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「好きな人のため。」


(感動系作ったことがないので、下手かもしれませんがご了承ください。)






俺にはとても大切な人がいた。


亮平

「蓮〜?朝だよ〜」

「んん〜…」

亮平

「ちょっと〜、蓮〜…」

「起きてょ…」


グイッ…


亮平

「わっ…!?」

「りょーへぃ…♡」

「おはよ…♡」

亮平

「ちょっと、蓮…//」

「朝だよ…?//」

「分かってますって…」

「ふわぁ…」

亮平

「朝ごはん、作ってあるからね〜」

「ありがと〜」

亮平

「じゃあ、仕事行っちゃうね!」

「待って、亮平」

亮平

「ん〜?」(振り替える


ちゅっ


亮平

「んっ…!」

「ふふっ♡」

亮平

「ちょっと、蓮〜…//」

「行ってらっしゃい!」

「頑張ってね!」

亮平

「はいは〜い!」


ガチャンッ


「よし、ご飯食べて俺も準備しなきゃ…」



その日は突然やって来た。



亮平

「ただいまぁ〜…」

「おかえり!」

亮平

「蓮…」

「言わなきゃ行けないことがあるんだけど…」

「えっ…?」

「なに…?」

亮平

「蓮…」






いいパパになりそうだね。



「えっ…!?」

亮平

「今日、お腹から違和感があって…」

「病院行ったの。」

「妊娠4週目。」

「うそっ…!?」

「マジで…!?」

亮平

「うん。」

「これからは、支えてね。」

「もちろん!」

「そっかぁ…」

「俺らに子供かぁ…♡」

亮平

「楽しみだね♡」

「うん!」




1ヶ月後。



「じゃあ、俺がご飯作るわ。」

亮平

「ごめんねぇ、ありがと〜…」

「こんなの当たり前でしょ。」

亮平

「よいしょっと…」

「あっ、どうした…?」

亮平

「お茶、取りたくて。」

「お茶ね、取る取る。」

亮平

「大丈夫、俺がとる。」

「えっ、ダメだよ、無理しちゃ、」

亮平

「これぐらい、自分でやりたいの。」

「そう?無理しないでね。」

亮平

「ありがと。」


パカッ。


蓮は炊飯器の蓋を開けた。


亮平

「うっ…!」

「あっ、ごめん!」

亮平

「おえっ…えほっ…ごほっ…」

「ごめん、大丈夫?」

亮平

「あぁ、胃液しか出ない…」

「お昼も吐いちゃったし…」

「そうだったの、!?」

亮平

「なんかは入れとかないとと思って…」

「でも、やっぱ吐いちゃって…」

「全部出ちゃう…」

「なんか、食べれそうなやつある?」

亮平

「ゼリー …」

「おっけ、ちょっと待ってて!」




5ヶ月後。


「お腹もおっきくなってきたね。」

亮平

「そうだねぇ…」

「あっという間だ…」

「つわりも落ち着いたし、あとは母子共に健康であることだねぇ。」

亮平

「頑張らないと!」

「えへへっ…笑」

「ふふっ笑」




この日が俺の人生を変えた日だった。



亮平

「ちょっと、お出かけ行ってくるね!」

「えっ、だいじょぶ?」

「着いてくよ」

亮平

「だいじょーぶだって!」

「近くのスーパー行くだけだから!」

「なんかあったら、連絡してね。」

亮平

「うん!」

「いってきまーす!」



それが亮平との最後の会話だった。




プルルルップルルルッ


俺の携帯が鳴った。


「亮平かな?」


電話の相手は非通知設定だった。


「えっ…?」

「誰…?」


ピッ…


「もしもし、?」



あっ、目黒亮平さんの親族の方ですか!?

「えっ…?」

「亮平は俺の妻ですが…?」

「亮平に何か…?」

亮平さんが…!!



通り魔に刺されました!!


「えっ…」

「うそ…ですよね…」


お腹辺りを刺されて、意識不明です…!

お子さんもお腹にいますよね!?


「…」


ドンッ…


俺は絶望に包まれ、崩れ落ちた。




お子様はもしかしたら助からないかもしれません!


「搬送先の病院はどこですか…」



スノ玉川総合病院です!


「今すぐ向かいます…!!」



15分後。



「はぁ…はぁ…」

「亮平は…!?」

「赤ちゃんは…!?」


看護師

「申し訳ありませんでした…!!」

「助けてあげられませんでした…泣」


「…」


その部屋のベットの上には青ざめた亮平がいた。


「亮平…ズッ…」

「めぇ、覚ましてよぉ…グスッ…」

「俺、亮平居ないとなんも出来ないってぇ!」

「やだ…やだやだやだ…!」

「死んじゃダメだってぇ…!!」

「うわぁぁぁぁ!!!!」




俺は、生きる価値を無くして仕事も辞めて今に行きこもって生活してた。



テレビ


続いてのニュースです。

1週間前、スノ玉川スーパー前通り魔殺人事件。

亡くなったのは、目黒亮平さん、31歳

お腹にいた、目黒蓮華ちゃんも亡くなりました。



そう、子供の名前は蓮華だった。

この名前は亮平が名付けてくれたんだ。



亮平

「蓮華はね、蓮みたいに可愛くて、花みたいにみんなを包み込む存在になって欲しいんだ!」



蓮華に会えること、すごく楽しみにしてた。


そうすると、家のピンポンが鳴った。


「はぁ…」



がちゃっ


「はい…」


ボス

「目黒蓮くんだね?」

「えっ…?」

「誰っすか…?」

「かえってください。」

ボス

「ちょっと、待てって笑」

「復讐しようとは思わない訳?」

「はっ?」

ボス

「お嫁さんとお子さんの仇だよ。」

「お嫁さんを刺した、通り魔。」


同じ目に合わせようとは、思わない?


