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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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🫘「あかん、めっちゃ緊張してきた。」

🐸「いざ大きな物事を目の当たりにすると急に緊張しますよね。」

🫘「せやで。」

ついに闘技バトル祭当日。

ここは闘技場の控え室。

本番に向けて気持ちの整理をつけている最中だ。

「勇者御一行様、こちらへどうぞ!」

⚡️「おっ、来たな。」

スタッフに着いて、バトル場に向かう。


🌙「ここが闘技場か…凄いな…。」

💭「やば〜!?めっちゃしっかり作られてるしなんなんここ!!凄すぎる!なぁごまめ!?」

🫘「……イカつい。腹痛なってくるわこれ…。」

本番に弱いタイプだったごまめ。

こういう大舞台は慣れていないのだろうか。

🍯「あっ!相手さんの入場だよ!!」

俺たちが入場し終えてまもなく、王様の娘のチームが入場してきた。

🕯「うわ…めっちゃいんじゃん…。」

さすが王様、連れてくる部下の量も半端じゃない。

見る限りだと10人はいる。

🦊「おっ、ついに来たな!!お前たちと戦うのを楽しみにしてたんだぞ!!」

あれが王様の娘か。


「レディース&ジェントルメン!!ついにやって参りました、闘技バトル祭!!本日戦っていただくのはこの2チームです!!」

ナレーターの声が闘技場内に響き渡る。

伴って観戦者たちの声援が上がる。

「まず1チーム目は、我らがデーマド王の娘、マシュ様のチームです!!」

ここでも大きな声援が上がる。

どうやらファンも多いみたいだ。

🦊「みんなありがと〜!!今日のうちは普段よりも強いよ!!みんなの応援がうちの力になる!!」

また声援があがる。

これだと勝ってしまった後気まづくなりそうだな…。

「続いて2チーム目は、巷で噂の世界のヒーロー、はるー勇者のチームです!!」

ありがたいことに少し声援が上がった。

しかしマシュに対する声援よりかは小さく聞こえた。

「それでは両者の意気込みを伺ってみましょう!まずマシュ様、お願いします!」

🦊「まぁうちが負けるわけないよね、なんてったって変化の使い手だし、うちはいつ何時も最強なんだよね!ふーん!!」

変化の使い手?つまり何かに変身できると言うことなのか?

「そうですね!そして武闘家であるマシュ様はチカラ、素早さ共に凄まじいものを持っておられます!!」

⚡️「あいつ武闘家なのか。」

🕯「武闘家なのに変化使えるってどういう仕組みなの。」

⚡️「多才なんだろ、きっと。」

「続いてはるー様、お願いします!」

👾「はい、私達も日頃からトレーニングを重ねてきておりますので、力には充分自信があります、私のチームは僧侶や戦士、ガナーに加え、死神や盗賊、侍や探検家など幅広い職業の人材を率いております、何がなんでも勝利を収めたいと考えております。」

「なるほど、確かに皆さん違った服装とオーラを放っておられますね、これは期待できそうです!!」

「それではまもなくバトルスタートです!両チームは定位置にお戻りください!」

もうすぐ始まる。

印象づけと心の準備は完璧。

あとはいかに“へま”を出さないこと。

自分たちの協調性を信じて立ち向かうだけ。

「では、バトルの幕が上がります、レディーファイト!!」

ついに始まった、ここからは全力でたたみかける。


まずはこちらから先制攻撃を仕掛けたい。

俺とマリさんとあろまちゃんで3方向から狙い撃ちを試みる。

正面、右、左から突っ込もうとした途端、

「アタックバリア!!」

王の部下達が物理攻撃を無効化するバリアを生成した。

🕯「はぁ?意味わからん。」

🌙「策士だなぁ…。」

もう物理攻撃は無理かと半分諦めていた。

⚡️「コンディクト!!」

そうマナトが唱えた途端、相手のバリアが消え去った。

🌙「えぇ!?」

🕯「何したのか知らんけどありがとう。」

⚡️「この魔法は相手の特殊効果を打ち消す能力があんねん、凄いやろ。」

まさかそんな魔法をマナトが持っていたとは……。

とにかく物理攻撃を仕掛ける。

🌙「まじん斬り!!」

🕯「回転斬り!!」

2人は左右から一気に攻撃を押し進めている。

俺も正面から一気に切りかかる。

🦊「うちもなんか攻撃しなきゃだな。」

そう言ってマシュは後方に下がり、なにやら気を溜め始めた。

数秒後こちらに向かって走ってきた。

🦊「おら!!正拳突き!!」

思いっきりぶん殴られた、痛い。

さっき聞いた通りこいつは武闘家、本当に凄い力を持っている。

🐸「私も行きます。」

雑種さんは相手側の後方へと回り、後ろから攻撃を仕掛けた。

🐸「状異斬!!」

どうやら相手を切りつけ、能力低下効果を付与したようだ。

💭「雑種さんつよ。」

⚡️「あいつちゃんと強かったんだな。」

今更強さに気づいてもらえた雑種さん。

🐸「だから私強いって言ったじゃないですか…。」

🦊「やばい、だいぶ押されてる、そろそろ変化使ってもいいよね。」

どうやら“変化”とやらをついに使うらしい。

🦊「変化!!」

なんとマシュは九尾の狐に変身した。

🫘「なんやあのイカついバケモン。」

🍯「さすがにヤバくない……?」

🦊「ふふ、うちの力舐められちゃ困るな〜?本当のバトルはここからだよ!」

一旦全員定位置に戻った。

🦊「あれ?引き戻っちゃうの?まぁいいや、喰らえ!!炎塊落!!」

なんと頭上からとてつもなく巨大な炎の玉が落ちてきた。

もれなく8人全員、大ダメージを食らった。

💭「あっつ、急すぎるって。」

🐸「あれは初見殺しすぎる…。」

🍯「マナト!!早く回復して!!」

⚡️「あーあーあー、そう急かすなって、チユラーマ!!」

チユラーマ…?!なにそれ、初めて聞いたんだけど…。

💭「え、すご、全員回復したんだけど!?」

⚡️「これは全体回復効果があるんや、便利やな。」

全体回復は凄い便利。

いつの間に覚えたんだろうか…。

🫘「やばい、こんなこと言うてる場合ちゃう!!また攻撃仕掛けようとしてきてるで!!」

既に10人いた王の部下は3人まで減らした。

残りはマシュを含めて4人。

先に部下の方を全員倒しておいた方がいいだろう。

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