今更ながら色々話そうと思います。
ご覧下さり、ありがとうございます…!
今回はwrwrd!初作品兼代表作の『軍壊し』について語ります。
話す内容
1「題名」
2「ロシア語」
3「少女」
4「emさんの口調」
5「本当は違った完結-BADEND-」
1「題名」
『軍壊し』と言う題名はその名の通り、軍を壊すという意味を込めています。
実は『軍壊し』の他にも題名候補がいくつかあったんです。
『軍壊し』
「軍事直し」
「こんな俺でも。」
「異端児同士」
「もしこの世界から軍がなくなれば。」
…の『軍壊し』含めて5つの候補がありました。
『軍壊し』と「もしこの世界から軍がなくなれば。」で迷いましたが、最終的に語呂の良さと他の投稿者様の作品に同じ題名は無いだろう!…という考えから『軍壊し』を選びました。今となってはこの題名は読み手側としてはどうだったのだろう…と思っております。
まぁ、今となっては…あとのまつりですがね。
2「ロシア語」
『軍壊し』の作中には何回かロシア語が出てきます。
登場台詞一部抜粋↓(会話じゃ無いです)
例)gr「В любом случае, это было мое место…」
翻訳「どんな形でも此処は俺の居場所だったからな…」
例)em「Возможно,вы никогда не сможете вернуться.」
翻訳「もう後戻り出来ないかもしれないですから。」
…といった感じです。
何故ロシア語を使用したのかというと、
wrwrd!の『マイクラ人狼』にてgrさんが「Давай.Давай.Давай.Давай.」と発言している場面があるのですが、grさんの「Давай.」というロシア語に対してemさんが「ロシア語で急げって言ってる」と翻訳する場面があります。この一連の動作からロシア語を使用しました。
3「少女」
登場回数は3話と短いながら、かなり記憶に残る人物になったのではないでしょうか?
少女及び”アンズ”という名をtnさんからもらった。
この一連、もしかしたら…お気づきの方も居たかもしれません。
TRPG『トンエミ傀逅』で登場したtnの娘、杏(あんず)から取りました。名前は漢字ではなくカタカナ表記のアンズにしましたが…分かりましたかね?
何故emさんの娘の名前であるまどかにせず、tnさんの娘の名前である杏から名前を取ったのかというと、作中で名前をつけたのがtnさんだったからです。
因みに、grさんと少女が初めて会った時にgrさんが少女に泣かれたのには元ネタがあります。
電車で小学生に怖がられて防犯ブザーを鳴らされた事がある。(細部説明は省いています。)
というgrさんの実話を元ネタにしています。
4「emさんの口調」
emの話し方をW軍に居た時とgrさんと行動している時で変えています。
例)W軍では…
「〜です。」「〜では?」
例)grさんとの行動では…
「〜だ。」「〜だろう?」
これは、後に明かされた幼馴染という関係から、心を許している友人には本性が出る…つまり、本来の話し方、癖が出る。…といいなぁ…と思って口調を変えて書いています。
作中には書かれていませんが、emさんはhtさんと2人きりで話す時も「〜です。」ではなく「〜だ。」の口調で話します。しかし、zmさん等の他者が1人でも居れば「〜です。」口調に変えて話します。
…実はこういう設定がありました。
5「本当は違った完結-BADEND-」
『軍壊し』の最後はしんみりする様に完結させていますが、本来考えていたのはHAPPYENDではなくBADENDでした。予定していた最終話はgrが死ぬ終わり方です。
宣戦布告され窮地に立ったW軍
そこに向かったgrとem…ここまでは同じです。
BADENDの簡易説明↓(さん付けを省いています)
W国に着くとgrとemは直接戦場に向かいます。
この時、grとemが戦場に向かった事を他の仲間達は誰一人として知りません。結果W軍は勝てましたが、敵軍の攻撃によりgrは帰らぬ人になります。
勿論他の仲間達はgrが帰らぬ人になった事を知る由(よし)もありません。残されたemはこっそりhtに会いに行きました。無事htだけに会えたem。思わぬ人物との再会に驚くhtですが、grが帰らぬ人になった事をemさんから聞きます。幼馴染だった友の死。それに対してhtは怒らず、emは泣かずこういう約束を交わしました。
交わした約束一部会話↓
em「グルッペンが付けていたピアス…ひとらんに持ってて欲しいんだ」
ht「グルッペンの?」
ht「…駄目だよ。エミさんが持ってて」
em「私は…もうW軍に戻らないつもりでいる」
em「…だから、私が持ってたって意味が無い」
ht「……………」
ht「分かった…じゃぁ、こうしよう」
ht「〈emからピアスを受け取る〉」
ht「今日この日…”グルッペンの命日”“にエミさんが俺だけでもいい…此処に戻って会いに来てくれるなら」
ht「それが出来るなら…グルッペンのピアスは預かるよ」
em「…………」
em「…分かった、約束する」
ht「それじゃぁ…これは”“3人の約束”“…ね」
かわされた約束一部会話–完–
そう約束を交わして二人は別れました。htがピアスを受け取る条件としてemにgrの命日には自分に会いに来るよう言ったのは、W軍に居ない間のemの生存確認の為でした。二人は友であるgrの死を決して誰にも打ち明けませんでした。
htは二度と戻ら亡くなったgrがいつか戻ってきてくれる、元の日々が戻ってくるんだと信じてるW軍の仲間達にgrの死を伝えられない苦しみ、悲しみ、もどかしさに纏(まと)われながら日々を過ごします。
emは事の一連を辿れば軍を壊そうと誘った自分が、巡り巡って幼馴染であるgrを殺してしまったという考えが頭から離れず、苦しみ、悲しみ、後悔に纏われながら日々を流していきます。
そしていつしか…emとhtが交わした、友の命日には戻って来る…あの約束も果たされなくなりました。
約束を忘れてしまったのか。
それとも…
二度と果たせなくなったのか。
今となっては”“もう誰にも”“分かりません。
…というBADENDが本来の結末でした。
語り終わり
この作品が、まさか500人を超える方々に見て頂く事になるとは思っても見ませんでした。『軍壊し』が好きだと言って下さる方々が居るのですが、本当に嬉しいです…!!
ここまでご覧下さり、ありがとうございました
コメント
5件
( ゚д゚)す、すげぇ…ちなみにピアスはどうなったんですか!そのまんまもっているか気になります!すごいつくりこめられてる作品ですね!すごい好きなことが伝わってきます!尊敬しますわぁ!これからも頑張ってください!