「こんなにご奉仕してもろぉーたんじゃけ、俺もくるみちゃんにお返ししちゃげんといけんっちゃね?」
下の方で愚息も〝そーだ! そーだ!〟と主張しまくっているし、普段はともあれ、エッチの時ぐらい主導権を持たせてもろうてもええじゃん?と思ってしまう。
どうせならくるみを攻めたてて、何も考えられなくなるくらいトロトロに蕩かしてみたい。
実篤はくるみの柔らかな乳房をギュッと鷲掴むと、そのまま彼女を押さえつけるようにして淡い色付きの先端に口付ける。
「や、あぁ、――んっ」
途端実篤の身体をサワサワしていたくるみの手がピタッと止まって、胸に吸いつかれるのをやめさせたいみたいに実篤の髪を掻き乱した。
「ねぇ、くるみちゃん。ここを舐められるの、気持ちええ? 唇でやんわり挟まれるのと、舌先で舐め転がされるのと、チューッて吸われるんじゃったらどれが好き?」
「ぁんっ、しょんなん、聞かれ、てもっ……うち、ちっとも分からん、のんっ」
くるみに分かるのは、先端に触れられるたび、ピリピリと電気が走るような感覚が襲ってくることだけ。
「そっか。分からんのんじゃ。それじゃあこっちに聞いてみたらええかな?」
言って、実篤の手がスーッとくるみの肌を滑るように下腹部へ降りて。
下着越し、くるみの秘部の小さな突起を掠めるようにこすった。
「ひ、――あっ!」
途端、クチュッと濡れた音がして、くるみがビクッと身体を跳ねさせる。
ちょっと触れただけでもくるみが感じているのは明らかで。
クロッチ部分が彼女の吐き出した愛液でしっとりと湿り気を帯びていた。
「や、しょこ、変っ! 触っちゃいけんっ」
「何でいけんのん? 俺、さっきちゃんと聞いたよ? 『くるみちゃんの敏感なところに触れる許可を頂戴……?』って。くるみちゃん、ええって言うてくれたじゃん? 覚えちょらん?」
「お、覚えちょらん、けんっ」
ギュッと実篤の手を掴んで涙目で訴えてきたくるみだったけど。
「え〜。覚えちょらんのじゃあ? ……それでも残念。その訴えは棄却します」
言って、実篤は下着の上からでも小さく勃ち上がっているのが分かるくるみの敏感な〝先っちょ〟を指の腹でスリスリと刺激した。
「ひゃあっんっ! ら、ダメぇっ」
途端、熱い吐息混じり。
くるみが下腹部に伸ばした自分の腕を掴む手指に力を込めて悲鳴を上げたのが堪らなく愛しいと思ってしまった実篤だ。
それと同時、もっともっと彼女を苛めて、快感に泣かせてみたいと思ってしまう。
実篤は、クロッチ部をほんの少し横にずらすようにして、中指を下着の中に侵入させた。
湿り気を帯びたくるみのそこは、とても熱くて。
くるみが吐き出す〝ぬめり〟がすぐさま指先にまとわりついてきた。
「くるみちゃん、すげぇ濡れとるね。ここ、もっともっと触って欲しいってトロトロになっちょるよ?」
「や、違っ……」
くるみが否定の言葉をつむぐけれど、どこが違うと言うのだろう。
谷間に沿って濡れた指を這わせれば、クチュッといやらしい音がして、簡単に実篤を肉ひだの内側に誘ってしまうというのに。
(あー、手ぇ、動かしづらい!)
