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#鬼ごっこ
ゆりは
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コメント
1件
うわっ、雪宮くんだったんだ…!ずっと不気味なストーカーかと思ってたから、意外な展開にびっくりしました。でも「ずっと会いたかった」「声をかける勇気がなかった」って言葉に切なさが詰まってて、胸がぎゅっとなりました。みんなで雪宮くんを囲んで説教するところ、ちょっと笑えたけど、そこに潔くんが吹き出すシーンで空気が柔らかくなったのがすごく良かったです。キーホルダー、覚えててくれたんだね…。でも最後の“もう一人の影”がすごく気になる!続きが待ちきれません🌷
# 第24話
✨「屋上の影」✨
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翌朝。
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潔は昨夜のことを考えていた。
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キーホルダー。
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三人でお揃いだった物。
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そして。
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『次は直接話したい。』
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あのメッセージ。
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潔「……。」
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会いたい。
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でも。
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少し怖い。
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その時。
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蜂楽が隣に座る。
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「考え事?」
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潔「まぁ。」
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蜂楽は少し笑った。
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「一人で抱え込まないでよ。」
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潔は苦笑する。
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本当にみんな変わらない。
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その日の夜。
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ピコン。
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スマホが鳴る。
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新着メッセージ。
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『屋上に来て。』
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潔「!」
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『今夜だけ。』
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『ちゃんと話すから。』
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潔は画面を見つめる。
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そして。
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少し悩んだ後。
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みんなに連絡した。
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数分後。
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蜂楽。
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玲王。
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千切。
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凪。
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凛。
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全員集合。
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玲王「当然一人では行かせない。」
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凛「行くぞ。」
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潔「即決だな。」
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そして。
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屋上へ向かう。
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重い扉。
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ギィ……
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開く。
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夜風が吹いた。
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月明かり。
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そして。
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そこにいた。
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一人の少年。
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後ろ姿。
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潔の心臓が高鳴る。
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少年がゆっくり振り返る。
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その瞬間。
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潔は目を見開いた。
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そこにいたのは。
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蜂楽「え……?」
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玲王「は?」
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凪も目を丸くする。
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そこに立っていたのは。
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雪宮剣優
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だった。
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潔「雪宮……?」
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全員が固まる。
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雪宮は少し困ったように笑った。
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「久しぶり。」
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潔「……。」
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頭の中で記憶が繋がる。
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公園。
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サッカー。
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夕焼け。
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そして。
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幼い雪宮。
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潔「……雪宮だったのか。」
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雪宮は頷く。
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「やっと思い出してくれた。」
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その声は少し震えていた。
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蜂楽「え、でも。」
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玲王「なんでこんなことを?」
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雪宮は視線を落とす。
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「ごめん。」
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初めてだった。
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雪宮がこんな顔をするのは。
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「ただ。」
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「ずっと会いたかった。」
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「ずっと話したかった。」
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潔は黙って聞いていた。
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雪宮「でも。」
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「声をかける勇気がなかった。」
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だから。
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遠くから見ていた。
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写真を撮った。
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メッセージを送った。
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気づいてほしかった。
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思い出してほしかった。
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ただそれだけだった。
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潔「……。」
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確かに怖かった。
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でも。
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雪宮の表情を見ると。
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悪意なんて感じなかった。
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ただ。
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不器用だっただけ。
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その時。
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凛が口を開く。
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「写真はやりすぎだ。」
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雪宮「……はい。」
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蜂楽。
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「めちゃくちゃ怖かった。」
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雪宮「……はい。」
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玲王。
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「普通に話しかけろ。」
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雪宮「……はい。」
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凪。
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「めんどくさい。」
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雪宮「ごめん。」
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潔は思わず吹き出した。
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緊張が解ける。
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雪宮も少し笑った。
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そして。
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潔はポケットからキーホルダーを取り出す。
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雪宮も同じ物を出した。
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昔。
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三人で揃えた物。
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潔「覚えてるよ。」
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雪宮の目が大きくなる。
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潔「全部じゃないけど。」
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「少しずつ。」
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雪宮は嬉しそうに笑った。
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本当に。
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嬉しそうに。
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そして。
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長かった事件は。
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ようやく終わりを迎える。
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しかし。
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誰も気づいていなかった。
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屋上の入口。
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そこに。
もう一人。
二人の様子を見つめる影がいたことに。
まだ終わらない――。
世界線ぶっ飛んでてすいません…