おまけssみたいな感じ
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テンは常日頃から思っていた。
そう
刺激が欲しいと。
そこでテンは思い立ったのだ。
「私、今日でここ抜ける!!!!!!」
「「「はぁぁぁぁぁぁ!?!?」」」
そこから行動に移すのは案外早く、テンはそそくさと手続きを済ませた後、1ヶ月も立たないうちに名残惜しまずむしろスッキリした様子でチームを抜けていった。
後に、アオはこう話している。
まるで嵐のようだった、と。
「てな訳だからニウねぇ、遊ぼー!!!!」
「ハイ???????????」
さも当たり前のようにニウの部屋へ登場したテンはニウが使っていたお菓子をつまみ食いした後遊ぼうよ〜とひたすらに声をかけていた。
「アオさんたちは?一緒にいっつもいるじゃん」
「私、あのチーム抜けた!!」
「へぇーそりゃまた大h…ってはぁぁ!?!?」
「なんかー刺激が欲しくなっちゃって☆」
「いや…うん、おお……」
テンの行動力は母親譲りであり、ニウも若干引き継いではいるが、テンは母親をコピーしたかのように引き継いでおり、毎度何かしらするたびに驚かされているのだった。
「しばらく気まずいからニウねぇ部屋貸して!」
「勝手に気まずくなってなさい!」
「え〜お願い♡」
「ぜっっっったいやだ」
「なんでよ!」
「部屋で何しでかすか分かんないからでしょうが!!!!」
「失礼な!何もしませんー」
「そう言って何回も爆破させたバカは何処のどいつだぁ?」
「もー!うるさいなぁ!!」
しばらく押し問答を続けていたが元より話すより戦う方が好きなテンはフラストレーションが爆発した。
それと同時になぜかブンのメガネも爆発した。
ついでと言わんばかりに部屋も爆発した。
「ほーら!言わんこっちゃ無い!!!!」
「気のせいだって!」
「何が気のせいじゃぼけぇ!!!」
再び始まった姉妹喧嘩は次第にエスカレートして行き、気づけば外で戦いながら喧嘩していた。
Meerのメンバーは外野から観戦していたがブンだけヤジを飛ばしていた。
「いけー」
「俺のメガネ弁償しろー!!!!!!!!」
「ニウさん頑張れー」
「俺のメガネーーー!!!!!!!」
「ちょ、ブンさんメガネメガネうるさい」
「ひどくね!?!?」
完全に被害者であるブン、メンバーからも冷たくあしらわれていた。
なぜいつにもましてブンの扱いが酷いのか。
それはごく簡単な話である。
半日前____
「暇だなぁ…」
テンの抜けたチームは完全に士気が下がっており活動に至るまでの気力が無かった。
「暇だしなんか誰かに呪いでもかけよっかな」
アオは唐突に思った。
「ん?アオちゃん何するの?」
「暇だから誰かに呪いかけてくる」
「おー行ってら( ^ω^ )ノシ」
呪いをかけるために歩いていると丁度よくメガネを爆破されたブンが歩いていた。
「あ、ブンさんちょっと来てよ」
「は?俺今忙s…ギャァァァァァ!?」
「来いよ」
「分かった、分かったから!!!」
こうしてブンを捕まえることに成功したアオは何も知らないブンに向かってその日一日不憫枠になる呪いをかけた。
「はい、ありがと」
「え???何した???」
「ん?何も」
「はい???」
無理あるだろみたいな目で見られながらもブンはどこかへ行った。
そして今である。
未だ続く姉妹の喧嘩にブンの呪い…
まさにカオスなこの日をMeerのメンバーはこう語った。
テーマパークで絶叫に乗りながらしりとりをする感覚に近かった、と。
そうして後日出来上がったのがカオスという3人組である。
「納得いかねぇ…」
ブンだけ不満そうにしていたがテンがメガネを爆破させて脅したことにより全員の意見が了承され正式な組になった。
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おわり。
「「「「「なにこれ」」」」」
コメント
1件
改めて設定とか読むとAMAって面白い