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烏野高校1回目のタイムアウト
摩浪side
ベンチに戻ると監督が
黒須「侑 初っ端のサーブ微妙やったなぁ〜?」
侑「! Σ(=ω=;)ギク」
黒須「応援に気ィ散らすなんてなぁ〜?」
傍から見れば煽ってるように見える。治さんと尾白さんはニヤニヤしとるし。
黒須「もうちっと摩浪くらい余裕持たんと。侑だけやなくて全員な」
摩浪『俺、余裕有るように見えます?』
稲荷崎「見える」
摩浪『そっすか』
スクイズを元の位置に戻し。肩をまわす。
摩浪『余裕が有ろうが無かろうが、俺たちが勝つことに変わりはありません』
稲荷崎「(かっけぇ)」
摩浪『監督、解禁しますね』
監督「お、ええで!頑張り」
タイムアウト終了。もう一度俺からのサーブ
右足を後ろし腰を低くする。右手を振り上げボールが天井目掛けて飛んでいく。
稲荷崎「はっ!?」
烏野「天井サーブ!?」
烏野コートの真上にある照明を狙った。落ちてくるボールの下には誰もいない。誰も触れることない俺は2度目のノータッチサービスエース。[8-4]
摩浪『うーい』
尾白「いやもっと喜べ!Σ\(゚Д゚)」
摩浪『えへへ笑』
侑「ほれもっかい」
尾白「1回でええわ、」
試合中にこういうの良いよな。息の詰まらない、仲間と会話出来る余裕が有るのは。
もう一度天井サーブ。ボールは照明目掛けて飛んでいき次は、田中さんの真上へ。彼は目を瞑ってしまいレシーブ失敗。[9-4]
田中「すんません!」
澤村「どんまい どんまい」
月島「どうします?昨日の椿原のサーブより回転も高さも段違いですよ」
西谷「俺が取る!」
田中「頼もしいぜ!ノヤっさん!」
澤村「点差がこれ以上開いたらやばい。今は西谷に任せるしかないな」
西谷「うす!」
話し合ってる。多分、俺のサーブへの対抗策のことだろうね。俺はもう一度サーブ、でも、
西谷「だっしゃあい!」
摩浪『ないすー』
辛うじてだけど上げられた、つい「ないーす(棒)」って言ってしまった。そこから変人速攻炸裂。でも俺もレシーブ。
摩浪『遅かった』
烏野&稲荷崎「(いやはえーわ)」
レシーブしたボールはそのまま烏野コートへかえったけど、また変人速攻打ってきた。こっちも触ったけどコート外に出た。[9-5]
摩浪『すみません。遅かったです』
治「早かったでむっちゃ」
摩浪『もうちっと、こう、シュッとやれれば、さっきのは取れたかなって』
赤木「あの速攻に触れとるんやで?ほぼ初見でよく分からん攻撃にブロック飛びつけて、レシーブで上げとる上出来や」
摩浪『だったら次は上出来の上、完璧にします』
赤木&治「(ホンマにやるから凄いんよな)」
次のサーブは翔陽。顔がめっちゃニコニコ?というか面白いことになってんね。オーバーサーブがきた
摩浪『侑さん』
侑「ナイスレシーブ!アランくん!」
尾白さんのスパイク。ストレート、その先には翔陽が構えてる、良い位置にいる。
日向「!?」
足に当たったよ。
侑・尾白・黒須「なんやねん!!」
息ピッタリのツッコミ、流石関西人。翔陽が走り込んでくる。高く飛んだ
摩浪『! 1番!』
尾白&大耳「!」
澤村さんがスパイク。[9-6]
翔陽の囮効果を上手く利用してきやがった。飛雄の視野の広さは分かってたけど、まさかここまでとはね。
影山「(今のは日向に跳び付いたと思ったのに踏み止まりやがった…)」
大耳「(意図的に釣りに来たな)」
烏野がまた集まってる。なんか目が合ったから会釈してみた。あっちも会釈してきた。
日向「摩浪がおれの囮に引っ掛からない( ´ᾥ` )」
影山「お前の囮に簡単に引っ掛かるかよ」
日向「何だと!?」
影山「と言いたいとこだけど、流石に想定外過ぎる。簡単に釣られないのはわかってはいたが」
澤村「狙っても崩れ無さそうだ」
東峰「逆に狙われたらどうしよ」
西谷「何ビビってんですか旭さん!ドーンと構えてエースの意地見せてください!」
澤村「そうだぞーヒゲちょこ」
東峰「大地、その呼び方やめて?」
澤村「お前がへなちょこじゃ無くなったらな」
なんの話してるかは良いとして、狙われる可能性は低くないだろうから警戒しとかないと。