コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「何故を敵意を向けた」
と、聞いたところで応えない。捕獲から10分程経ったが、全く口を開かない。中々タチの悪い連中である。最悪マルバス先生に任せて拷問でもいいが…。そうなると合宿は中止。やむを得ないが、この穴をどう埋め合せるか…。しかし、こいつらの敵意はどこか変に感じた。何が、と言われたら何も言い返せないが、敵意とはまた違う何かが含まれているように感じる。違和感が拭えない、
「早くいわないと、もっと痛い目見るっすよ〜?」
「…お前。」
その瞬間、俺とルーシーは臨戦態勢をとった。こいつが此方を睨んだ瞬間、今までに感じたことの無いような、”憎悪”とでもいうのか、気味の悪い視線をルーシーに向けた。咄嗟にルーシーを守る体制になる。
「ってめぇ…。今の状況が分かってねぇのかゴラ!」
「おい落ち着け。」
すると、奴らはゆっくりと口を開いた。
「この女、厄災だ」
「紛れもない。厄災そのもの。」
「お前は、存在してはならない」
そのような戯言をブツブツと呟きながら、連中は徐々に距離を詰めてこようとする。何をしたいのか、何故敵意をルーシーに向けているのかは全く分からない。しかし、こいつらをこのまま野放しにしておくのは…
「先輩!危ない!」