豚さんで現パロです。
貴方は配信者、豚さんは貴方のファン(ストーカー気味)です。
微blです。
○○は貴方の名前を入れて読んでください!エセ関西弁が含まれます。
※また、配信用の名前はこちらで設定させていただきます。登場してきた名前は全員架空の名前です。※
実際の名前:高橋 ○○
配信の名前:鯨瀬 晃空(くじらせ こう)
結構長めです。
それでも良い方はどうぞ!
今日もあの子が配信をする。
配信者の名前は鯨瀬晃空。
雑談やゲームの生配信をしたりしている。ゆるゆるとした口調が癒やされる。
今流行りのVtuberと違って、立ち絵を端に置き、話している。
声は中性的だ。
女性か男性か、ファンの間で騒がれている。
今の時刻は20:30。
待機場では様々な人が待っている。
この三十分間は暇なため、鯨瀬さんのTwitterを見ている。
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@kuzirase_kou0219
あと30分!この待機時間慣れませんなぁ。この緊張、誰かほぐしてーw
🗨106 ↻407 ♥9326
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@sinonome_0421
返信先:@kuzirase_kou0219
かこつです!自分もこーくんのファンになって結構経ちますが、自分も慣れませんw😂緊張ほぐしてあげたい…。お風呂とか入ってみてはどうですか!🤔
🗨1 ↻0 ♥4
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@kuzirase_kou0219
返信先:@sinonome_0421
お風呂ですか!今から入ってみます。ありがとう!☺
🗨3 ↻10 ♥52
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もう返信している。俺も、いの一番に返信したかった。どれほど張り付いていたらできるのだろうか。
鯨瀬さんはこれから風呂に入るそうだ。自分も入ろうかと考える。
好きな人とは何もかも共有したい。
実は俺は鯨瀬さんが好きだ。顔も何も知らないが、声や手、性格に惚れた。
男でも女でも愛してやりたいと思う。
Twitterに張り付いていると、隣から物音が聞こえてきた。
最近引っ越してきた人だった。一見、女かと思った。ヲタクの勘というか、この人こそが鯨瀬さんなのではないかと思っている。
「こんにちは、最近引っ越してきた高橋です。職業柄うるさいかもしれませんので、そんときは言ってください。あとこれ、つまらないものですが…。」
「…低い?」
「ん?ああwよく間違われるんですw男ですね。よろしくお願いしますw」
「それはそれは…失礼しました。」
「ああ、気にしないでくださいw」
確信した。この人は鯨瀬さんだ。笑顔が似合う人だった。このときから、曖昧だった自分の恋心が固まった。
そうこうしているうちに配信が始まった。
今回は実写のようで、みんな湧いている。
今日は撮影がないため、最後まで見れる。
俺は隣に耳をすませる。
[あー…聞こえますぅ?音量だいじょぶそ?]
スマホからも、隣からも聞こえる。
:¥1,000
[音量小さめね、スパチャありがとうございます~!]
[おてて〜?手袋ありなら晒してもいいよ。手袋あったっけ。]
おててという言い方に可愛らしさを感じる。
[手袋あった。みってるぅー?]
手袋越しの手が画面に映る。スクショしながらも眺める。アーカイブは残るだろうか。キーボードを打つ。
:アーカイブ残りますか?
[アーカイブ残りますか?うーん…どうしようか悩んでます…。今回の配信次第ですかね〜。]
読んでくれた!どうせなら残してほしい。後で見返したり、作業用BGMにしたりしたい。
[一応残すようにはしまーす。]
ありがたい。あとで見返そう。
:雑談
[んー…雑談すっか!夜ご飯持ってくる。]
雑談に決まった。自分が出した案が採用され、嬉しくなる。雑談で私生活が知れるのが嬉しい。そういえば、さっきおにぎりやらいちごオレやら色々買っていたのをちらりと見た。
:揚げ物とか?
[え〜…当たってる人いるんだけど…。こわ。ちなみにわかめおにぎりといちごオレ。プラス酒もあるけど、今は飲まん。]
:どうする?隣人がファンだったら?
[隣人さんファンかぁ…。見た目イケメンの人なんだけど、見ると思う?こんな配信。]
:心配しなくて大丈夫だな
[ひどいッピ…。まあ、ないか。]
:ルームツアーするとか
[害虫対策ね。これ大事。Gとか来たら、死ぬ。荷解きもしなきゃな。ルームツアーは…うん!]
Gが苦手と。俺が守ってやらな。
雑談も一時間が過ぎ、配信は終わった。
:お疲れ様
終わってしまった。酒を飲みながら見ていたので、少しほわほわする。お風呂は入ったのであとは寝るだけなのだが、どうも寝付けない。
ベランダに出ると、タバコと酒の匂いがした。
「あっ、こんばんは〜富林さん。」
「こんばんは、高橋さん。煙草、吸うんですね。」
初知りだ。何を吸っているのだろう。
自分も同じものを吸いたい。
それにしても、夜を背景に煙草を持つ姿は鯨瀬さんによく似合う。
「意外です?wたまに吸うんです。富林さんは?」
「自分もたまに付き合いで吸いますね。高橋さんは何吸ってはるんです?」
「ピース吸ってます。甘めで好きなんです。」
ピースか…。女でもおったんか?
「いいですねぇ。もしかしてなんですけど…彼女さんが吸ってたり…?」
「ブハッ…ゴホッゴホッ…なんでわかるんすか。」
当たり、だそうだ。好きな人に女がいた。これだけでも腸が煮えくり返る。いや冷静になれ、俺。
「女性に人気の煙草なんですよ、それ。」
「もう元カノなんですけど…どうも忘れられなくて。」
少し嫌な感情が芽生える。
「…引きずるタイプなんですね。」
「まあ…そうですね。」
「深く聞いてもいいですか?」
これで飲むとかにならないだろうか。
「いいですけど…寒いんでどっちかの部屋で飲みません?コンビニとかも近くにありますし..。」
よっしゃ、思惑どうりだ。
「いいですねぇ。俺の部屋で飲みません?酒もありますし。」
これはうまく行きそうだ。
「じゃあ、決まりで。今行きますね。」
パジャマ姿とかだろうか。胸が高鳴る。先程までの嫌な感情が鯨瀬さんによって、消されていった。
「はい。」
堕ちてはくれないか、○○さん。
コメント
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