅなんか感情の表現の仕方とかを風とかで表すの最高すぎます( ;∀;) エ…いつの間にか長文に…
うわぁぁぁぁぁぁ!!!語彙力も凄くて、絵も上手いとか淡もち様神ですか!?アメ日帝…私大好物なんですよ!!あと、リクエストしてもいいんですか?