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稀灯 夏成🩵🍸
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「ヒック…ケホッぃゃ…たすけ…カヒュッ…」
真夜中…魘される声に目が覚めた。
「ん…すち…?」
隣を見ると、魘されて汗だくになり過呼吸になって震えていた。
「すち」
何度も呼びながら、身体を揺らす。
「ケホッ…ハァ…ンッ…カヒュッカヒュー」
何度か呼びかけたあと、苦しそうにしながら目を覚ました。
「ら…ん…しゃケホッ…カヒュ…ハァ…」
「よしよし。しっかり息しような。」
そういいながら背中を撫でる。
「コクコク…」
しっかり呼吸を整えようとするけど、全然おさまらなかった。
上体を起こして、座らせる。
「俺に合わせて呼吸しような。」
「ケホッ…カヒュッカヒュー」
「スー…ハー…」
「ケホッ…スー…カヒュー…ハー…」
何度も、呼吸が落ち着くまで繰り返す。
「ん…ケホッ…ハァ…」
「落ち着いてきたな。これ飲めるか?」
ベッド横に置いてあったお水にストローをさして口元に運ぶ。
「ぅ…ゴク…ゴク…プハァ」
「もういいか?」
「はぃ…すみません…よなかにおこしてしまって…ポロポロ」
「そんなん気にしなくていいから。落ち着こうな。」
「ごめんなさい。」と謝り続ける背中をさすり、優しく抱きしめる。
しばらくすると落ち着いて呼吸も安定しだした。
「すち、少し身体離すぞ。」
汗だくになってるすちの身体を拭こうとくっつけて抱きしめていた身体を離そうとする。
「フルフル…いゃ…」
首を何回も振り、俺の服をギュッと握って離れようとしない。
「どうした?怖かったか?ナデナデ」
「コクコク…( •̥ ㅁ •̥ )らん…しゃ」
また、涙を流しながら服を握っていた手を俺の背中へと回しギュッと抱きついてきた。
「よしよし…大丈夫。怖くないよ。」
背中をさすりながら、何度もそう繰り返す。
少し経つとやっと落ち着いてきたのか、力がこもっていた手がゆっくりと離れ身体も離す。
「大丈夫か?」
そっと俯いていたすちの頬を両手で優しく包んで顔をあげさせて、目が合うようにする。
「ちょっと、ごめんね。」
そばにあったフェイスタオルで涙のあとを拭く。
「ん…ごめんなさい。」
「…もう、ごめんなさい禁止な」
「え…?」
「謝らなくていい。俺がしたくてやってることだし。すちが謝ることじゃない。わかった?」
「うん…コクコク」
こくこくと何度も頷きを繰り返す。
まだ、うるうると目に涙をためるすちの目尻辺りに軽くちゅっと口付けをする。
「ん…」
「もう大丈夫か?」
「( . .)“コク」
(汗やばいな…)
「すち、寒くない?」
「すこし…」
(朝また、シャワー浴びさせるか。)
「汗やばいから一旦拭くぞ」
「はい。」
タオルで服を少し捲りながら手だけを入れ背中を拭く。ある程度拭き終わって、すちと向き合う。
「まだ、夜中だけど寝れそうか?」
「フル(´ω`≡´ω`)フルこわくて…むり」
「だよな…」
「らんしゃ…ぎゅーした…ぃ」
「おいで。」
優しく抱きしめ片手で背中をさすりながら、もう片方の手で頭を撫でる。
(俺も、寝れそうにないし…すちも…寝れないよな…)
「すち…少し風にでもあたるか?」
「え…?」
「バルコニー出てみるか?」
「バルコニー?」
「あぁ」
すちを姫抱きに抱いて自室のバルコニーへとでる。
「ん…すずしい…」
「いい風吹いてるな」
「わぁ…きれい…」
目をキラキラと輝かせて空を見上げるすち。
「今日は、よく見えるな」
「わたし…はじめてみた…」
「…そっか。これから、沢山見れるからな」
「ほんと?」
「あぁ…一緒に見ような」
「うん!」
嬉しそうに笑うすちが無邪気で守りたくなった。
それから少し、2人で空を見上げていた。
「(´-ω-`)スゥー…」
腕の中で、落ち着いた呼吸を繰り返しさっきより安心した表情で寝息をたてるすち。
「おやすみ…チュッ」
額にキスを落とし、部屋に戻りベッドにまた入る。
「今度こそ…しっかり寝れるように…」
そう呟いて、ギュッと抱きしめ俺もゆっくりと目を瞑った。
次回♡×100です!
コメント
1件
え〜!😭💕もうね、最初から胸ぎゅうぎゅうよ…!「ヒック…」って声で目覚める蘭士さん、マジで優しすぎない?!落ち着くまで呼吸合わせて、お水ストローで飲ませて、怖がって離れないすちちゃんをギュッと抱きしめてなでなで…って担当編集かよ!😭✨ バルコニーで「一緒に見ような」って約束したとこ、キュン通り越して涙出たわ…。最後の額チューで大爆発。次回♡×100ってホント?!待ちきれん!🌸