第15話「アヤしげな誘導」
「ごちそうさん。よし、行くか」
……俺は、あれから30分近く、メシを食べながら喋り続けていたわけなんだが。
結局菜緒美センパイは、聞いてるのか聞いてないのかわからんないくらい夢中でメシを食っていた。
相槌すらしないで。
一体、なんのために俺にリコの話をさせたんだよ!
「よし、腹ごしらえも済んだし、次はそうだな……ゲーセンだな」
――と言うので、ファミレスから数分歩いたところにあるゲームセンターまで来た。
もう知らん。
ここで夕飯を食べるとこの流れになることが多い。
カラオケ、ボウリング、バッティングセンターもあるから、その中のどれかになることもあるけど。
七階建てのビルの、三階までがゲーセンだ。
中に入ると、当然だけどゲームの大音量が入り混じってうるさい。
けど店の中は結構明るく、たむろしてそうなガラの悪そうな連中より、俺たちみたいな学*******
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