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ツンデレなスマさんがいいのよ..
やっぱスマさんはツンデレよな…うん。
⚠️注意⚠️
最初はまだ幹部にスマイルは居ない設定です
Nakamu視点
時刻は午の刻手を擦り合わせながら城門をくぐる今日はみんな任務に出ていて今ここに居るのは俺だけ
ちょっと外に出てみようと思い、マフラーをして総統室から出てきた
いつもとは違うところに行ってみることにし、南門の方に来た
na「さっむ〜」
ブツブツと寒さにクレームをつけながら進んで行くと
??「クシュッ……うぅ……」
小さなくしゃみが聞こえた方に目を向けると、そこには同い年位の男の子がボロボロで凍えていた
半袖のシャツに七分丈のズボン誰がどう見ても季節外れの服装だ
na「ねぇ君、寒くないの?」
??「……!」
顔を上げたその子の顔は真っ赤な鼻に真っ赤な耳擦り合わせてる指先も一緒瞳の色は珍しくて綺麗な紫色だけど、寒さで充血してる絶対寒いって
na「なんでこんなとこに居るの?」
聞けば俯くその子、きっと言いたくなかったのだと思う
na「ごめんね!言いたくなかったら言わなくていいよ」
小さく頷かれる
na「でも寒そうだからなぁ…よし!これあげる!」
自分の首に巻いてあったマフラーを外してその子の首に巻く
??「……♪」
少し驚いてたけど気に入ったみたい
よかった
Broooock視点
br「さむいよぉー」
br「早く帰って暖炉で温まろ」
両手にハァっと息を吹きかけ街を進んで行くと、風に負けて熱の放たない太陽に照らされて座り込んでいる子を見つけた
br「ねぇねぇ君、どうしたの?」
??「……!」
br「お家は?寒そうだよ?」
??「……。」
あれっ…僕聞いちゃいけない事聞いちゃったかな?
br「まぁいいや!じゃあ僕のカーディガンあげるよ!」
その子の肩にカーディガンを羽織らせて頭を撫でる
br「じゃあね!」
その場を離れて向かいのお店のガラス越しにその子を見るとカーディガンの袖に手を通してた
お気に召したようで
そういえばあの子のしてたマフラーどっかで見た事ある気がするんだけど……どこだったかな……
シャークん視点
sha「ハクシュッ……寒っ」
任務が終わって、城に帰ってきた
sha「ん?」
??「クシュッ……」
同い年位の子が両手を蝿のように擦り合わせながら壁にもたれかかって座っているのを見つけた
sha「なぁお前家帰んないの?」
??「……。」
sha「もう夕方だぞ?夜はもっと冷えるから今のうちに帰った方が…」
充血した目が涙目になっているこれ訳ありパターン?
…とりあえず自分のレッグウォーマーを取ってそいつの冷えきった脚につけてやる
めっちゃ冷たかった。あれドライアイスかなんか?
そいつを見れば脚が細すぎて径が合わなかったようで両手で上の部分を抑えている
まぁ、気に入ってはくれたみたいでよかった
てかあのマフラーとカーディガン、どっかで見た事あるような……
きんとき視点
ちぎれそうな耳を両手で覆い温めながら道を進む
すると月明かりに照らされて凍えている子を見つけた
kn「ねぇ君、寒くないの?もう夜だよ?」
??「……!」
大体こう言うのは訳ありだろうから余計な事は聞かない方がいいよね…
足元で座っているその子をよく見ると、耳がりんごみたいに真っ赤っかだ
しばらくその子の隣に座っていると自分がニット帽を被っている事に気付いた
kn「そうだ、これあげる」
頭からニット帽を取ってその子に被せ、頭を撫でる
??「……♪」
その子は頭に違和感を感じたのか両手を頭の上に置いたするとずっと手で抑えていたのであろうレッグウォーマーがずり落ちてきた
??「……」
どうしたらいい?とでも言うようにこちらをじーっと見つめてくる
kn「そうだねぇ……あ!」
ウエストポーチをガサガサと漁り、輪ゴムを取り出す
kn「たまたま持ってたんだよね、はい、脚貸して」
落ちてくるレッグウォーマーを輪ゴムで留めてやる
kn「はい、出来た!じゃあ俺も帰んなきゃいけないから…じゃあな」
心配だったが余計なお節介をしてはいけないと思い、その場を去った
なんかあのマフラーとカーディガンとレッグウォーマー……どっかで見た事ある気がするんだけど…どこだったっけ……?
