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12月24日 PM14時 王都
馬車は王都に到着し、俺は兵士数名に剣を向けられて正門をくぐる
ダグ「お、来たな。イカレ探偵」
城の前には騎士団のダグ、クリスが待っていた
クリス「あとはこちらが引き継ぐ、兵士たちは警備に戻れ」
悠「あ?」
バシッ!ぐぎぎぎぎ…
ダグは俺の腕を拘束する
悠「いてえええええ!なにすんだコラァ!」
ダグ「わりいなぁ探偵、こっちも人命がかかってる、お前みたいな家畜は絶好の駒なんだよ」
悠「…はぁ?俺が家畜なら…てめぇも家畜なんじゃねぇのか?あ?」
ダグ「…」
悠「他のみんなとは違う、その丸い耳が物語ってるぜ。俺とお前は同類だよなぁ」
バキッ!!!
悠「ぎゃああああ!!」
ダグは俺の右腕を軽くへし折った
俺は崩れ落ち、倒れた
ダグは俺の前髪を掴み上げた
ダグ「おい、クズ野郎。いいか?二度と俺を人間と言うな」
悠「あはは、考えといてやるよ人間」
ダグは拳を上げた
クライス「いい加減にしろ!早くそいつを王室にもってこい!」
キレたクライスが正門に出てきた
ぞろぞろと騎士団と俺が王室へ向かい、歩いた
クライス「もうすぐここに子供を連れたティードがやってくる」
悠「交換ってわけか」
クリス「そういうことだ」
王室に入ると大きな食卓テーブルが続いていた
コツコツ
使用人がワインのボトルを持って、グラスに注いだ
ゴゴゴ
俺たちは椅子に座って、ティードを待つ
ドゴーン!!
ティード「邪魔するぜ」
子供二人をロープで拘束したティードが王室の扉をぶち抜いて入ってきた
ガルル「お、お父さん…」
兄妹揃って、ボロボロだった
クライス「ティード!!!この探偵をやる!さっさと子供たちを解放しろ!」
ティード「まぁまて、俺は腹が減ってる」
ゴゴ
ティードは子供たちの拘束を解き、椅子に座った
ガルル「お父さーん!!!」
サナ「パパー!!」
ガルルとサナはクライスの元へ走った
クライス「ガルル!サナ!!」
二人をぎゅっと抱きしめ、俺をティードに差し出した
ティードの席に人肉の料理がやってきた
ティード「お、きたな!」
それをぐしゃぐしゃと貪るティード
くそ、このまま海賊どもに捕まるのか…!?
すると、すたすたとゴツゴツとした男が歩いてきた
ガーゴン「お迎えに上がりました。船長」
ティード「探偵を連れていけ」
ガーゴン「はい」
ガーゴン「ですが、そうはいきませんよ」
ティード「なに?」
ドーン!!!
ガーゴンはティードに岩を生成し、ぶつけた
ティード「ぐおおおああ!!」
机ごと吹っ飛んだティード
ティード「貴様、裏切ったな、ガーゴン」
クライス達は剣を抜き、俺の前に立った
クライス「そういうことだ、残念だったな船長さん」
クライス「この探偵の力はお前に引き渡すわけにはいかん」
ガーゴン「悪く思わないでくれよ、船長」
クライス「ダイス、奴をぶちのめせ」
天井に目のついたサイコロが現れた
ビー!!
ビームがティードの付近を一掃した