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「…こんなの……ッ」
「おかしいよ…w…ッ」
笑うように泣いて、心の中はもう花奏ちゃんしか考えられなかった
書いた記憶が無いからこその困惑
ぐちゃぐちゃで、醜い時間だけが経った
あたりの点灯はもう消え、提灯の明かりも薄らと消えていった
屋台の片付けの音が鳴り響き、
楽しかったね!と、笑い話をする家族や恋人たちが下駄の音を鳴り響かせ帰っていく
私も本当はあんな風に…
「…帰ろ…」
涙でくしゃくしゃになった2枚の花火チケットを握りしめた
「ただい…ま、…ッ…花奏ちゃ…っ」
『ぅぐッ…ひッ…ぅ゛…グスッ』
『どうしてッ…ぇ…っ私だ…ッ…け、…ぇグスッ』
「っ…!…」
「ごめん…ね」
ガチャッ……
(あ〜…夏の夜って寒い時もあるんだなぁ)
(…んまぁ私の体温が冷えてるだけか)
…ガチャッ……キィイ…ッ
「…ただいま。」
「この家も久々だなぁ…」
「借金取りなんかに追われてなかったら、この家でずっと…」
本当の家に帰ると、所々ホコリが溜まってたり虫がいたり、錆びてたり汚いけど、謎の安心感というものがあって、少し心地よい
ボフッ……
「んばッ?!けッ…ほ けっほ、」
「ホコリえっぐい…」
「…でも、懐かしいなぁ」
「…パチッ…パチッ…………ん…っ、…zzZ」
「…ここも安定だな」
「あれ、でも匿名居ない?」
「…おーい!匿名ー!!」
シーーーーーーンッ……
「…仕方ない、少し歩き回るか」
「歩き回ってもいいですかー」
「イイデスヨーッ(裏声)」
「よし、行こう」
タッ……タッ…タッ………ッ
「うーわ、広いなぁ…」
「てか…部屋?というか…機会が凄い」
「でも全部似たようなやつばっか」
「ん?画面ついてる…」
「なんだなんだ〜…?」
[○○ちゃん!一緒に遊ぼ!]
[いいよー!!!]
「…楽しそ」
「てかなんだろこれ」
「NLかぁ。…ギリ行けるな。このカプは」
「じゃなくて、とりあえず匿名探さないと…」
「だいぶ歩いたのに居ないんだが」
「…!」
「匿名!」
【!…遥乃…】
「お前いつものとこで待ってないのかよ…」
【あぁ…ごめん、説明も兼ねたかったからこっちに居た】
「説明?」
【うん、】
【…そっちの世界でさ、小説に書いてないことが怒らなかった?】
「…起こった。」
【だよね…】
【実はそれ…バグなんだ】
「バグ?」
【この機会のバグなんだけど…】
「あ、さっき見たやつ」
【これは各匿名が遥乃とか、契約者を見守るための装置】
【メモリアル。】
「ふーん…」
(てことはさっきのあれも…)
(そういう事ね……)
【この装置を使えば、契約者が今どんなことをしているのか、ルール違反をしていないかとかが見れるの】
「あ、だから毎回ルール違反バレてたの?」
【そうそう】
「この世界ではバレなきゃ犯罪じゃないが通じないのか…」
【………(呆れた目)】
「え、やめてその目」
【…んまぁ話戻るけど】
【メモリアルは契約者の世界を操ってるわけでもあるの】
「…どゆこと?」
【つまり遥乃のいる世界はメモリアルが作り上げた世界なの】
「なるほど?」
【メモリアルにバグが起きたら、そっちの世界線に大きな被害が出るの】
【大きくわけて3つ】
【世界が強制シャットダウンされる】
【書いていない事が起こる】
【重要人物が何か被害に陥る】
【この3つ、幸いまだ軽めの2つ目に当たったんだけどね】
「……あれが軽め、なんだ」
【遥乃が書いてるのはかなり重めのストーリーだからこのくらいは軽めに入るんだと思う】
【一応運営に助けて貰って、大きな被害が出ることは逃れられたから…】
【…でも、僕が席を外したばっかりに起こったバグなの…。】
【本当に…ごめんなさい】
「…いいよ」
「ゲームみたいなもんじゃん」
「音ゲーとかだって急にバグるし、そんなのいちいち予想できないよ」
「大きな被害が出るのを抑えてくれてありがとうね、匿名」
【…うん、どういたしまして】
「でも…今後どうしたらいいかな?」
「花奏ちゃんかなり参っちゃってるみたいで…」
【僕もそこら辺に関しては深くかかわれない…】
【だから遥乃が自分でどうにかするしかない】
「…え、私?」
