「――雨やから、うちに来ぇへんかって言ってん」
居間に移動したザックは、普段の自信あふれる気障な言動はどこへやら、しょぼんと小さくなっていた。
「計画してたドライブデートがおじゃんになってしもて……それで、思い切って僕んちに誘ってみたら、意外にも軽くOKされてん」
「ああ、ハルちゃん前からザックさんのうち興味あるって言ってましたし」
頷いたロメの横で、不機嫌オーラ全開のルチオがザックを睨んだ。
「で、お前はハルちゃんを家に連れ込んで何したんだよ」
「したというかされたというか……」
「ああ?」
「――お茶、入れてきたよ」
「あ、ありがとう!」
ソファに座り、きょろきょろと部屋を見回していたハル*******************
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