自宅
(おかえり)
(またおもらししたんだって!)
(先生から連絡あったわよ)
(どうしてトイレくらい行けないの?)
(ママ恥ずかしいわ)
帰って早々、想像はできたが母に怒られる。
(明日は健康診断だからオムツ忘れないように、っていわれたわよ!)
(姪の○○ちゃんでもちゃんとトイレでしてくれるわよ!)
(布おむつお下がり貰ったからつけなさい!)
(どうせ、漏らしてるんでしょ)
布おむつのお下がりって……
恥ずかしい気持ちと布おむつに抵抗があるさゆりは
(布おむつしなきゃダメなの?)
少しばかりの抵抗をするが、
(当たり前でしょ!今してるのは何?パンツなの?オムツでしょ)
(イヤだったら早くオムツ卒業することね)
ジッと睨まれ小さくなるさゆり。
リビングの2人。
(こんなに持ってきてくれたわよ。ありがたく思いなさい)
そこにはダンボール3箱のモノが置いてあって、
(これ全部オムツなの……)
動揺しているが、
それを横目にダンボールからおむつカバー、布おむつを取り出しすぐにあてることができるようにセッティングされていった。
(○○ちゃん大きくてよかったわね)
(あなたの身長ならちょうどいいんじゃない?)
体型はそんなに小柄でもないものの、どうゆうわけか成長の早かった姪のオムツはさゆりにも使えることができるほどだった。
(ママ夕飯の準備で忙しいんだからはやくして!)
これ以上怒られないようにそのオムツの横に仰向けになる。
(服脱がせなきゃね)
(保育園の洋服で帰ってくるなんてかんがえもしなかったわ)
仰向けのままスカートを脱がせおむつカバーのマジックテープをビリビリと外していく。
(おむつぬれちゃってるじゃない)
(先生から連絡もらった時、オムツ替えたあとって言ってたのに、帰る途中で漏らしちゃったの?)
そんなことを言いながら紙おむつを外されると、吸収体ほぼ全てとゆうほどぐっしょりと濡れていたのだった。
(布おむつするのにちょうどよかったじゃない)
すこし諦めたように言う母。
お尻を浮かせその下に布おむつを敷きこむ。
(うーん、何枚しようかしら)
(せっかくたくさんもらったしそれなりに多くてもいいかも)
お尻の下にある布おむつは3枚ほどで明らかにさゆりには少なすぎるように感じ
さらにもう2枚、もう3枚と布おむつの枚数を増やしていった。
(さゆり痩せてるからおむつカバーもゆったりね)
オムツ離れが遅かった姪のおかげで大きいサイズのおむつカバーはさゆりにもゆったりと当てることができた。
あて終わった布おむつ。
心臓の鼓動が聞こえそうなほどドキドキしている。
(部屋で着替えてきなさい)
(それくらいできるでしょ)
大きなお尻を左右に振りながら自室に向かう。
部屋に入った途端、電池が切れたかのように座り込む。
(なんで布おむつなんて……)
(こんなモコモコになってる…)
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