きりやん視点
kr「あ”〜なんで冬は寒いんだよ!」
kr「寒くても、ここまで冷やす必要無いだろ」
任務帰り、常識に文句を言いながら進んで行く
??「ハァァーー」
クソデカため息が聞こえたので振り返るなんだ今の。俺に対するため息か?と思っていたらそうでは無かったようで。顔の周りを白い息でいっぱいになるまで真っ赤な手に暖を取ろうと息を吹きかけてる子を見つけた
kr「なぁ、お前家帰んねぇの?もう20時だよ?寒いだろ」
??「……。」
黙りか…
kr「んーじゃあこれやるよ」
自分の手から手袋を外してその子の手につける大きすぎて指先の部分が結構余ったが寒さは凌げるだろう
帰ったらNakamuに相談するか…
kr「じゃあな!…あーまた来るかもしんないけど…」
とりあえずこの場を去るてかあのマフラーとカーディガンとレッグウォーマーとニット帽…どっかで見た気がする
〜食堂にて〜
kr「ただいま……」
WT-kr.sm「おかえり〜……」
kr「やけにテンション低いじゃんw」
kn「きりやんこそ」
na「みんななんかあったの?」
kn「俺は南門前の通路に寒いのに家に帰らないで座わっている子を見つけて…その子が心配って感じかな……」
WT-kn.sm「は?/え?」
kn「え?」
br「きんさんと一緒なんだけど…」
na「俺も…」
kr「お前らも?」
sha「は?お前も?」
br「あ!あのマフラーNakamuのか!」
sha.kn.kr「あ!あれお前らのか!」
na「まだあそこに居るの?俺が会ったの12時半頃だよ?」
sha「8時間以上この寒い中あそこに居るのか?」
kr「やばくね?それ」
kn.br「行こう!」
まさかの全員あの子に会っていたという事でダッシュでさっきの場所に向かう案の定その子は居て相変わらず寒そうに両腕を抱えている
na「ねぇ君!ずっとそこに居るけどお家は?」
br「帰らないの?」
??「……。」
kn「急にごめんね、君って呼ぶのもなんだからとりあえず名前教えてくれる?」
??「……スマイル……」
br「スマイルか、いい名前だね!」
kn「俺達スマイルが心配で来たんだけど、教えてくれないかな?スマイルのお家のその…事情?」
sm「知ってる」
WT-sm「ん?」
sm「知ってる。もう棄てられた事知ってる」
na「え?」
sm「お母さんに出かけてくるからここで待っててって言われたのがもう2ヶ月前。お父さんは4年前に死んだ」
めっちゃストレートに言うがこういう子は大体強がってめっちゃ悲しんでるタイプ
na「そっか、大変だね。辛かったでしょ?寒かったよね」
na「スマイルが嫌じゃなければ俺達と一緒に来ない?」
sm「え……?」
na「嫌……だったかな?」
sm「え、いや、そういうのじゃ無いんだけど…その…え?」
na「どうかした?」
sm「え、だって俺の立場からしたら総統様と幹部様に来いって言われてる状態だから……」
sha「確かに…w、俺達しれっとすごい事言ってんのか」
na「じゃあスマイル幹部になってよ!」
WT-na「は?」
na「だって人手は多い方がいいじゃん!」
br「そうだけど…w、スマイルなんか得意な事とかある?」
sm「得意な事……?……ハッキングぐらいしか…」
WT-sm「え?」
kn「待て待て待て待て、ハッキング?」
sm「うん…それで生活費稼いでたから……」
スマイルは隣にあったバッグからノートパソコンと大量のUSBやSDカードを取り出した
na「今一番必要な活動力なんだけど……」
br「え、逆にお願い、幹部になって!」
sm「別に…構わないが……」
na.br「やったぁ!!」
やはりはしゃぐのはいつもの二人
na.br「じゃあよろしくね!スマイル!!」
sm「おう……こちらこそ……」
sha「あん時のスマイルはまだ可愛い方だったな」
sm「慣れただけだろ」
kn「慣れすぎだろ」
kr「確かに敬語外していいも、くつろいでいいも言ったけど……なんかムカつくんだよな…」
na「なんかみんな 途中からいじり始めたもんな」
kr「反応面白いし、普段ムカつくから…」
sm「まぁ、助けてもらって感謝してるよ、ここが一番居心地いいもん。ありがと」
え…?
sm「みんな……?」
na「い、今!スマイル感謝してるって言ったぞ!」
sha「ありがとも言ってた……!」
kn「え?なになになに?デレ期?」
sm「はぁ?」
br「ちょっと耳赤いからやっぱそうなんじゃない?」
kr「スマイルにデレ期が来たぞー!」
たまたま通った一般兵もびっくりして立ち止まってるよw
sm「もうお前らにお礼言わない!!」
kr「拗ねたw」
br「今度はツンかぁ」
kn「ツンデレだなぁやっぱ」
sm「うるせぇ!黙ってろ!!」