窓を打つ雨音は、先ほどから弱まる気配はない。
「急に降り出したくせに、全然止まねえな」
リビングの窓から外を眺めていた古地ルチオは呟いた。
ピンクの髪はツンツンと立ち、ピアスやらシルバーアクセやらをじゃらじゃらつけたパンクなファッションに身を包んでいる。
ソファに座っていた城島ロメは、ルチオの後姿をしみじみと眺めた。
「(相変わらず、見た目だけなら完全にバンドマンだよね……口開くとヤンキーだし、ホント職業とキャラクターがかけ離れてる人だなあ……)」
「ホントに出かけなくていいのか?」
振り返ったルチオに、ロメは慌てて首を振った。
「は、はい。すごい雨ですし……ルチオさん、一ヶ月*************************
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