「どうすれば、君とずっと居られたのかな」
⋯君を追いかけて⋯
これは、とある少女たちの夏のお話。 結(ゆい)『』愛結(あゆ)「」
「結〜!」
『あ、愛結!おはよ』
「おはよ!」
「ねね、〇〇先輩、やらかしたらしいよ…! 」
『え、やっぱり?どうりで』
「え、知ってたの?」
いつものように、くだらない話を繰り広げながら学校へ向かう。
私と結は幼馴染…ではないけれど、中学校からの親友だ。
mob「あ、ゆゆ、おはー」
ゆゆ『おはよ〜』
“ゆゆ”とは、私達二人のあだ名である。
名付け親の田中馬鹿(たなか うましか)曰く、「二人の名前ってさ、どっちも“ゆ”って入ってんじゃん?めっちゃよくね?俺天s 」だ、そう。
正直、結が居なければ学校に行く意味もないし、生きている意味もない。
それぐらい、結に依存してしまっている。それを、少し前に結に言ったら「マジ!?私もだよ!や〜ん恋人になっちゃう〜?」なんてことを言われた。私からしたら嬉しかったし、良かったんだけど、結はきっと冗談で言っているから本気にはできない。叶わない恋。
「結と離れたくなーい!」
『私も愛結と離れたくない!』
ゆゆ『離れたくなーい…』
mob「席が斜めに3つ離れてるだけじゃんw」
キーンコーンカーンコーン、キーンコー ンカーンコーン、k(
『愛結ー、屋上行こっ!』
「りー」
「ね、そのウインナー1個ちょーだい! 」
『おkー。だが!その代わりに卵焼きを1個くれるか!』
「いいよ!」
私達は屋上でお弁当を食べる。夏は日が当たって暑いからと人が来ないが、案外涼しい風が吹いていて、心地良い 。
「風を感じる…」
『なに言ってんのw』
「帰りたくない…」
『マジでそれ。どうする?今日泊まる?』
「え!いいの!?」
『うん、そっちの親が良ければ』
「ちょっと待ってよ……いけるって!」
『よし、じゃ待ってるからね』
「うん!すぐ行く!」
こうやって、時々泊まったりもする。
どちらの親も仲が良く、出会いも親経緯だ。
楽しくて、でも、全然飽きない。そんな毎日を過ごしていた 。
その時、急に連絡が来た。
「(結からかな)…!」
そこには
夢愛 〉ちょっと来い。
よく人をいじめるで有名な夢愛(ゆめあ)から来た連絡があった 。
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