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🖤今の、もう一度言って
その瞬間、ダイスケの顔が一気に赤くなる。
🩷…っ!
次の瞬間、ダイスケは逃げた。
🖤え
レンが一瞬止まる。
ダイスケは全力で走っていた。
🖤待て!
レンもすぐに追う。
リョウヘイは後ろで笑っている。
💚頑張れ、大公子
二人は聞いていない。
石の回廊に ダイスケの足音が響く。
心臓がうるさい。
顔が熱い。
聞かれた、全部。
🩷無理…!
恥ずかしすぎる。
曲がり角を曲がった瞬間、後ろから腕を掴まれた。
🖤捕まえた
レンだった。
ダイスケは驚いて振り向く。
息が上がっている。
🩷離して…!
レンは離さない。
むしろ、ぐっと引き寄せた。
ダイスケの体がよろめく。
次の瞬間、レンの腕の中だった。
抱きしめられている。
ダイスケの思考が止まる。
🩷れ…ん…
レンも息が少し荒い。
でも、腕は離さない。
むしろ
少し強く抱く。
🖤逃げないで
低い声。
ダイスケは真っ赤なまま言う。
🩷だって…!
レンが言う。
🖤聞いた
ダイスケの体が固まる。
レンは少し顔を近づける。
🖤俺のこと、 好きなんだろ?
ダイスケはもう限界だった。
顔を手で隠す。
🩷言うな…!
レンの胸の奥がきゅっとなる。
こんな顔、 初めて見る。
レンは少しだけ笑う。
そして、ダイスケの手首をそっと掴み顔から外す。
🖤ちゃんと聞きたい
真っ直ぐな目。
逃げ場はない。
ダイスケは震えながら言う。
🩷…好き
小さな声。
レンの胸が強く鳴る。
ダイスケは続ける。
🩷最初からじゃない。でも、気づいたらレンばっかり見てた
顔が真っ赤。
🩷守るって言われた時、 嬉しくて
🩷ずっと一緒にいたいって、 思って
そこまで言って ダイスケは俯く。
🩷でも、迷惑かもしれないって
レンはそれ以上言わせなかった。
もう一度抱きしめる。
さっきより優しく。
ダイスケの目が見開く。
レンは耳元で言う。
🖤迷惑なわけない
静かな声。
でも、とても強い。
🖤俺も
少しだけ間。
レンは 人生で初めて、こんな言葉を言う。
🖤ダイスケが好きだ
レンは少し困った顔で言う。
🖤だから、逃げるな
そして小さく笑う。
🖤伴侶だろ
ダイスケの顔はまた真っ赤になった。
遠くで柱の影からリョウヘイがそれを見ていた。
そして小さく呟く。
💚…よかったな
その声は、夜風に溶けた。