もっともっと彼女の奥に指を進めたいと願うのに、下着が邪魔で思うように指が動かせない。
そのことに苛立った実篤は、チュッとくるみの胸に口付けて彼女の身体をピクッと跳ねさせる。
「今更じゃけど、これ以上汚れたらいけんけぇ下、脱がすね」
言って、くるみの一番恥ずかしいところを覆った小さな布地の最後の砦に手をかけた。
「やぁっ、待って」
乳首に与えられた快感で一瞬反応が遅れたけれど、実篤がショーツに手をかけたことに驚いたくるみが慌てて身じろいで。
でも、皮肉にもそのお陰でお尻が浮いて、実篤が下着をスムーズに脱がせる助けになってしまう。
下着の内側に触れた時、すでに何となく分かっていたことだけど、くるみの下生えはとても控えめで。
ともすると何も生えていないようにも見えて、それが逆にとてもエッチに見えた。
とうとう丸裸にされてしまったくるみが、せめてもの抵抗と言わんばかりに太ももにギュッと力を込めてきて。
「実篤しゃ、の意地悪っ」
涙目で実篤を睨みつけてくるけれど、全部全部逆効果だ。
「くるみちゃん、知っちょる? そういうのを男にするんは逆効果なんよ?」
言って、実篤はくるみに口付けると、「今日は俺に全部くれるつもりだったんよね?」と熱っぽく問いかける。
くるみが目端を潤ませて小さくうなずくのを見て、「じゃったらお願い、力抜いて?」と太ももに触れた。
「や、んっ、実篤しゃ、くすぐったぃ」
わざとそう感じるように力加減を弱くして、スススーッとかすめるように膝から足の付け根に向けて撫で上げたら、くるみの白い肌が粟立って。
その反応を確認しながら膝頭にチュッと口付けたら、唇を避けるようにほんのちょっと足の力が抜けて、両足の間に隙間ができた。
実篤はそれを待っていたみたいにくるみの膝裏を抱え上げると、両腕でしっかり押さえ付けてくるみが足を閉じられないようにしてしまう。
そうして、そのまま剥き出しの秘所に屈み込んで、くるみの敏感な突起にやんわりと口付けを落とした。
「やっ、実篤しゃんっ、な、んでしょんなトコりょっ⁉︎ 汚い、けっ、やめて……!」
言って、くるみが驚いたように自分の股の間にいる実篤の髪に触れてきたけれど、そんな抵抗ぐらいでやめてあげる気なんてさらさらない実篤だ。
「くるみちゃんの身体に汚い所なんてひとつもないよ?」
ぬかるんだ入り口に顔を近付けたまま喋ったらくるみが「んんんっ」と声にならない悲鳴をあげて。
それを好もしく思いながら、先ほどの刺激でちょっぴり充血してとんがったソコを舌先で丁寧に舐め上げると、小さいながらも素直なくるみの先っちょがキュッと固くなって存在を誇示してくる。
それが、すごく可愛いと思ってしまった。
よくよく考えてみれば、相手から請われたわけでもないのにここに口付けた事自体実篤も初めてだった。
くるみが相手だと、何故か〝自主的に〟色々してあげたくなってしまう。
もちろんくるみが処女だから、歴代の彼女ら以上に丁寧に入り口を解してあげんと、という気持ちがあるのは確かだ。
だけどそれ以上に、くるみの全てを〝喰らい尽くしたい〟という激情に突き動かされている感じ。
「くるみちゃんのココ、もっと触って?って言いよるみたいに可愛く膨らんじょるね」
わざとくるみを恥じらわせる言葉を言って、快感にふるふると震えるソコをこれみよがしにチュッと吸い上げたら、くるみが堪らないみたいに実篤の髪の毛をギュッと掴む。
「やぁ、実篤さ、そこ変じゃけ、やめてっ」
実篤が抱え上げた足がガクガクと震えているのを感じて、実篤はくるみの膝から手を離すと、溢れ出る蜜をすくうようにして中指の先端をほんの少しだけくるみの隘路に進めてみた。
「あ、っ、ダメっ、しょこ、……ダメぇっ」
途端、くるみがそれ以上中に異物を入れまいとでもするみたいに下肢に力を込めてくるから、実篤は舌先で秘芽を押しつぶすように舐め転がして、くるみの意識をそちらにさらわせるように仕向ける。
「ひゃ、ぁっ、またビリビリってぇ、……っ」
くるみがそう言ったと同時、彼女の身体全体の力が少し緩んで。