「でもそれってルール違反なんじゃ…」
【今回は仕方ないの!】
【僕がペナルティ受けるから…何とかして】
「なんか気に食わないけど…」
「わかった、頑張ってみる」
「…あと、ひとつ聞いていい?」
【なに?】
「花奏ちゃんの命日って…いつ?」
【作中の?】
「うん」
【…それは…教えられない】
【掟破りになる…から】
「そっか、…」
「ありがと」
「頑張るね」
【…!うん。頑張れ】
【…別にそんな掟ないけどね】
【バグのせいで大幅にストーリーが変わったから…予想できないだけだよ】
【作中の中ではあと5ヶ月】
【…今は、…どうかな】
【……運営ってこんなのもわかるのかなぁ】
【聞くだけ聞くかぁ…】
コンコンッ……ガチャッ
運営2【!匿名くーん!大丈夫だった?】
【あつい…離れて…】
【とりあえず大丈夫だったから…】
運営2【よかったぁあ〜!ギュゥウウウ】
【苦しぃ゛ッ】
運営【ほーらー離れろー】
運営3【そーだそーだ】
運営2【くりーむそーだー】
運営&運営3【やかましい!】
運営2【えぇ……?】
【あ、…】
【あのさ】
運営3【ん?どうした?】
【…バグで想定できなくなった重要人物の命日って…わかる?】
運営【と言うと?】
【遥乃が花奏の命日を聞いてきた】
運営2【あ〜…】
運営2【んまぁあれだけになったらいつ死ぬか分からないもんね…】
【…予想でもいいから、…出来る?】
運営【出来なくもないけどなぁ…】
運営【やってみるか?】
【うん】
運営【おけ、みっちゃーん出番ですよー】
運営2【ふぁいとーみっちゃーん】
運営3【お前らにその呼ばれ方されるとなんかうぜぇ…】
運営3【…んで、作中の中での命日は?】
【あと5ヶ月後】
運営【現状説明してくれピ太郎】
運営2【花火のチケットを遥乃ちゃんが買ってる時に事件は起こって〜】
運営2【花奏ちゃんはいじめっ子3人に山奥に連れてかれて、鉄パイプとかで腹部、足、その他諸々殴られて吐血】
運営2【色んなところから出血しててもう気絶寸前だったぽいところを遥乃ちゃんが駆けつけた】
運営2【来てなかったら刺されてたかな】
運営2【精神的ダメージをかなり負った花奏ちゃんは遥乃ちゃんも信じられなくなって、花奏ちゃんは1人で出血したところを抑えながら家に帰った】
運営2【その後応急処置をして、涙が急に込み上げてきて泣き出し、遥乃ちゃんが一時帰宅】
運営2【泣いている花奏ちゃんの声を聞いた遥乃ちゃんは耐えられなくなり元の家に帰宅し睡眠】
運営2【花奏ちゃんは泣きすぎた衝撃で腹部の出血が悪化】
運営2【少し傷口が開いただけだったけど、元々気絶寸前で耐えていたためその衝撃で気絶】
運営2【って所までしか分からないかな】
運営3【十分】
【凄いねピ太郎】
運営2【でしょぉ?】
運営【さすがさすがー(棒)】
運営2【嬉しくないな】
運営3【んまぁ今の話を聞く限り……】
【うわ、凄いノートに書き込んでる】
運営【びっしりだな】
運営2【字も綺麗だ】
運営3【……話聞けよ】
【あ、うん】
運営3【んまぁ聞く限りの予想…】
運営3【1週間経つか経たないかじゃないか?】
【…ぇッ】
運営3【まだ何があるか分からないから完璧な予想だけどな】
【…遥乃に…伝えた方がいい、?】
運営【伝えない方がいいんじゃない?】
運営2【うん、逆効果だと思う】
【そっ……か、】
運営3【匿名、あとは見守るだけだ】
運営3【契約者のサポート、見張りをするのが匿名の役目だろ?】
【うん…。】
運営3【契約者のこと、信じてやれ】
運営2【そーだよ!匿名くんはよく頑張った!】
【ありがと、ピ太郎】
運営3【ん?俺は?】
【あ、ありがとうみーちゃん(適当)】
運営【扱い方慣れてきたな】
運営2【よっ!めでたいね!】
運営3【めでたくない…。】
【…頑張れ、】
【遥乃。】
わっはぁーーー9話終わりーん!
えっと今回は没です
いやだって話のつなげ方ムズいんだモンッ
書いたの自分だけどさ()
てか正直な話この連載面白いんか?
面白い要素…っていうか好こ?
みんな好こってんのかなぁ…(?)
ちょ、もうちょい上手く繋げるように次回は努力するわ(そうして)
とりあえずここまで見てくれてありがとう!
おつにだんごー!!!