「…」



俺はもう、大事なものを失って、

なんでも良かったのかもしれない。

でも、敵を取りたくないって言われた瞬間、

知らないうちに、返事をしていた。



「亮平より、痛い目に合わせる。」

「これが今の…」



俺の生きる理由。



ボス

「おぉ、いいねぇ〜」

「じゃあ、ここ入ろっか」

「殺し屋…」

ボス

「通り魔の奴、ヤクザの雑魚だと思うんだわ。」

「蓮、お前殺し屋やらねぇか?」

「もう、人殺すことに抵抗なんかねぇよ。」

「絶対、亮平を刺したやつを…」



ぶっ殺すまでは亮平のとこに行けねぇ。




そうして俺は、基礎を練習し、1年で殺し屋デビュー。




ザコ

「おい、初めて1年でヤクザ1組一人で壊滅させた奴居るらしいぜ…」

ザコ

「マジ?」

「やばすぎだろ」


ねぇ、


カッチャッ


それって、



俺の事…?


ザコ

「えっ…」


パァンッ…!!


「あぁ、疲れた…」

「かーえろ…」


プルルルップルルルッ


「んっ…?」

「はい、なんすか」


通り魔のやつの名前分かった。


「マジっすか」


深澤辰哉。

この業界でトップクラスだ。


「トップ…」


グループは”SnowMan”

そこに行けば居るはずだ。


「おっけっす」



トップクラスと聞いて、俺はもっと手を磨いた。

そして俺は、知らない間に最強の殺し屋って言われるようになった。


「あぁ、めんどくさ… 」

「まだ抵抗すんの…?」

やだ…助けてくれ…

「ん〜、」

「無理」


ボコッ…


「あぁ、帰ろ…」



ボス

「よう、蓮」

「なんすか呼び出して。」

ボス

「”SnowMan”に行け。」

「えっ…?」

ボス

「蓮の手なら行ける気がするんだ。」

「報酬なら弾むぞ。」

「いりません。」

「報酬なんて。」

ボス

「えっ?」

「いいのか?」

「はい。」


殺せればそれでいいんです。


ボス

「そうか…」

「蓮、これだけは言わせろ。」

「はい。」



死ぬなよ。


「…」



はい。




ザコ

「マジで、ボスの労働キツいわ…」

ザコ

「それな?」

「ほかんとこ行こうかな…」


じゃあ、俺のとこ来る?


ザコ

「えっ…?」



まぁ、お前なんて来ても…




「殺すだけだけど…笑」



パァンッ


ザコ

「お、お前…!」

「目黒蓮…!」

「おぉ、よく知ってんね。」

「人気者かな?」

ザコ

「なんだよ…!」

「深澤辰哉っている?」

ザコ

「なんで、ボスの事を…!?」

「へぇー、ここのボスなんだー…」

「そうそう、そのボス様を出してよ。」



あっれぇー?誰か俺の事呼んだぁー?


「へぇ、お前が…笑」


おっ!知ってる!?俺の事!


辰哉

「深澤辰哉!よろしくね!」

「おい、お前さぁ…」


目黒亮平って知ってっか。


辰哉

「目黒亮平?」

「あぁ、あの子ねぇ!」

「覚えてる!」

「可愛かったなぁ…♡」

「めっちゃ苦しみながら目の前で死んでったんだ…♡」

「ああいう子が増えればいいの…」



ボコッ…バコッ…


辰哉

「うっ…あっ…」

「いっ…たっ…」

「ごめんな。」

「てめぇには死んでもらわなきゃ行けねぇ。」

辰哉

「あぁ、そうなんだ…笑」

「じゃあ…」



お前にも死んでもらわきゃ…笑



「うるせぇ…!」


パァンッ…!

パァンッ…!


辰哉

「エイムが悪いねぇ…笑」

「くそがっ…!!」


ブォンッ…


ブチッ…


辰哉

「おぉ…笑」

「綺麗な蹴りじゃん…笑」

「避けんじゃねぇ…!」


ボコッ…


パァンッ…


辰哉

「うっ…!」


連の打った弾が辰哉の肩に当たった。


辰哉

「あはっ…笑」

「当たっちゃったみたい…笑」

「まぁ、このぐらいじゃ死なねぇよなぁ。」

辰哉

「そりゃ…そうでしょ…」

「はぁ…」

「めんどくさ…」


パァンッ…!

パァンッ…!


辰哉

「ぐっ…!」

「あっれ〜?腹に当たっちゃったみたい笑」

辰哉

「あぁ…!」


ザコ

「あれ、ボスだいじょぶか…?」

ザコ

「ダメだね。」

ザコ

「えっ…!?」

ザコ

「いつでも、失血死してもいいはずだ。」



辰哉

「あぁ…やばい…かも….」

「あれ?俺、怪我してないんだけど?」

辰哉

「ははっ、余裕そうだね…」

「すごいなぁ…」

「でも、俺は諦めな… 」

ガチャンッ…!!


「あぁ、死んだかな?」

「よし…これで…」



亮平のとこに行けるかな…


「帰ろ…」



バァンッ…!!


「はっ…!!」


蓮は後ろから、心臓の近くを打たれた。


辰哉

「ははっ、これで向こうでも戦えるね…」


「あ…がっ…」


ドンッ…

バタッ…


「りょぉ…へっ…」

「助けて…あげられ…なくて…」

「はっ…ごめん…」

「ねっ…」



蓮はその言葉を残し、亮平のとこへと

旅立った。










好きな人のため。

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