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続きをプリーズ
-凛side-
学校が終わり、急いで駅に向かう。
行くところあるし。
目的地は2駅先で降りて、そこから少し歩いたところ。
家も、今日の目的地も同じ駅で降りる。
蒼と雪斗は昨日も今日も女と登下校していた。
女には近寄りたくない。
電車に乗り込み、ちらっと周囲を見てみる。
少し混んでるか…この車両は女が多くて嫌だ。
別の車両に向かって、自然と足が動いた。
10分程度。
電車に揺られ、目的地の駅へつく。
急いで目的地に行きたくて早足で電車の扉を潜り抜ける。
「涼風くん」
俺の名前を呼ぶ聞いたことのある声。
振り返るとそこには、
島村とかいうクラスの女子。
最寄り駅、一緒なのか。
別にこいつに用はない。
俺は行くところがあるし。
そのまま背を向けて改札へ向かう。
しかし。
「あのー待ってください」
「なんで無視するんすか、無視さんですね」
「最寄り駅一緒なんですね」
「さっきの…まだ怒ってますか」
俺の歩幅に合わせてついてくる島村。
ずっと独り言のように俺に向かって喋りかけてくる島村。
凛「うざいよ、お前」
素直に思ったことを口に出す。
島村は…
「すいません、でも..委員会も一緒ですし、このまま怒ってるのも嫌ですし…」
なんかぶつぶつ言ってる。
凛「…別にもう怒ってねぇから。どっかいって。迷惑」
女とは関わりたくない。信用できない。