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突然の事すぎて、否、突然じゃなくても驚くだろう。何せ地獄行きの罪が ” 我々の心を奪った ” だなんて、驚かない人はさぞかし肝が座っている人しかいないだろう。
驚きのあまり声すら出ない。ただ呆然と彼等を見つめるだけ。
それから これからどうなる とか言われてたけど、内容はやっぱり頭に入っておらず、何も知らないまま彼らについて行くはめに
ついて行くと、辿り着いた場所は、
本当に地獄そのものだった。
辺りには地獄で散々罪を償ったであろう人達が沢山、きっともう死んでいるのだろう。
その辺に死体と血が、
鉄のような臭い匂いは鼻につんと着いて、吐き気を催した。気持ち悪い。自分もこうなるのだろう、そう思ったら胃液だけが首元をつたり、出る寸前まで来たが必死に飲み込んだ。
気持ち悪い。ただそれだけでぼーっとしていると、後ろから、
熱した縄状の鉄を体に巻き付けられた。
ちなみに服は無く、裸で、素肌で、
それはもう、痛かった、では済まなく
” 苦しかった ”
熱くて痛い、苦しい、開放されたい。
きっとこれは序盤なんだろう。そう思うと
これからどうなるのか、更に恐怖に陥った
夢『 ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ” ッ !!!(泣 』
何もしてないじゃないか。
殺生も窃盗も、ただ生きていただけじゃないか。
それなのに何故こんな目に会わなくては行けないのだ。
助けを求めるが如く地獄の住民らしき人達に目をやる。
彼らの目は、何か愛おしいものを見る目で狂っていた。
仮に彼らが私に心を奪われたのなら、助けるのが普通だろう。何故助けない。こっちは苦しいのに。そればかりか何故嬉しそうにしているんだ。
熱い苦しい、助けて。
泣き叫ぶこと数時間。やっと終わった。
これが毎日、しかもまだまだあるのか そう思うと
絶望しかない。終わったあとも残った痛みで泣いていると冷たい物が肌に感じた。
でもそれは逆効果でさらに痛くなる。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
苦しい。
つめたく痛い場所を見れば大きな氷があった
冷たさの正体は氷だった。
夢『 ゃ ”だ 、ッ痛い ぃ !(泣 』
” 嫌だ ” と言うと冷たいのは無くなる。
それとは別に暖かみを感じる。痛くない。この暖かさは痛くない。そう思っていると段々痛みが引いていく。これは何なんだろう
後ろの緑のパーカーの彼に目をやると彼は興奮した様子だった。
終始無言で。その無言を引き裂いたのは緑パーカーだった
緑の彼『 … 話聞いてなかったんか ? 』
と聞かれたので こくり と 頷き
夢『 ぁ , 頭に入って、こなく、て 』
何となく作った笑顔はぎこちなく、引きつっていた。
夢『 ぁ … , 緑 、 パーカーさん 。
教えてくれない 、かな 。』
先程まで痛みで散々泣き叫んでいたというのは嘘かのように言葉は出るし警戒もしていない。何故だろう
緑の彼『 ” ゾム ” や 。 俺の名前。 』
ゾム『 説明するからよぉ聞いとけよ 。 』
夢『 ゾム 、 さん 。分か、 た 。 』
ゾム『 ゾム でええぞ 。 』
夢『 ゾム …? 』
ゾム『 … ヨッシャ 』
と小さく聞こえ、 可愛いな 斗思ったが先程の出来事を思い出すと矢張り可愛くないと思ってしまった。
これからどうなるんだろうか。
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