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まなside
わたくしはマロッシュ国のまな。
人間扱いすらされず妹ばかりが可愛がられる日々が辛くなり、ついに檻を抜け出して家出してきた。
追っ手を振り払い必死で逃げてくると、たどり着いたのは美しい百合の咲く丘。
何も考えず崖っぷちに立ち前を見つめていると、同い年くらいの女の子が話しかけてきた。
彼女はエルマージュ国のるなというらしい。
彼女に誘いにのりベンチで話していると、とても話が合う子で悩みがスラスラと口から出てきた。
彼女は、ある日から暴君になってしまった父親から逃げここに迷い込んだそう。
わたくしと境遇がとても似ていて驚いた。
「この子と仲良くなりたいな」
そう直感で感じた私は、既にだんだんと彼女に惹かれていたのかもしれない。