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🦊「そっちが仕掛けてこないならまたうちから攻撃しちゃおっかなー!!くらえ、コンヘランザ!!」
俺たちが回復している間にもまた次の攻撃を繰り出してくる。
左右両サイドに凍った巨大な槍が生成された。
💭「ぎゃぁぁああ!?みんな前の方に逃げて!!」
とてつもない叫び声をあげた後とは思えないくらいまともな指示を出してくれるユメ。
従って全員、前方に避難する。
🦊「んん…避けやがったか。」
あの攻撃をそのまま食らっていたらタダでは済まなかっただろう。
🫘「とりあえずこいつは一旦置いといて先に部下の方を全員倒しとこや。」
🌙「ですね、そうした方が効率的だと思います。」
うんうん、やっぱり考えていたことはみんな同じだったみたいだ。
💭「んじゃ、私!!私が一人倒す!!」
⚡️「お前一人でなんか倒されへんやろ。」
💭「ふふふ、実は私、この毒針の使い方をついに身につけたんだー!!」
え?逆に今まで知らなかったの…?
⚡️「どうやってそれで倒すんや。」
💭「まぁまぁ見てなって。」
頭からヘアピンを外し、中から毒針を取り出した。
毒が付いている方を相手に向け、針を握りしめて突撃する。
💭「うおおおおぉ、ポイズンスタッブ!!」
毒針は見事、心臓付近にぶっ刺さった。
王の部下は即死し、倒れた。
⚡️「すげぇなぁ。」
💭「でしょ!?でしょ!?んはははははは。」
すぐ調子に乗るユメでした。
🫘「こっちは俺に任せてくれ!!はるー!!見とけよはるー!!」
どうやら向こうではごまめが一人で王の部下に対抗しているようだ。
探検家のくせに見栄張って…一人じゃ無理だろ。
🫘「ドアーズ!!」
なにやら魔法を唱えたらしい。
その途端、相手のすぐ後ろに巨大な扉が現れた。
🫘「おっしゃ、行ってこい!!」
王の部下を扉の先へと突き飛ばした。
こちらに戻ってこさせる余裕も与えず扉は閉まり、姿を消した。
🫘「完璧や。」
🐸「え、あの扉の先ってどうなってるんですか?」
🫘「んー、なんかぶわーっていっぱい扉が置かれてる変なところに繋がっててな、一つだけ戻ってこれる本物の扉があんねん。」
🐸「ってことは、その扉を見つけ出すまで出てこられないってことですか?」
🫘「まぁ簡単に言えばそうやな。」
おっそろし〜〜〜〜〜。
よくそんな淡々と恐ろしいこと言えるわ。
そして残る王の部下は一人となった。
🕯「シャドーイレイス、それじゃあ最後は僕が倒してくるよ。」
しれっと自身の姿を消す魔法をかけて相手に忍び寄るあろまちゃん。
もちろん全く気づかれていない。
🕯「まじでこれ無敵すぎない?」
すごく楽しそうにしながら自身の巨大なカマで何度も切りつけている。
相手が死んでもなおゲラゲラ笑いながら死体を切っている。
🌙「いつになくサイコパスすぎる…。」
ついに王の部下を全員倒した。
⚡️「残るはお前だけだマシュ!!」
🦊「すごいな〜、さすが勇者とその周りなだけあるね、でもお前たちなんてうち一人で充分倒せちゃうんだよな〜!!ばーか!!」
自分以外の味方が全員やられてもこの余裕っぷり。
満ち溢れる謎の自信を見る限り相当、王様に手厚く大切に育てられて来たんだろうな。
🫘「あいつは一回わからせてやったほうがええんちゃうか。」
相手に聞こえるほどの声量で皮肉を飛ばすごまめ、お前もなかなかだぞ。
🦊「んー?うちをわからせてやったほうがいいって?わからせられるのはお前たちの方だよ!!」
ほら言わんこっちゃない…。
🦊「ふっ、分身拳!!」
なんとマシュは三体に分身して、同時に巨大な拳で叩き潰してきた。
💭「はぁ!?九尾の狐のままでも武闘家の技使えるの!?」
🐸「ちょ、さすがにそれはズルすぎません…?」
🌙「でも分身できるのは技を使ってる間だけみたいだよ。」
確かに技を使い終えたあとは一体の状態に戻った。
さすがにこれ以降ずっと三体でいられるのは無理がありすぎる。
🍯「ねぇ、そろそろはるーも攻撃したら?」
そうだった、最初の方に少し王の部下を倒して以来特に何もせずここまできていた。
👾「ごめんごめん、せっかく新しい魔法覚えたし使ってみようかな。」
💭「ん?新しい魔法ってなに?」
👾「くらえ!!バフラムベータ!!」
マシュの頭上に六つの炎の玉を六角形状に生成した。
🦊「な、なにこれ…?」
👾「いけ!!」
六つの炎の玉をマシュにめがけて一気に落とす。
💭「うぉぁ…すげぇ。」
さすが、フラムーガの上位互換なだけあって威力は申し分ないな。
🍯「はるーはるーはるー!!今の魔法使って合体技しない!?」
合体技!?懐かしいなぁ。
あろまちゃんと戦った時以来かな?
