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まずは一階にやってきた。
くつばこがたくさんあった。
一つずつ中を見てみる。
紙がある。
『後ろを見るな』
そう書かれていた。
そういえば後ろから気配がする。
誰かいるのだろう。
もう一つ紙があった。
『バックデビル。
ターゲットの背後に回り込み、ターゲットが後ろを向いた瞬間に食らう化け物。
ただ自分を見られるのが嫌いで後ろを見ない限り襲われない。』
おそらく私の後ろにいるのはバックデビルと言う化け物…
後ろを見ないでおこう。
ある部屋に来た。オフィスのようだった。
タンスから物音が聞こえる。
閉じ込められているのか な?
開けよう…
待って…このまま開けたら中に入っている子がバックデビルを見てしまう。
そうしたら…
まだ開けられない。
何か弱点は無いのかな?
見られるのが嫌なら、自分を見るのも嫌なのでは?
ちょうど希咲ちゃんから貰った鏡があ った。
これで…
「えい!」
後ろから叫び声が聞こえてきた。
「グギャァァァァァ!! 」
聞いてるみたい…
叫び声が聞こえなくなった。
もう…大丈夫だよね…?
気配も感じない。勇気を振り絞って振り返った。
何もない。よかった、倒せた。
タンスを開けた。
「千ちゃん!!」
千ちゃんは口を塞がれている。
「ありがとう無子」
無事みたい。
次も急がないと…