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ハム✨投稿2ヶ月1ヶ月ツンデレ
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#夏コラボスペシャル
らい🎀
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雨上がりの朝だった。
庭の木々には雫が残り、朝日を受けてきらきらと光っている。
ふうはやはいつものように、誰よりも早く訓練場へ向かっていた。
だが、今日は途中で足を止める。
ベンチに、小さな紙袋が置かれていた。
中には、まだ温かい焼きたてのパンと、小さな紙切れ。
『朝ごはん抜きは禁止です! ちゃんと食べてください! ―りもこん』
ふうはやはしばらく紙を見つめていた。
fu「……。」
思わず小さく息をつく。
fu「世話を焼きすぎだ。」
そう言いながらも、パンを一口かじる。
ほんのり甘い香りが口いっぱいに広がった。
不思議と悪くない。
⸻
その頃、食堂では――。
rm「おはようございます!」
りもこんが元気よく入ってくる。
構成員たちは一斉に彼を見る。
mb「おっ、今日はふうはやさん来ないのか?」
rm「たぶんもう訓練場です!」
mb「相変わらずだな。」
笑い声が広がる。
りもこんは少し照れ笑いを浮かべながら席についた。
そこへ、一人の年配の構成員がコーヒーを持って近づく。
mb「新人。」
rm「はい?」
mb「お前が来てから、あの人、少し変わった。」
rm「え?」
mb「食堂を通る回数が増えた。前は朝食なんて見向きもしなかったのにな。」
りもこんは驚いたように目を瞬かせる。
そんな小さな変化に、周りはちゃんと気づいていた。
⸻
午前中。
二人はボスの執務室へ呼び出される。
重厚な扉をノックすると、穏やかな声が返ってきた。
bs「入りなさい。」
部屋には紅茶の香りが漂っていた。
ボスは窓辺で本を閉じ、二人を迎える。
bs「今日は任務ではない。少し頼み事があってね。」
机の上には、一つの小さな木箱。
鍵がかかっている。
bs「この箱を、郊外の教会まで届けてほしい。」
fu「中身は?」
ふうはやが尋ねる。
ボスは穏やかに笑った。
bs「開ける必要はない。」
bs「大切なのは、中身ではなく”無事に届けること”だ。」
fu「承知しました。」
ふうはやは迷いなく答える。
りもこんも続けてうなずいた。
rm「行ってきます!」
⸻
洋館を出ると、空はすっかり晴れていた。
木箱は見た目より軽い。
二人は交代で持ちながら、郊外へ続く道を歩く。
rm「そういえば。」
りもこんが口を開く。
rm「教会って、ふうはやさん行ったことあります?」
fu「……ない。」
rm「俺、小さい頃に一回だけあるんですよ。」
rm「すごく静かで、なんだか心が落ち着く場所でした。」
ふうはやは黙って聞いている。
rm「ふうはやさんって、落ち着く場所とかあります?」
少しだけ考える。
fu「……訓練場。」
rm「そこなんですね。」
りもこんは笑った。
rm「俺は、誰かとご飯食べてる時かな。」
rm「一人より、誰かと食べる方がおいしいじゃないですか。」
その言葉に、ふうはやは何も返さない。
だが、胸の奥で何かが小さく揺れた。
――誰かと食べる。
その感覚を、自分はいつ忘れたのだろう。
⸻
夕方。
教会へ木箱を届ける。
白い壁に夕日が差し込み、静かな鐘の音が響いていた。
神父は二人を見ると、穏やかに微笑む。
mb「ありがとう。大切に預かります。」
それだけ言って、木箱を受け取る。
りもこんはふと尋ねた。
rm「この箱、中に何が入ってるんですか?」
神父は少し困ったように笑う。
mb「私も知らないんですよ。ただ、毎月届けられる約束になっていて。」
ふうはやはその言葉を聞き、神父の表情を静かに見つめた。
嘘をついているようには見えない。
それでも――
“毎月”という言葉だけが、妙に引っかかった。
⸻
その日の夜。
教会の地下室。
神父は受け取った木箱を祭壇の下へ運ぶ。
周囲に誰もいないことを確認すると、胸元から鍵を取り出した。
静かに箱を開ける。
中に入っていたのは――
一冊の分厚い帳簿。
そして、一枚の封筒。
封筒の表には、流れるような美しい文字で書かれていた。
『次の段階へ。』
神父はゆっくり目を閉じる。
mb「……承知しました。」
誰に向けた返事なのか。
その部屋には、神父以外、誰もいないはずだった。
コメント
1件
ふうはやさんの変化を周りがちゃんと見てるのがいいな。朝ごはんの差し入れに「世話を焼きすぎだ」と言いながらも食べちゃうところ、そして「誰かと食べる方がおいしい」に心が揺れるところにじんわりきた。優しい日常パートかと思いきや、神父の「次の段階へ」で一気に不穏な空気に……。あの木箱の行方と“毎月”の約束がすごく気になる回でした!