テラーノベル
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尿意に耐えているさゆり。
椅子で股間を圧迫しフタをする。
(もれる…………もれ…ふ……………)
冷や汗が出るほどに我慢をしこらえる。
こんなに我慢したのは入社式以来かもしれない。
その時は最悪な結末になってしまったのでオムツをしているとはいえもう失敗するわけにはいかない!
気づけば周りの保育士たちの着替えは終わっていて残っているのは数人だけになっていた。
(もうダメっっっ!)
と同時に濡れ始めるオムツ。
しゃーーー
しゃーーーーー
しゃーーーーーーー
長く我慢していた尿意は一気に解放したことによってものすごい勢いでオムツの中に吸収されていった。
(あん……またやっちゃった……)
(我慢できなかっただけなのに……)
(赤ちゃんじゃないのに………)
悲しくなり涙が出そうになる。
しばらくして立ちが上がろうとする。
少しお尻を浮かせただけでもいっぱいに吸収したオムツが垂れ下がっているのがわかる。
(こんなの恥ずかしい)
しかし残された道は着替えることではなくこのまま女児服で帰宅することだけだった。
着替えることなく部屋を出ようと少しづつ足を進めていく。
垂れ下がったオムツが気になりなかなか1歩が進まない。
その時、部屋のドアが開き
(さゆりさんまだいたの?)
(話あるから早く来てちょうだい)
話って何?
と思いながらも言われた方へ向かっていく。
そこには数人の保育士もいて園長先生や先輩たちから紙を渡され説明を受けていた。
(きたきた)
(あなたが1番大事なんだから早く来て)
早く行こうと小走りになるとオムツが下がってしまいそうでそんなに早くもならない。
気持ちだけは早く進めその集まりの場所に着いた。
(他のみんなには前から言ってたんだけど、明日、○○病院で健康診断を受けてもらいます)
(さゆりさんオムツでいない時に話したから伝えるの遅くなったけどそうゆうことだから)
えっ?
とゆう気持ちなもののどんな会社でも健康診断があるのは当たり前で、ましてや小さい子供と接する保育士には必ずあるものだった。
(これその病院と説明だから)
1枚の紙を渡されると同時に
(病院にはあなたのオムツのことは伝えてあるから自宅からオムツは用意していきなさい)
オムツが伝えられてるなんてっっ
病院に伝えるのは当然で、保育園から直接連絡がされていた。
(向こうで着替えあるから着替えやすい服装で行ってください)
(時間かかると思うからパッケージごとオムツ持っていきなさい)
(はぃ…)
パッケージ全部?
あれそのまま持っていくの?
そんなの恥ずかしい
オムツしてるのバレバレじゃん
超SSビッグの紙おむつは入っている枚数こそ少ないもののサイズがサイズだけにそこそこの大きさになるものだった。
(オムツパッドとおむつカバーも忘れないでね)
そう言い残し保育士室の方向へ歩いていく園長たち。
(さゆりよかったね、オムツのこと伝えてくれてるって)
(自分でオムツって言うのイヤでしょ?)
オムツって言うよりオムツを付けていくのが嫌なのである。
しかしおもらしが再発してオムツが手放せないようになったさゆりにはなにも反論することはできないでいた。
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