テラーノベル
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___新しく作り上げられた世界にて。
ワンクッション引き継ぎ
⚠️過呼吸
「えぇ!?」
敦くんは相当驚いたのだろう。
声を張り上げて叫んだ。
顔を上げ敦くんを見る。
そこには見慣れた背景が。
「は、?」
見慣れた?私はこの状況は初めての筈だけど?
考えが落ち着く前に視界は黒くフラッシュバックした。
END1ーーーーーーーーーーーーー
「僕は、!今日よりもずっと失敗した太宰さんでも、!!!毎日失敗ばっかりな太宰さんでも、!」
「どんな太宰さんでも僕は傍にして欲しい、、!!!」
「ほん、と、に?」
「僕は何時だって本気で本当の事を伝えてます、!」
「あ、ありがと、ぅ、ポロ」
「!」
___仲間が大好きな世界線
END2ーーーーーーーーーーーーー
「もう1ヶ月ぐらい経つだろうか。」
「此処が現実じゃなかったら良かったのに。」
___現実逃避の末現実に戻れなくなった世界線
END3ーーーーーーーーーーーーー
「だ、太宰さん!?どうかしたんですか、!?」
「いや、なんでもないよ。、、ありがとね」
「え”ッあっ、はい!」
___光の水彩景色を上塗りした世界線
END4ーーーーーーーーーーーーー
「敦くん」
「はい?」
「居てくれてありがとう」
「はいッ!!」
___幻覚の末仲間が好きだと自覚した世界線
END5ーーーーーーーーーーーーー
「う、、ょ、?」
「だ、太宰さ、ん?」
___現実逃避の末事故による声の消失がある世界線
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「え?」
どれも私だ。紛れもない。
「ッ!」
私は気がはっきりした。
そうだ。
___思い出した。全ての『END』を。
此処は。ここは!
私の行動心理精神全てで出来た!
「『物語』、、ッ、、」
敦side
「『物語』、、ッ、、」
突然太宰さんはそう呟いた。
其の顔は驚きと希望と絶望で浅い表情さえも濁って隠す。
物語?小説とかにある物語の事だろうか?
太宰さんは此方に縋り付くように此方に来た。
「敦くん、ッ、、このまま何もせずに玄関の外で待ってて、!!」
余りにも必死だったから流されるままに僕は外で待つことにした。
音がない外はまるで別世界のようで、室内とは別の物語の様に感じた。
太宰side
落ち着け。ここには敦くんは居ない。考えろ。
『最高のEND』を迎える為に、!
第1に、敦くんを焦らしては行けない。
第2に、敦くんを理解させては行けない。
第3に、私は逃げ出しては行けない。
第4に、探偵社員に伝わっては行けない。
なら、敦くんをこのまま帰らす、?
そう、するしか、ない。
扉を開けると変わらない敦くんが居る。
「敦君、何も見なかったことにして戻ってくれるかい?」
「へ?」
「あ、探偵社の皆に言わないこと、それから、私は30分以内に行く事を伝えること。之は守ってね」
「わ、わかりました、?」
敦くんは渋々とした様子だったが納得してくれたみたいだ。
敦くんが言ったのを確認したら証拠隠滅にかかる。
嘔吐処理
薬品の空塵の処理
あれもこれも全部処理ばっかりだった。
もういっそ私も記憶も過去も仲間も全部処理してしまいたい。
そう思った。
一通り終わらせた私は探偵社へ向かう。
___まだまだ抜けない症状を隠しながら。
「おぉおはよござざざいます!」
「ごぉぉらぁぁ!遅刻にも程があるだろう!」
キーン
「ッ、、う、ごめんって笑怒りすぎると髪色が変わってしまうらしいよ?」
「なぬ、そうなのか!?」
「嘘だよ。笑」
「マンネンヒツバキッ」
「さて、会議もまとまったし、現場に向かう。各自準備物の確認を怠らないように。」
国木田くんは先程の会議で決まった作戦をまとめいつも通りに指示を出す。
大丈夫。2日やり通せばいい。
___2日もこの状態で?
否、私なら大丈夫だ。
大丈夫。
大丈夫。
大丈夫。
大丈夫。
「おい太宰。もう始まるぞ。」
「ッあ、うん」
嗚呼耐えられない之が2日だなんて。
そもそもなんで私がこんなに考えながら生き延びないも行けないの?
