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人外パーティーの国破壊計画！！

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人外パーティーの国破壊計画！！

第2話 - 第2話始まり

20

2025年01月05日

#人外

#冒険ファンタジー

#冒険

#一次創作

ゆいか！🥀💞❄@低浮上

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20

ゆいか！🥀💞❄@低浮上

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2話「始まり」

「灰色の髪、青い瞳、そして頬の傷…！」

「貴方、フェルさんですよね！人狼の！！」

女はとても興奮しているようだった。

「…あぁ」

「〜〜！！やっと見つけました……！」

「…………は？」

「まずここから出ますよ。今から逃走経路を説明するので、しっかり聞いてください。あ、まずは縄を首から外さないとですね」

そう言って女は縄を外したあと、地図を取り出す。この場所の見取り図のようだ。いや、今はそれよりも。

「あんた、誰だ」

「ん？」

目を開いてこちらを見る。

白色の髪をしたポニーテールの女。瞳は紫。身長は俺より少し低い。人間では無い。俺と、”同じ雰囲気”がする。

「あぁ、話していませんでしたね。こんにちは、フェル。私はアリス。貴方と同じ、人外です」

人外

それはこの世界に居る人間では無い者たちのこと。人外は人間から酷い差別を受ける。フェルが居た牢屋も人外専用で他よりも頑丈に作られている。ついでにほかより汚い。人外と言うだけでこんなにも人生はハードモードになる。難しいものだ。

「お前は……魔女か？」

「はい。そうです」

アリスはこくりと頷く。

魔女

それは人外の中で最も恐れられているものと言っても過言では無い。彼女の怒りを買えば街一つ、簡単に壊されてしまうだろう。故に討伐隊も魔女には出してはいけない。フェルは人狼。身体能力が人間より強い、嗅覚や聴覚が優れている、満月の光に当たると理性が無くなる、それ以外はほぼ人間と同じである。

「話を戻して、直ぐに逃げましょう。こんなに大きな音を出したんです。直ぐに警官が駆けつけてくる。逃走経路はここを真っ直ぐ行くと少し広いところに出ます。そこに行きますよ」

「……あぁ分かった」

実際の所、情報が多すぎてなんの理解もしていないのだが適当に答えといた。

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