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光を求めて

第2話 - 第2話光の部屋の管理人ミリア

2025年11月24日

#小説

ERINEKO

🌷光の部屋の管理人ミリア　ティアの母親は、娘の将来が心配でならず、ティアを神殿で働かせてもらえないかと光の部屋の管理を任されているミリアに相談した。

　「ティアは時々否定的な幻聴が聞こえますが、薬による緩和と今ではやり過ごして自分の思考に戻ることができます、光の力を使うことに差し障りはありません」ティアの母親はティアの症状をミリアに伝えた。「ティアさんというのですか？わたしの夫は児童精神科医をしています、もしかして夫の昔の患者さんですか？夫は彼女と交換日記をしていて、とても楽しいことを日記に書いてくれる子だと聞かされていました、その子の名前が確かティアだったと思います」ミリアは、驚きの事実を話した。そして児童精神科医の名前を聞くとティアの母親は、「そうです、ティアは先生に子供時代7歳の頃からずっとお世話になっていました」ティアの母親は、ミリアがティアを理解してくれることを期待した。「ティアさんは子供の頃から幻聴に苦しんでいたんですよね？なぜ子供の頃は楽しそうだったのでしょうか？」ミリアはずっと疑問だった。「ティアは子供の頃ずっと行動で幻聴を紛らわしながら生きていて、それが子供特有の自由奔放な行動につながったのです、でもずっと先生がティアに勉強を教えてくださって、ティアは本も好きなのです」ティアの母親は、ティアの事情を説明した。「考えて行動してくれなければ困るのですが」ミリアは少し不安になった。言葉を保っているとしても。「ティアは大人になって、幻聴の内容と落ち着いて向き合うことができるようになりました、その点はもう大丈夫です」ティアの母親は、事実を伝えた。「そうなのですね、わかりました、ティアさんと面談をさせて下さい」ミリアは、とにかくティアに会ってみることにした。「はい、よろしくお願いします」ティアの母親は、うまくいくようにと願った。