今まで足止めを食らわされていた実篤の指が、くるみの中にツプッと根元まで沈み込んだ。
「あ、えっ、嘘っ。やっ、実篤さ、指、抜いてっ」
くるみが初めて下腹部に異物を受け入れたことに戸惑って、実篤の指をギュウギュウと締め付けてくる。
(さすがにキツイな)
指一本が関の山に思えてしまうぐらい、くるみの中は狭くて。
(俺の、ホンマに挿入るんじゃろうか)
ちょっぴりそんな不安が頭をよぎってしまう。
こうなる前に参考にしたサイトでは〝最後まで出来なくても〟女の子を責めない、みたいに書いてあったけれど、これはいよいよ出来ないことを覚悟しないといけないかもしれない。
(じゃけどっ)
まだ行為は始まったばかり。ちょっとずつ丁寧に解していけば、案外出来るかも知れないじゃないか。
(諦めるんはまだ早いよな)
何てことを実篤が色々考えているなんて、必死に違和感と戦っているくるみは知るよしもない。
「ごめんね、くるみちゃん。気持ち悪いじゃろうけどもうちょっとだけ我慢して?」
くるみの足の間から彼女を見上げたら、泣きそうな顔で自分を見つめるくるみと目が合った。
(ヤバイ。俺、何かくるみちゃんに凄い酷いことしよる気分なんじゃけどっ)
迷いのせいで指を不用意に動かしてしまって、くるみが「んっ」と小さくつぶやいて眉根を寄せた。
「うち、実篤しゃと最後までしたい……れしゅ。我慢しちょったら……慣れてくる?」
ソワソワと不安に揺れる瞳でじっと見つめられた実篤は、ギュッと心を鷲掴みにされた気分になる。
しかも告げられた言葉が愛しすぎて、くるみのことを心の底から大切にしたいと痛感させられた。
「くるみちゃん、ごめん。一度仕切り直させて?」
「へ……?」
実篤の申し出にくるみがキョトンとして。
「指、一旦抜くね」
実篤は優しく声をかけながら、くるみの中から指をそろそろと引き抜いた。
「ひゃぁ、んっ」
途端くるみの中が、まるで実篤を離したくないみたいにキュッと狭まって。
結果、内壁をこするようになってしまったからか、くるみが身体をすくませて眉根を寄せた。
「実篤しゃ……? うち、何か……いけんかった?」
不安そうに自分を見上げるくるみに、実篤はふるふると首を横に振ると、「くるみちゃんは何も悪うないよ? 強いて言えば俺がいけんかっただけじゃけぇ」
言って、「キスしたい。口、ちょっと開けてくれる?」とお願いした。
くるみは戸惑いに瞳を揺らしながらも、実篤の求めに応じて小さく口を開いてくれて。
実篤はくるみの唇にやんわりと自分の唇を合わせた。
そうしながらくるみの熱い口中をチロチロと舌でくすぐるように舐める。
「あ、んっ、くすぐったいっ……」
くるみが唇を逃すように横を向いてつぶやいて。
実篤にはそれすら愛しくて堪らない。
くるみのあごをとらえると、もう一度、今度はさっきより深めに唇を塞いだ。
わざとクチュクチュと音が出るように舌をすり合わせ、くるみがうっとりとキスに溺れるのを肌で感じながら、空いた手を彼女のふわふわの乳房へ伸ばした。
「ふ……あっ?」
最初から敏感な乳首をキュッとこねるようにつままれたくるみが、キスとの相乗効果もあってか、ふるふると身体を震わせる。
「気持ち良……っ」
唇に隙間ができた瞬間、くるみが熱に浮かされたようにつぶやいて、実篤の雄の本能を無意識に煽ってきて。
実篤はくるみの首筋に唇を移動させると、首から鎖骨にかけてくすぐるように軽いキスをいくつも降らせた。
そうしながら胸を触っているのとは別の手でくるみの下腹部の小さな突起をやんわりと撫でさすって押しつぶす。
時折指を前後させてくるみが吐き出した蜜を指先にまとわせると、それを潤滑油にしてスリスリと敏感なソコを執拗に刺激して。
「あぁっ、ヤぁんっ……、実篤しゃっ、そこ、すごいピリピリしゅる、のっ」
眉根を寄せて下に伸ばした自分の手をギュッと握るくるみに、実篤が小声で語りかける。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!