生きなくて、いいのに。
「ッい!だ、い!」
「太宰!もう動くぞ!」
「ッッ、」
あ、あ、思考がまとまらない。
何考えてた?
今何するんだ?
私って。
私は何故ここに?
「ぅ、あ”、ッはーッ、」
「太宰さん!?どうしたんです!?」
「い”や、ぁ、ちょ、ッと、、、ね、」
「へ、きッ。へーき、ッ」
途切れに途切れた言葉は体調不良を隠すまでも無く強調させた。
「おい敦行くぞ、、?ッて太宰!?」
国木田くんは荷物の確認が終わったのか、こちらに視線を戻したがそちらはそちらで思考がまとまらないみたいだ。
「い、やぁ、ッね、、ッは、ッはぁ〜、」
口での呼吸でさえ難しくなってきた。
どうしよう。迷惑かけたらまたBADEND行きだ。
「は、ぅう、ッ、ぁ”、、ッ」
少しずつ頭が痛くなる。視界が黒くなる。
人の顔が認知できなくなる。
「あ”、ッ、ぁあ、??」
あれ、ここ、どこだっけ、??
見慣れない依頼場所のせいで余計混乱する。
「太宰さんッ、、一旦療養テントまで行きましょうッ、!!」
2日間ぶっ通しで依頼をする為簡易テントが2つ3つ近くに置かれている。
内1つが療養所だ。
「いゃ、ぁ、ッはは、、」
とは言いつつも今の私が敦君の言葉を理解できるはずもないんだけどね。
「おい敦!敦の行動は後程だった筈だ!行動に出るまでに太宰をテントまで運べ!」
「はい!」
視界が宙に浮く。運ばれていたと気づいたのは、テントに入って2分以上経ったあとだった。
嗚呼、もうどうしよう。
「太宰、、アンタ今自分がどんな面してるか分かってるのかい?」
上から覗き込むようにして与謝野女医が声をかける。
「は、?いやぁ、?」
理解できるはずがない。
「あのねェ、、、体調が悪いなら最初っからそう言えばいいンだよ」
「でもッッ、」
「でもじゃない。そんな状態じゃあ理想の未来なんて作れやしないだろ。」
「、、、ッ、?乱歩さん、ですか、」
「嗚呼、、、BADENDだかなんだか知らないけど、意識するだけ変わるもんなンだよ」
「そんなもんですか。」
「そんなもンだ。未来なんて、一言で変わっちまう。例え其れが意図的なものであってもね」
与謝野女医は静かに笑う。見透かした、とまでは無い。唯、なんだか面白いものを見ている様子にも見えるのが何時もの女医らしさだ。
「じゃあ、、之は、、HappyENDですか」
「そうだねェ、、、アンタが居るのにBADな訳ないだろ」
「それは、、褒めてますか?」
「さあね」
女医は何処か危なっかしさがある笑みを浮かべた。私が安心するには十分過ぎる会話だった。
之が私が望まなかった世界だとしても、、
もう身を委ねてもいいかもしれない。
だって、もう皆知っているし。
BADになんて、私が許さないからね。
やっぱ皆には、
敵わないなぁ、、笑
END6,完結
いやぁッッ!
コメントの奴と元の私の案を組み合わせて作った物語出来たでよ!(?)
でももうそろそろネタ尽きてきたな(
とは言いつつまだある(
でも勉強でめっちゃ遅い(
まぁいいか
見てくれてありがとうございます!
また別のエンドで!
コメント
3件
えいいじゃんめちゃくちゃ、物語と理解してENDの為に抗う…最高じゃん