👾「いいけどどんな技を出す気なの。」
そそくさとショットガンを取り出すはにけーき。
🍯「ここにバフラムベータ?ってやつかけて!」
なるほど、ショットガンの弾を炎の玉に替えるつもりか。
👾「おっけ、バフラムベータ!!」
🍯「おっしゃー!!いけ、フロガバズーカ!!」
マシュの頭部に向けて勢い良く発射した。
🦊「ひっ、うわぁぁぁあ!?!?」
見事にヘッドショットが決まり、マシュは倒れた。
カンカンカンカン!!
「終了ー!!マシュチーム全員が戦闘不能状態となったため、はるーチームの勝利となります!!」
終了の鐘が鳴り、試合が終わった。
王様の娘に、マシュに、勝ったのだ。
🍯「よっしゃー!!!」
💭「いぇいいぇいいぇいいえええええ!!!」
⚡️「でかしたぞはるー!!」
みんなも嬉しそう。
バトルを終え、闘技場をあとにした。
🌙「王女さまにも勝ったことですし、王様のところに戻りましょう!」
⚡️「そうだな、早く宝玉を譲ってもらって賢者にならねば。」
そうして王室へと戻った。
「見事だ、よくぞうちの娘に勝利した。今まで誰一人として成し遂げることのなかった偉業である。約束通り、貴様らに雷の宝玉を授けるとしよう。」
ここはもちろん俺ではなく、マナトが率先して宝玉を受け取った。
👾「ありがとうございます。それでは私たちはこれで…。」
🦊「ちょっとまってーー!!!」
なんとマシュが王室に飛び込んできた。
「んがぁっ!?ど、どうした我が娘よ!!」
さすがの王様もびっくりしていた。
🦊「まさかうちが負けることがあるなんて思ってなくてさ、あんなに連携の取れたすごい戦い方今まで見たこと無かった。」
🍯「なんかめっちゃ褒めてくれてるよ。」
🐸「これはモチベ爆上がりですね。」
🦊「そ、そこで!!次、君たちぐらい強い挑戦者が現れても楽勝に勝てるぐらい強くなりたいの、だからうちも一緒に着いていって、経験を積ませて欲しいなって…!!どうかな!!」
どうやら共に旅がしたいみたい。
「ふむ、お前がそう望むのであれば、わしからもぜひお願いしたいところだ。」
王様もなかなか乗り気なようす。
⚡️「俺は全然構わないぞ。」
🕯「僕もいいと思う、変化の使い方知りたいし。」
🌙「私も賛成です。」
🐸「あっ、じゃあ私も。」
決まりだな。
👾「わかった、ようこそ、うちのチームへ。」
🦊「うおおお!!ありがとう!!ありがとう!!」
「我が娘よ、さらに強くなって帰ってくるんだぞ!!」
マシュが仲間に加わった。
王女であったが故にあまり他人と接する機会が少なかったようだが、メンバー入りを果たしてからはみんなと仲良くし、すぐに溶け込めたみたいだ。
🕯「あの変化ってどうやって覚えたの?」
🦊「えー、内緒!!小さい頃に特別に教えて貰った技だからー!!」
🕯「うぅ…。」